Nicotto Town


今年は感想を書く訓練なのだ


『リアル・スティール』(2011)

◆概要
ゲーム機のコントローラーで操縦するタイプの人型アンドロイドがリングの上で戦うお話。
このこと以外はほぼ現在と変わらない世界で繰り広げられるSFアクションドラマなのです。
主役の父親のチャーリー役はX-メンのヒュー・ジャックマンで、子供のマックス役はダコタ・ゴヨが演じている。
元プロボクサーのチャーリーは格闘用アンドロイドを操縦して試合に出るも運に見放されてしまう。
そんなところへ離婚で離ればなれになった息子と過ごすことになる。
裏で親権を妻の姉妹に渡す事を条件に5万ドルを手にするが、悪銭身に付かずのことわざの通りに物語が展開して行く。
◆感想(ネタばれあり)
ボクシング映画に『チャンプ』(1979)があり、これも親子の絆を描くヒューマンドラマである。
父ビリーは元世界チャンピノンであったが、妻との離婚を機に堕落した生活を送っていた。
しかし、子のTJにとって父親は英雄であり、再び子供と自身の夢をかけてリングに上がるお話である。
この『リアル・スティール』でも似たような設定であるが、『チャンプ』のように堕落した父と直向な子供ではない。
なんか、ちょい悪親父的な父チャーリーに、こまっしゃくれたその子マックスと現代的な性格付けになっている。
『チャンプ』の頃とは違い、時代が流れた今の私は父チャーリーに感情移入してしまった。
全くダメな父親っぷりと、ドラマが進むにつれ何とか父親としての自分を取り戻そうとするシーンに泣けてくる。
物語がハッピーエンドで締めくくってくれたのでほっとした。
リアル・私には全くこの結末は望めないのだが……

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2018/01/27 00:35
❀Lily❀さんコメントありがとう
そうですね、”違う要素(SF)を取り入れるほど、余裕?”と言うのもありますね。
それと、人が感動するに至るプロセスが、昭和の時代よりはるに擦れている。
と言うのは、昔に比べて年齢に対する経験や情報の獲得量が多いいわゆる耳年増ですね。
だから単純な人間模様に焦点を当てた「チャンプ」の焼きまわしだと、古臭くてダメなのでしょう。
とわ言え、新しい要素のみに囚われて共感しうる人間模様を置き去りにしたら、又ダメでしょうね。
ありがとうございました。


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2018/01/26 22:27
「チャンプ」は見たことあります。「クレイマー・クレイマー「」などにも
離婚した父親が子供の面倒をみるというシーンがあるので、
アメリカはこのころ離婚が次々に起こり、問題になっていたのではないでしょうか?
時代が流れ「リアル・スティール」を作った現在では、離婚は珍しくない時代なので
違う要素(SF)を取り入れるほど、余裕?をもって話が展開できるのかしら?と思ってしまいました。





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