前回、世界を救う勇者…もといおっさん御一行が誕生しました。
お互いの姿を見て、ひとしきり笑った直後、目の前に現れたるわ
藁葺き屋根の小屋。
今回は、この小屋に関する一幕。


Imo「家があるゾ」

私、Abo「ホンマや」

藁ブロックで屋根が作られた木造の小屋を発見。
その隣には小さなコットン畑がある。
各々の武器を構え、突入の構えを取る3人。
準備が出来たことを確認し、Imoが扉に手をかける。

Imo「乗り込めー！」

私、Abo「ｲﾔｰｯ!! ﾊｧｰｯ!!」

剣を振り、魔法の杖を光らせ、コットンを採集と、
三者三様の気合を滾らせ突入したが誰も居ない。

Imo、Abo「誰も居ないンゴ」
私「コットンあったンゴ」

小屋の中を物色し始めた2人はすぐに作業台を見つけた。
ここでアイテムを作れるらしい。
画面左にチュートリアルで服を作れと表示されている。
隣のコットン畑は、この為にあったようだ。
早速、各々の服を作り始める。

私「ぉ、上着だけやんけ。パンツ丸見えでさっきよりｱﾌﾞﾅｲ…」
Abo「まだパンツと似た色なだけマシ…ワシなんか完全にアウトや」
Imo「防御力上がったンゴ。スライム殴りに行くンゴ(パンツ一丁でダッシュ)」

装備品は装備しないと意味が無いとは、ドラクエの時代から続くお約束。
Imoはそのことすら忘れ飛び出して行った。
…面白いのでそのままにしておき、私とAboは小屋の解体を決定する。
まずは資材を集め、もっと広い家を作ることにしたのだ。
屋根から順に解体し始め、とうとう壁の取り壊しに掛かった頃に
遠くからImoの叫びが聞こえる。

Imo「スライム強過ぎィ! こうなったら知性ある戦いというものを
      見せてやる! …みんなー、来てくれー!!」

…面白いのでそのままにしておき、小屋の解体を進める私とAbo。
程なくして小屋は跡形もなく消え去り、バッグの中に資材として収まった。
そういえば、Imoはどうなったのだろうか?
そう思いImoが走り去った方向に見え向けた矢先、
背後にImoが突如として現れた。

どうやらモンスターにやられて復活したらしい。
だが、そんな事は些細なことだと自信あり気にこう言い放った。

Imo「遺跡の入り口を発見した!」

パンツ一丁のおっさんの一言により、次の行き先が決定した。