Nicotto Town


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第187回「夜のコンビニからの帰り道 」

夜のコンビニからの帰り道

もらったステキコーデ♪:6

「のどがかわいたわ。あら、もうこんな時間!」

メアリーは、電子書籍の少女マンガを
読んでいたスマホを置き、思いっきりのびをしました。

それから、机をひらりと飛び越えると、
優雅に着地し、白いポシェットを肩からさげました。

(もう、メイドたちも、ボーイたちも、寝ているかしら?)

そんなことを思いながら、
ふかふかの白いスリッパをぬぎ、
トリコロールの国製の赤いハイヒールにはきかえると、
金の髪に、清楚な白い花かざりをつけました。

そして、クレジットカード、ピンクのスマホ、
ローションティッシュ、シルクのハンカチと
家のカードキーをポシェットに入れ、そっと出かけました。


「思ったより明るいのは、月のせいかしら?」

スタスタと歩き、2回目の横断歩道を渡り終えると、
そこから7分ほど歩いたところで、
自動ドアがひらきました。

「いらっしゃいませ、こんばんは!」

さわやかな店員の笑顔に、優雅に会釈を返すと、
メアリーは迷わず奥へと進み、
ホットココアの缶を1つ買いました。


――店を出て、2度目の信号を待っていた時です。
(この感触は!?)

見ると、不思議な白い生き物が、
メアリーの左肩に、きゅっと、くっついています。

あなたはだれ、とメアリーが訪ねようとした時、
その白い生き物は、言いました。

「夜道は、危ないからね。ぼくが守ってあげる!」

「ありがとう。やさしいのね」


こうして、2人(?)は、なかよく帰途に就きました。

月明りと満天の星たちも、見守っています――。


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