旅行 14日目 洛陽・中国
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2015/11/11 08:36:54
仁木英之の「海遊記」という本に、義浄という人が出てきます。
国が違うとお寺の作法も違うのは、玄奘(三蔵法師)が持ち帰った経典の翻訳がまちまちだからだと思い、長安(今の西安)の大雁塔に収められているインドの経典を見ようとしますが高僧でないと見せてくれないといわれたので、自ら海路で経典を取りに行きます。
持ち帰った経典は、長安の小雁塔という建物に収められています。
一昨日は小雁塔を、今日は大雁塔を見てきました。
それぞれ経典を翻訳する場所だと思っていましたが、なぜか塔だけでした。
しかも、大雁塔は建物が少し傾いているし...
宿から大雁塔に行く時もそうでしたが、駅に行く時も、宿のオーナーがバス停まで案内してくれました。
それぞれ乗るバス停が異なっていました。
とても親切なオーナーさんでした。
夕方発の北京行きの汽車に乗ります。
友人は北京へ、私は洛陽に行きます。
今回も乗ったときはほぼ満席です。
一つとなりのおじいさんが、胸に戦争の時の勲章をつけていたらしく、みんながおじいさんからいろんな話を興味深そうに聞いていました。
夜、方便飯という、ホッカイロのようなものに水をかけてご飯を炊いて作るお弁当を食べました。
作っている最中に湯気がしゅんしゅんと立ちますが、車掌さんが通りかかってそれを見て何か言ってます。
向かいの若い男の子に通訳アプリで何と言っているか聞いたところ、「列車の温度が高いのはあなたたちが原因だ」と冗談を言っていたそうです。
そのあと、日本から来たということで話が盛り上がりました。英語のできる人はまたもや誰もいないので、筆談と翻訳アプリでの会話でした。
夜の10時半に洛陽着。
駅を出ると、客引きが沢山います。
駅員のような制服を着て、「服務員」という身分証を見せてくれた女性が、私にホテルを紹介しようとします。
タクシーで行くつもりでしたが、今度はたくさん待っているタクシーが30元(600円)くらいの値段を言ってきます。
結局流しのタクシーを捕まえて、メーターを使って支払いました。
10元(200円)でした。
周り中の人の注目を浴びていました。
方便飯を食べていて、それは日本語で何というのかというところから会話が始まりました。
日本にも同じようなものがあると思っていたようですが、これは中国オリジナルなようです。
いろいろ楽しそうだなぁ中国。