Nicotto Town



第三話 空の上の街カトマンズ (世界半周旅行記)

外国を夢見るちくちくさんにささげる世界半周旅行記

第三話 空の上の街カトマンズ


(前回までのあらすじ)
バンコクに到着して、バスに乗ったが、あっちだ、こっちだと
いろいろ言われ、宿も見つからず駅の待合へ。
ところが、最終列車が出ると、誰もいなくなる。
仕方なく外に出ると、時刻は午前0時半
さてさて、これからどうなることやら



(4月11日)
バンコク中央駅(鉄道)の駅前広場には、芝生が広がっていました。
午前0時半というのに、100人近くもの人が芝生にいました。
起きている人もいれば、寝ころがっている人もいます。
ギターを弾いているグループもあれば、酒を飲んでいる
グループもありました。
回りには、たくさんの屋台が取り囲むようにして、いろんなものを
売っています。コーラと氷をビニール袋に入れて、ストローをつけて
売っていたり(※1)干しイカを火であぶって、さらにへんな
機械で延ばしてたり、果物をその場でスパスパッと切って売ってたり、
焼きそばや、ジャガイモを蒸したようなものを売ってたりと
それは、賑やかです。
どうしてみんながこんなに夜遅くまで、駅前広場に集まっているのかは
分かりませんでしたが、人が沢山居るのは心強いので、芝生で
寝ることにしました。(※2)

ところが、午前3時半頃、杖を持ったお姉さんが、大きな荷物を
持っている人だけをたたき起こしていました。
無論、私も起こされました。
最初は、寝起きでボーっとしていたので、何が起きたのか分かりませんでしたが、
どうやら、始発の汽車が出発するので、親切で起こして回っているようでした。
芝生に居た2割くらいの人は、汽車に乗っていきました。
そのまま夜明けまで芝生でうつらうつらとしていましたが、朝になったので
空港に戻ることにしました。(※3)

切符売りの人に聞くと、空港行きのバスは、No29かNo34だというので
No34のバスに乗り込みました。
そして、乗り合わせた若者に、もう一度確認したにもかかわらず、
到着したところは、空港ではありません。
降りたところで、No29のバスに乗り換えろと言われ、
結局2時間くらいかかって空港に着きました。


飛行機は、雲の上にあるカトマンズ空港に到着しました。
空港での客引きは、すさまじいものがありましたが、中に日本語の
出来る人が居たので、色々と情報をもらいました。
どこに泊まる予定かと聞かれたので、安宿では有名なSTONE HOUSEだと
答えると、あそこは汚いと言ってました。もっとも、そこに泊まる
つもりはなく、その近くにありそうな安宿にとまるつもりにしていました。
バスは、STONE HOUSEに着いたぞと、止めてくれました。
右も左も分からないけれど、とりあえずぶらぶらと歩いてみると
ゲストハウスが3軒ほどあったので、適当にそのうちの一つに入りました。(※4)
そこは、部屋が空いていなかったので、次のところに行きました。
こちらは、若い主人(20歳くらい)が、英語が出来ました。
奥さんは15歳で、妊娠中です。ネパールでは、女性は15歳から19歳
男性は18歳から25歳で結婚するそうです。
このゲストハウスは、バストイレが共同だけど、部屋は、まあまあ
きれいなところでした。街から少し外れているので、日本人は
めったにこないそうです。
私の時計によると、カトマンズは標高1330mで、860ヘクトパスカル
しかありません。(※5)
街の中心街まで、ぶらぶらと歩いてみました。
インフォメーションがあったので、無料の地図が欲しいといいましたが、
地図はないけど、ガイドのパンフレットがあるというので、
それをもらいました。地図は、向かいの本屋で買いましたが、
ちょっと高めでした。(※6)

夕食を抜いて、夕方の5時頃にはさっさと寝て、翌朝の11時まで熟睡。



(第四話につづく)


※1 いわゆる、甲子園名物勝ち割りのコーラ版。
※2 芝生の上は気持ちよかったのですが、蚊に刺されたのには参りました。
※3 バス停を探しながら歩いていたとき、昨日たどり着けなかった
   TT GUEST HOUSEを見つけました。
※4 安宿のことを、ゲストハウスと呼んでいます。
※5 カシオの気圧計、高度計つきの時計。
※6 世界共通のInformation。マークは「i」。なのに、日本だけ「?」
   日本にも、早く世界基準になって欲しい。


初日から散々でしたが、ようやくバンコクを脱出できました。
2日目からは、ネパールのカトマンズ。
のんびりした日をすごしていきます。

次回、「第四話 自転車でカトマンズ」をお送りします。
乞うご期待。

アバター
2009/01/08 21:35
すごいなぁ~英語も話せないからジュネには無理かぁ~^^;
アバター
2008/12/27 14:34
ふー、長いバンコクの一日でした。

ちくちくさんへ
まあ、回りに沢山の人が居て。
日本と違って、みんな話し聞いてくれますしね。

こややしさん
そう。外国で新しい街に入ったら、まずはインフォメーションを探します。
そこで、無料の地図をもらって、安宿の場所を教えてもらってと。
日本大丈夫かって心配になりますよね。

わこさん
ほほう、素敵なお土産ですね。

ハットマンさん
ふふ、いつまでもどじは踏みませんから。
これからは、まったりとした旅行記になるかも。

小春さん
わざわざどうも。
楽しみにしていてください。
がんばりますから。

tottocoさん
荷物は、肩掛けバッグ一個で、それを枕にして寝ました。
目の前にバスが来れば、すぐに乗ってしまうという
お気楽な性格なので。

※2の件ありがとう。
早速修正しました。
アバター
2008/12/27 14:21
芝生で眠れたの?!大きな荷物持って?!Σ(・ω・ノ)ノ!
ソンケー(。・ω・。)ノ♡

でも29に乗ればよかったという教訓はいかされなかったのですね・・・( ̄▽ ̄lll)

さらに※2が2つある・・・?
アバター
2008/12/26 10:53
続き楽しみにしてるわNE!!
アバター
2008/12/26 09:46
読んでますよ、
くせになります。
アバター
2008/12/26 05:26
おやおやネパールか
わこのリア友・・・そそ来年六本木にも画を出す彼女w
ネパールに旅してお腹の中にお土産持ってきた・・・www

そそ。国際結婚バンザーイなのだw
アバター
2008/12/25 22:50
カトマンズ、いいですねぇ。一度行ってみたい街です。

> 空港行きのバスは、No29かNo34だというので
No.34 は東急前あたりでは確実に見かけた記憶があるけど、
どこまで行ってるかは不明。
バス間違えて 2 時間でついてたら、ま、大きなロスではないかと。
# バンコク中央駅から空港まで No.29 に乗って 70 - 90 分位だったかと。

> 世界共通のInformation。マークは「i」。なのに、日本だけ「?」
Docomo が先に取ったから、に一票。
以前、某市に主に外国人旅行者向け観光案内所が作られたのですが、
その写真を見ると、上の看板にはデカデカと「インフォメーション」と書かれてました...
# で、小さく英語、中国語、ハングル表記。何をしたいのかと...
アバター
2008/12/25 22:34
なんか、知らない場所でひとりぼっちなのに
なんてひとりぼっちじゃない話なんだろうって思う。

胸がじーんとくる話だわー( ̄д ̄)・・・続き楽しみにしてる。



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