母親の解答
- カテゴリ:日記
- 2015/11/26 23:56:00
『なんで働きたいの?』っていう答えが見つからないと母親に言うと
決まって『お金のため』と返ってきます。
まぁ、父親・母親の世代は日本経済は敗戦直後の経済混乱期で
父親は戦時中学徒動員で5年生中学時代に昼間は高射砲の砲身削りで
夜に勉強。
5年間の就学期間も3年に縮められ、いざ召集となった折に敗戦。
直後に沖電気に入ったそうなのですが、敗戦不況で若い者から解雇に。
理由は
『年配者はここでしか働いていないから潰しが効かないが、若い者なら吸収力もあるからどこででも働けるだろう』
というわけです。一見若い芽を摘むようですが、応用力のある若いうちなら
というのは、実に温情ある決定です。
日航や今の企業みたいに『年配者を放り出す』のは
『首吊りの足を引っ張る』行為に等しいです。
で、父親ですが沖電気を解雇されてから仲間3人で手製のラジオを
作って売っていたそうです。
そのうち仲間の1人が結核にかかり有り金はたいて故郷の長野に送った
そうです。
その後、コネで今の東京メトロに入ったのですが、やはり休みがちだったそうです。不規則な勤務の割り当て・国鉄の払下げた電車で雨が吹き込む運転席・暖房設備の無い車内で冬の無暖房運転。
こんな状態で体を壊し、退職。
で、母親がパートに出たのですがこれもお金のため。
母親も高校時代は夜間で昼間は出版会社で事務をしていたそうです。
父親はもういませんし、両親ともに仕事を選べる時代ではありませんでしたから現在とは比較できません。
とは言え『なんで?』と言う問いかけに母親はいつも『お金』と言います。
正直きついです。
お金の為だけなら仕事なんて何でもいいし身体壊したって
捨てられるだけ。
そういわれている感じでとても嫌です。
『仕事とは仕える事』
と、教えていただきました。有難い言葉です;;
ということは『なんで仕えたいのか?』にもつながってくるのでしょうか?
お金に支配はされたくないですね。
できれば、自分が楽しく打ち込めるなにかで、お金を、いや、生活費を稼げればいいですね。
自分の技術とか知識の提供で
その働いた事への報酬が お金。。。と 思えるとイイですネ♪
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