逃げたこと
- カテゴリ：日記
- 2016/03/17 23:46:22
とある方に助言だなんて大層な事を言った手前、
これぐらいは書いておこうかなと。
小学校1年生の頃に起こした、とある事件を切っ掛けに、
女の子相手に暴力を振るう最低な男として6年弱過ごした私も、
中学校進学を機に女子からの風当たりが少しはマシな生活を
手に入れました。
そんな生活を手にして直ぐの頃、落とした消しゴムを拾うだなんて、
漫画みたいな切っ掛けで親しくなった女の子が1人。
当時チビだった私よりも背が高く、細身で美人な方に、「優しい」と
面と向かって言われた訳ですから、そりゃあもう舞い上がりました。
女の子にこんな事を言われる日が来るなんてと、正直嬉し泣きも。
そんな情けない姿を晒しても尚、側に居てくれたあの方をKさんと
この場ではお呼びしましょうかね。
そんなKさんと親しくなって3ヶ月もしない内に、私の人生で初となる
俗にデートと言われるイベントが発生することになりました。
他ならぬKさんからのお誘いに、私の二つ返事で約束が結ばれ、
あっという間にデート当日の日曜日。
待ち合わせの場所にやって来たKさんは、そりゃもう可愛らしくて…
今日こそは告白するぞと、密かに決意したものです。
しかし、そんな決意も消え去る出来事は、その数分後に起こりました。
同級生の不良グループの十数人と出くわしたのです。
当然、無視などしてくれません。
その中のリーダー格の3人が、チビで弱っちい私にKさんは相応しくないと
怒鳴り散らしながら囲み、胸ぐらを掴んできたのです。
その脇では、小学生での私の扱いを知る人が、私の起こした事を得意げに
Kさんに披露しました。
きっと暴力を振るわれる…流石のKさんも今度こそ無様な私に幻滅するだろう…と、
怖くて、惨めで…どうしようもなくなった私は、3人の腕を振り払いながら逃げたのです。
そして翌日、怖がりながらも登校した私は、ひとしきり不良グループの連中に罵られ、
蔑まれ、嘲笑われ。
その騒ぎから内容を察した女子は、女の子を見捨てて最低な奴と、私を非難するか、
はたまた無視するか…
そして、事の真っ只中にいるKさんは、不良グループから私の情けなさを語られ、
自分たちに鞍替えしないかと問われていました。
不良たちに追われ、女子に陰口を叩かれ、Kさんとも言葉を交わすことがなくなり…
数日が経ったある日、不良たちから私を庇った友人が怪我をしました。
そして、この出来事が、私の中にある大きな引き金に触れたのです。
その日の放課後、私は不良たちに真っ向から喧嘩を売りました。
私が責められるのは仕方のない事ですが、そのせいで周りの人まで
被害を受けるのは我慢ならなかったのです。
その気持ちと、一度は逃げた多勢の相手に歯向かった根性が功を奏し、
呆気にとられる程すぐに、不良たちは私のことを認めてくれました。
普通の同級生として接するのも、そう時間は掛からないほど。
しかし、女子からの私の評価は覆ることはありませんでした。
私から隔離するようにKさんと私の間に立ちはだかる女子達。
女子から嫌われるのは慣れてましたから、それはまだ耐えました。
でも、Kさんとは元の関係には戻れない…この事実が深々と心を抉りました。
私は、復縁を諦めました。
しかし、これで終わっては面白く無いという事でしょうかね。
それから少し経ったある日の放課後、偶然にもKさんと二人きりになる機会が
生まれ、ゆっくり話をしたいと持ちかけられたのです。
どれ程酷い事を言われるだろうかと、暗澹たる心持ちで待つ私に掛けられた言葉は…
「ハユハくん、ごめんね。辛かったよね。守ってあげられなくてごめんね。
私の友達がハユハくんにキツいことを言ってるのも、私が何とかするから。
私は、優しいハユハくんを好きだから…付き合って下さい。」
私は…これを聞いて動けなくなりました。
嬉しい…? 間違いなく嬉しいはずなんです。
元の関係に戻るのは、ずっと望んでいた事ですよ?
でも、私はただ守ってあげる対象なんだと実感出来て…
惨めで…自分の弱さに腸が煮えくるようで…
真っ直ぐに向けられた好意が、自分の弱さを見通してくるようで…
私は、Kさんに相応しくないと思ったんです。
重要な時に何も出来なかった弱い私が、大好きな人の隣に居られる訳もないと。
Kさんの気持ちは疎か、自分の弱さを認めることすら出来ず、私は逃げました。
自分を責めて、己の弱さを恨むことで目を逸らし…再びKさんを傷付けたと
気付いた時には、何もかも終わった後です。
声を掛けることも、目を合わすことも、謝ることさえ許されない。
本当の意味で、大好きな人の隣に立つべきでない人間になったのだと痛感しました。
そして、深い後悔の中、私はとある決意をしました。
誰かを助けると決めたら、全力を以って助ける。
優しいと言ってくれた、あの日のKさんの恩に報いるために。
救われても良いのだと、自分で自分を認められるように。
弱い自分への復讐のために。
いつの日か、私のことを好きだと言ってくれる人が現れた時に、その隣で
胸を張って立つために。
あれから、今年の夏で12年が経ちます。
Kさんとは、中学を卒業してから一度も会ったことがありません。
風のうわさでは、良い人を見付けて幸せになったそうです。
私は、好きな人が出来る度に、現実に打ちのめされ、膝を付いた心に
フィニッシュブロウめいた一撃を貰ってばかりです。
今の私は胸を張るどころか、何度も叩きのめされ立つのもやっとな有様ですが、
意地を支えにしぶとく何とか頑張ってます。
次こそは逃げずに、真剣に相手の気持ちと向き合える男に成るために。
こんな長文をここまで読んで下さった方の中で、誰か好きな人が居るという方は、
私を反面教師にここぞという時は勇気を振り絞って下さいね o(｀ω´)o
初めまして…と言いますか、いつも訪問ありがとうと言いますか。
一度孤立すると、なかなか人の輪の中には戻れないですよね。
感情ありきな小学生だと尚更に。
変な噂や無視も最初こそ凹んだりしましたが、それが当たり前に
なるにつれ面倒と感じる場面も確かにありました。
そして、関り合いになりたくない相手の方から避けてくれるというのも(ﾉ∀`)
存外、似たようなことを経験してる人は多いのかも知れませんね。
例え泥臭くても、努力している方は素敵ですから、きっと何とかなります。
もし何とかならない時は何とかしながら、晴々しい結果を掴みとっていきましょう o(｀ω´)o
私も、あることが切っ掛けであまり良いとは言えないような小学校生活を
過ごした者の一人なので、読んでいてなんだか親近感のようなものを感じました。
何というか、面倒臭いんですよね・・・
変な噂流されたり、無視されたりしますし。
でも、あまり好きじゃない人と関わらなくて済んだので楽と言えば楽でした(´ω｀)
ハユハさんを応援しつつ、私も努力して行こうと思います！
確かに、経験という意味では良かったと思います。
こんなことを考えなければ、もっと明るい性格で楽しく過ごせて、
容易く恋人というものも作れたのかも知れませんが…
誰かを見捨てて後悔することはそれ以上にあったはずです。
右往左往しながら七転八倒してますが、七転び八起きとも云いますし、
自分の出来ることをやっていくとします(｀ω´)7
これまでに私が出会い別れた人からは、例外なく何かしら
得るものがありました。
別れることなく今も交流のある人からは、返しようもない程の
恩を日々受けています。
そして、その何れの人も、出会いは予想もし得ない偶然による
ものが殆どで、何が切っ掛けになるかは分からないものです。
チャンスは確かに私の周りにあるはずで、それに気付けず
取り逃しているだけなのでしょう。
あと、弱い面を見せられる相手というのは、確かにですね。
こういう場所だから、記事として連々と書いていけますが、
リアルでの繋がりがある相手には到底話せません。
特に女性を相手取ると、いつか私が居なくなっても大丈夫な
ように…という考えが常に念頭に置かれていますしね。
もう少し素直に心の中を見せる必要があるのでしょう。
素敵だと、応援していると言われ、嬉しくない訳がありません。
お歳を召されていても…いえ、それだからこそ言葉通りの意味で
受け入れやすいこともありますから。
楽しく過ごせるほど気を許せる相手が出来た時は、今度こそ
好意を言葉に表せるように頑張らないとですね(´ω｀)
心根の優しいハユハさんならでは、と改めて思いましたね。
しかしこれはこれでよい経験になったのではと思います。
誰かを助けると決めたら、全力を以って助ける なかなか出来ることではないと思いますよ。
そんな決心をさせてくれたKさん、この方もお優しい方ですね。
以前にも書いた気がしますが、優しをもって接すれば、いつか自分にも返ってくるとわたしは思ってます。
ハユハさんを理解してくれる女性は、必ずまた現れますよ♪
読んでいて可哀相になりました。切なくなりましたよ～
中学生だったからなのかも知れませんが
ｋさんが守れなくてごめんねって言ったのは
女の子の言葉からで、ハユハさんが弱いって
言った訳ではなかったのにね…
私想うのですが
人と出逢い接するのも意味があるんではないかと
タイミングが合わないと言われますが
合わない方がいいから逢えないのかもって思います。
どんな事にも意味があるから、だから今与えられた事は
努力しないとイケないと考えます。
私子供が３人いますが兄弟でも
友だちや人に恵まれる子がいるかと思えば
友だちも先生も恵まれず苦労している子もいます。
恵まれすぎて結婚出来ないですが
恵まれなくても、その中でも心開ける先生や人と
出逢っているみたいなので
何時かはハユハさんもチャンスはあると想います。
それと自分だけがって想うのは辞めた方がいいと想う。
人間だれしも一人では生きていけません。
弱い面を見せられる相手が現れるといいなぁって想う。
外では強く戦士になって疲れた羽根を休める事が出来る
相手が現れるといいと想う。完璧な人は居ないよ＾＾
誰も見ていないって事はないから絶対現れるから
その時は自分だけでなく相手も気持ちをしっかり
見つめてくださいね(*^-^)ﾆｺ
男気があるハユハさん、素敵だと想います。
おばちゃんに言われても嬉しくないかもですが
いっぱい応援しています。
戦車が硬いのは強さ
戦車が遅いのは弱さ
でも、弱さを補う強さが自分を支えてくれますよね(*^-^)ﾆｺ
無理しないで、楽しく思いやりを心掛けていれば
ハユハをハユハさんが信頼できる相手、現れますよ(*^^*)ﾎﾟｯ
しかし、その後一気に身長が伸びると共に、
性格も今みたいな有様に。
不機嫌そうな顔付きののっぽ?に変貌です。
なお、この悩みは文字通り呪いめいて付き回り、
敗北を重ねるにつれ、女性相手に恐怖心が募り、
震え上がる羽目になるんやな…
今はこの通り、多少はマシになってますがね(ﾉ∀`)
女子学生0人の大学生活でオトコニウムを補充したので、
心配に及ばず大体は大丈夫です。
もし大丈夫じゃない時は、やっぱり大丈夫じゃないので
適当に良い感じに何とかします_(:3｣∠)_
ワタクシと違ってちゃんと「男の子な悩み」を抱いて…
そして、ハユハさんは強いね。感心しちゃうね。
でも、疲れたときはちゃんと立ち止まるんだよ？
年若のワタクシが言うのもアレですけど。
複雑…なんでしょうかね。
結局、尻込みして自爆して逃げ去ってと、
単純さ全開の自分のダメっぷりが何とも(ﾉ∀`)
私も早くそういう風になりたいものですが…
謙遜でもなく未だ私は半人前。
真剣に相手を想えばこそ、もう少し器用に
立ち回りたいものです(ヽ´ω`)
私はロクに結果も出せぬ無能っぷりを幾度と無く
発揮していますからね…
涼歌さんには、このポンコツゲーマーと違って、
しっかりと守ってくれるお相手が見付かればと願ってます(´ω｀)
>いちごあめさん
凄いんでしょうかね…
考え過ぎるのも考え物(ギャグではない)で、
これを原因として女の子を傷付けた事も…(ヽ´ω`)
真剣に相手を想えばこそ、距離を置くこともあれば、
突き放すことも、敵として立ち塞がることさえありました。
その結果は…今の私を見れば想像に難くないかと。
私も大学は事実上の男子校のようなもので、
小、中、高校と女子から目の敵にされてきた都合、
アホな事言ってはしゃいだだけの4年間を過ごせました。
…嫌われ者としての青春は、多分いちごあめさんが
思っているより苦味盛々なので、他の方を参考にどうぞ(ヽ´ω`)
こんないろいろ考えるなんて
正直すごいな
て思っちゃいました！
私は女子校だったんで
ただ、アホな事言って
はしゃいだだけの
6年間だったので
正直、青春うらやましい～～～
中学生ぐらいの頃って素直というか残酷というか（＾＾；）
大人半分子供半分な時期だから。
女子と男子もなかなか拗れると上手くいかないしね。
ハユハさんの好きになった女の子の大人さにビックリしました。
真剣に相手の気持ちと向き合える男。素敵です。
ハユハさんは自分を厳しく見つめることができる大人になったから
きっと相手の事も真剣に考えられることができるようになったのだと思います。
誰かを助けると決めたら全力を以って助ける、そんな異性に出会えたら最高だろうな。
それはもう愛ですね（＾＾）
書いてる自分でも辛味混じりに甘酸っぱい程です。
なにせ私にとっての青春は、今回書いた数ヶ月のことを
指すぐらいですしね_(:3｣∠)_
尚、その後のあれこれも含め、お姉さんキャラに弱いという性癖が
やな…うん…強いお方程、いざって時に守りたくなるんやな。
あと、ここに書いた時点で非難の言葉を叩きつけられるのも
覚悟の上なので、その程度失礼とも思いませんよ(ﾉ∀`)
むしろ、恥を晒してでも応援になればと、余計なお節介モードです。
状況が状況ですから、周囲の礼節も含めて大変かと思われますが、
今回のお相手が他ならぬあんこさんにとって「良い人」かどうかを
見極めるよう御尽力下さい。
私の言えた義理ではないですが、御自身の幸せこそが重要ですからね。
…と、真面目モードもこれぐらいにしておきます。
また落ち着きましたら、いつものテンションでお願いしますね(ﾉ∀`)
>ひふみさん
その笑顔の意図や一体…(；´∀｀)
とはいえ、いつもクソの付くほど長い記事にお付き合い頂き
感謝の限りです(´ω｀)
いや、ハユハさんにとっては痛手であり傷跡であったりするのかも知れないけれど…。
その年頃は女の子の方が心が早く成長する分、守ってあげたいって言葉に繋がったんじゃないかなあ…
なんて感じたり。
勿論そのＫさんじゃなければ解らない事だけど、二人ともすごく可愛いなあなんて失礼な事を思っちゃいました；
好きな人へのアプローチ、なら私は押せ押せタイプで猪突猛進気味なんですが、
今回ばかりはあっちにもこっちにもそっちにも礼を失する事の無い道を探さなきゃいけないっていう
のが悩みの大元になってるんだと思います。
惰性で生きてきたダメ人間だけど、これまでに培って来たなけなしの社会人力で何とか乗り切って来るよ～！