旅行 4日目 台湾・屏東(ピントン)
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2017/01/08 08:28:31
昨日の夜中というか明け方に、何人かの人が到着していました。
日本から来たパラグライダーのフライヤーさんです。
朝、片山さんに会ったら、元気そうに朝食を食べていました。
片山さんの腹痛は回復したみたいです。
本人曰く、到着した最初の日にクーラを入れて寝て、お腹を冷やしたのが原因ではないかとのことです。
怪しい薬のうち、どれが効いたのかが気になります。
さて今日の朝食(お昼のお弁当)は、サンドイッチと出し巻き卵です。
出し巻き卵といっても、中に色んな具が入っていてボリュウムがありそうです。
今日は霞もかかっていなくて、山の稜線もはっきりと見えます。
片山さんから、上げたら走るぞと言われました。
クロスカントリーに行くということです。
だがしかし、一本目はほとんど上がることもなくランディング。
二本目は、皆スイスイと上げています。
私がモタモタと上げている間に、片山さん、加藤さんを含めほとんどの人が朝日山の方を目指して飛んで行きました。
苦労してテイクオフより550mほど上げた時には、もう誰の姿も見えませんでした。
仕方なく、一人で朝日山に向かいますと無線を入れたところ、片山さんから返事がありました。
「今、河川敷を歩いてランディングに向かっているから」
どうやら、朝日山の手前で降りてしまったようです。
朝日山までまっすぐ向かって行って、テイクオフより400mほど高いところにいました。
さらに先に進んだら、テイクオフ程度の高さまで下がってしまいました。
そこに現れたのがトンビ先生。
つまり、トンビがぐるりと輪をかいて上へ上へと上がっています。
そのそばをくるりくるりと飛んでいくと200mほど高度があがりました。
あとは斜面で上げればいいと前に進みましたが、だんだんと高度が落ちる一方。
広いグラウンドの芝生が見えたので、そこに降りようかとも思いましたが、あまりにもグラウンドが綺麗だったので降りるのをやめて先に進みました。
そしてどんどん山の中へ。
山の中に耕している畑を見つけてそこに降りました。
幸い農作物を踏まずに済みましたし、誰もいなかったのでとりあえず一安心です。
大急ぎでパラグライダーを畳んでリュックに詰めようとしたら、チャックが引っかかってしまいました。
こんな時にいつもトラブルが起きるものなんですね。
悪戦苦闘してなんとか詰め終わって、Maps Meというオフラインでも使えるアプリで道路に出る道を確認して山を降りて行きました。
テイクオフから9Kmほど離れたところでした。
アマチュア無線430Mhzを持ってきているので呼びかけますが誰も応答しません。
携帯で電話しても誰も出てくれません。
仕方ないので大きな道まで歩いて行くことにしました。
下り坂でそんなに歩くのは大変ではないのですが、汗はダラダラ、ブヨや小さいハエみたいなのがまとわりついてきます。
やっと人家が立ち並ぶところまできたら、バイクや車が時々通っています。
後ろからノロノロと軽トラックみたいなのが走ってきたので、地図を見せながら中国語で「我想去賽嘉(サイチャに行きたい)」と言いましたが、どうも通じていないみたいです。
運転していたのはおじいさんで、そこを左に曲がると言います。
とりあえず乗せてもらいましたが、この軽トラック、ものすごいエンジンの音がします。
スピードメーターなんてものは付いていなくて、走るのもトコトコという感じです。
しばらく走ると道路工事をしている人たちの所に来ました。
するとおじいさんは彼らと話をしろと身振りと台湾語で話してきます。
そこで道路工事をしている人たちに、同じようにサイチャに行きたいと言ったら、それをおじいさんに通訳してくれました。
おじいさんもサイチャを通ると行くことなので、ようやく話が通じて、安心してもう一度乗り込みました。
ランディング場の横に来たので、お礼を言い、お昼用の出し巻き卵を上げようとしましたが、いらないと断られたので100元(約350円)渡しました。
お金を見て一瞬これだけかという表情をしましたが、受け取ってくれました。
先に六龜(ロッカメ)に向かった人たちは、最後まで行き着いたのが3人ほどで、ほとんどの人は私より5Km先あたりで河川敷に降りたそうです。
夕食は軽めということで、火鍋屋さんに行き、海鮮火鍋をいただきました。
タレは自分で調合するそうで、私は味噌みたいなのと醤油みたいなのを合わせて作ってみました。
ご飯は好きなだけよそうことができ、お鍋に入れておじやみたいにして食べるのだそうです。
ビールは持ち込みなので、屋台で買ってきた台湾ビール30元(約110円)、海鮮火鍋が85元(約300円)でした。
ホテルに戻ってきて、誰かが買ってきた檳榔(びんろう)を試してみました。
これは、檳榔の実を石灰のついた葉っぱに巻いて、口の中でくちゃくちゃしていると、口の中が赤くなるヤツです。
噛みタバコらしいのですが、つばは飲み込んではいけなくて吐き出さなければなりません。
しかし、よくよく調べてみると、台湾ではつばを道路に吐くことは禁止されているそうです。
露出度の高い檳榔売りのお姉さんは、一緒に紙コップをつけてくれるとか。
寝酒のビールでも買おうとそのあたりを歩いていたら、なぜかセーラー服姿のお姉さんが写真を撮ってもらっていたので、私も撮らせてもらいました。
どこのお店で働いているんでしょうね。
写真付きはこちら
http://www.inoue.gr.jp/index.php/2017/01/08/217/
檳榔、とても苦いです。
昔一度噛みタバコくちゃくちゃしていて具合悪くなったことがあるので
二度とやりたいとは思いません。