Nicotto Town


メルカッツ提督苺


最良の専制政治より最悪の民主政治の方がまし

これはとある有名な小説の主人公の言葉ですが、どうなんでしょう?

そもそも政治というのは『まつりごと』が語源でさらにお祭り、
特に雨乞いの儀式が起源です。

そのうち小さな集落が村にまとまり巫女たちが集まって『長』を決め
神秘性を醸し出すために巫女たちと村人の間に宣言役ができて
巫女たちは合議するなどして今の内閣みたいなものができました。

村が国に発達したのは経済の問題からで集落内の物々交換から
集落同士の物々交換になり、ここで収穫物の取り合いが始まりました。
利害関係の対立ですね。
これが村同士の闘争に発展し、戦闘専門のグループができ軍隊になるわけです。

軍隊の期限には諸説あり
一つは別の集落を襲って人肉を持ってくる団体。
二つには農閑期と収穫・植え付けの時期に襲われることを想定して
防衛の団体を準備したこと。
最後は、巫女の集団を警護する団体が規模を拡大し利害拡大に
働き始めたというもの。

この中で一番古くて確実性が強いのが1番です。

とにかく利害関係を争うために村同士が争い、疲弊してきたところに
別の村が襲ってきて規模を拡大して『征服民を奴隷』にして
食料や衣類・住居・開拓の効率化が計られ規模が拡大し
『国家』と言われるものができたわけです。

同じ小説で
『主体的意思を持った集団が社会を作るのであって国家は
必ずしも必要ではない』
とあります。
つまり『国家』というのは一種の道具なのです。

では民主共和制と専制性とどちらの制度が人民のためなのか?
専制性は民衆の意志によって選ばれない為政者の独裁です。
もし利害に走れば民衆はゴミのように戦争に駆り出されたり
大規模なモニュメントを民衆の意思にかかわらず作らされます。
しかし、もし民衆に対し公正な税制と公正な裁判を実施し
生活保護のためにドラスティックな政治改革を行えるのも事実です。
しかし、得てしてこういう国家は言論統制や情報統制を行います。
今の中国と北朝鮮がそうです。
しかも民衆から搾り取る政策に走ってます。

片や民主共和制の弱点は政治改革に時間がかかるということと
選挙に参加する人民が少なければ本来の機能を発揮しないことです。
民主共和制で一番心がけないことは
『次の世代にどんな社会をバトンしたいか』
ということです。
『自分には関係ないから投票しない』とか
『もう先がないから今更どうでもいい』という考えは
民主共和制の敵なのです。

とは言え、民主共和制の弊害は孔子も唱えてましたし、実のところ
アメリカも建国時代に反対した閣僚がいました。

政治は雨乞いの時代と異なり人類が滅亡するまで延々と流れ続ける
切り離せないものです。

『最悪の民主政治の帰結するところが専制政治』
とも同じ小説で出てくるセリフです。
今の日本はまさにそんな状態になりつつあるようで非常に
危惧の念を抱いています。

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2015/10/09 10:13
おはようですぅ。

私は我が国の将来にはそれ程危機感を抱いていません。
ただ、世界的に格差や二極分化は更に進むと思います。

国家の起源は近世のヨーロッパにおける国王と商人との契約にあるという説があります。
それ以前の国というものはあくまで単なる領土や地域であり、国家意識のようなものはなかったと思われます。

また、初期のローマ皇帝は広大な領土を効率的に統治するため、市民から一時的に独裁権を委ねられただけの存在で、能力がないと直ぐに罷免されたそうです。

おっしゃるとおり、国家は単なる道具で、国民と利害が一致していれば問題ないですが、先の大戦のように、国のために死ぬことが当然とされるのは正に本末顚倒ですね。

歴史に学ぶことは大切ですね。
私も高校時代の歴史の教科書を今でも手許に置いていますが、ほとんど読み返す機会がないので、もう一度勉強し直そうと思っています。

かの小説で、ある人物が未来の恐怖を理由に現在暴力を行うべきではなく、名君が善政を行っている間は潜伏して、将来暴君が出現した時に備えるべきという内容を語っていたと思います。
私もそうあるべきと思います。
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2015/10/08 07:50
最後のセリフ、なるほど~ですネ(・ω・
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2015/10/08 00:13
おぉ~
メルカッツ先生の お勉強タイムブログが 復活して 嬉しいです♪

どちらにも メリット・デメリットが ありますが
やっぱり 中国・北朝鮮を 見ていると
つくづく あの国に生まれなくて 良かったと思っちゃいます。^^;


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2015/10/07 23:33
同感です。社会の難題をスムーズに解決するのに適しているのは専制国家の方がいいのかもしれません。ただ、その独裁者が国民などの民意と同一であればいいのですが、そうでないことは歴史が証明しております。ヒットラー、ナポレオン、ムッソリーニ、スターリン、チャウセスク、金日成親子、毛沢東など、個人の自由と権利からは程遠い政治をしたため、社会主義も共産主義の国民は豊に生活しているとはいいがたい。市場のみ資本主義を導入しないとやっていけない。まあ、たしかに民主主義だから全員が豊というわけでもない。でも、ただ一ついいことは社会や政治に対して不平不満が言える、憲法上、個人の自由と権利は保障されているということですね。
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2015/10/07 23:04
なんおご本でしょ、その小説はウィニー・チャーチルから引っ張っているんですよwww




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