第五十一話 インド再び (世界半周旅行記)
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2009/10/11 20:02:29
冒険を夢見るすべての人にささげる世界半周旅行記
第五十一話 インド再び
(前回までのあらすじ)
ゴリラ見物が終わって、慌ただしくケニヤに帰ってきました。
残りわずかなので、ナクル湖のフラミンゴたちをみて、
最後のサファリーを楽しんできました。
今日は、インドに向けて出発です。
(8月5日)
ケニアで最後の食事「カツ丼」を食べて、空港へ向かいました。コレラの予防接種を打って貰い、ロビーで、今日の便に一緒に乗る獣医学生と話をして時間つぶしです。余ったコインでチョコレートを買い、機内では、インドで流行っている煙草「555」を2カートン買いました。(※1)
(8月6日)
朝6時にボンベイ(今のムンバイ)に着きました。
税関で何も申告をしないでそのまま通過しました。
確か煙草は1カートンまでだったと思い、銀行前で荷物をごそごそとしていたら、荷物重たそうだから、もう一度検査すると言われ、レントゲン検査をされました。煙草は見つからなかったけど、ビデオカメラを持っているから、申告しろと言われ、列に並ばされてしまいました。
少しおとなしく並んでいましたが、あまりに処理が遅いので、そのまま知らん顔して出てきてしまいました。
一緒の飛行機でやってきた獣医学生さんは、トランジットで、航空券に宿泊がセットになっている切符を持っています。でも、宿泊券を発行してくれないと言われたそうです。
なにやら、ディスカウントチケットだからダメだとか、トランジットが6時間以内じゃないからダメだとか言われたそうです。それで説明しようとするけど、話を聞いてくれないと言います。
おもしろそうなので、カウンターまでついて行きました。
そもそも行きはそれで宿泊できたんだから大丈夫だと学生さんに言って、カウンターで話をさせて横で見ていました。
ところが、その学生さん。説明しようと一生懸命なんだけど、単語がぽろ、ぽろ、としか出てこず、その間に受付のおばさんが20倍くらいの速さでまくし立てて、後は話を聞いてくれません。
あまりに可哀想なので、途中から私も口を出し、そうそう、こういう時は息継ぎした方が負けと、立て板に水のごとく、あることないことを説明しました。
でも埒があきそうにないので、マネージャのところに彼を連れて行きました。
マネージャーは、チケットを見て、彼のトツトツとした話を少し聞いて、調べさせています。彼の持っていた説明の紙と同じことがコンピュータにも書かれていたので、ようやく宿に泊まることができました。
しかし、日本人は、やっぱり英語が話せないのだとつくづく思いました。
ちょっとこぎれいなサルベーションアーミー(85ルピー・食事付き)に泊まりました。(※2)
雨が降ったりやんだりでした。
夜、シーツを敷いた後、南京虫20匹ほどとの戦いとなりました。
(8月7日)
GPOに行きました。(※3)
途中で闇両替で両替しました。以前と違ってあまり声をかけてきません。インド人に見えているのでしょうか?
タージマハールホテルへ行き、本屋さんでSurvival Kitを見つけました。思わずソロモン編を買ってしまいました。(※4)
雨が降っているのでロビーで雨宿りしていたら、ソファーから追い出されてしまいました。サンダル履きがまずかったのか、インド人に見られたのかのどっちかです。
宿に、一週間ほど前にインドにやってきたばかりの日本人がいます。
年の頃は25歳~30歳。腰に扇子をぶら下げています。
ナイフを買い集めていました。刀を買って帰るとかで、変なヤツですが、おもしろかった。
日本人に似たマレーシア人、他に日本人が数人います。
沖縄の子は、「私は日本人じゃない、沖縄人。だから日本のこと聞かれても知らない」と言い切ります。
と、先ほど買ったソロモンのSurvival Kitを見ると、Japaneseの他にOkinawanという記述がありました。
(第五十二話につづく)
※1 もちろん、インドで売って利ざやを稼ぐためです。
※2 年末に社会鍋で募金を集めているあれです。
※3 GPOは、中央郵便局。とりあえず、一日一回は顔を出しに行きます。
※4 インドが終わったら、ソロモンに行くつもりにしています。
Survival Kitは、日本で言う「地球の歩き方」みたいな本です。
二ヶ月ほどいたアフリカを後に、インドに戻りました。
戻ったそうそうから、日本人学生さんやらかせてくれます。
ホテルにも沢山の日本人がいて、皆、個性豊かです。
落ち着いたら、アジャンタ、エローラあたりの見物に行きます。
次回、「第五十二話 アジャンタの洞窟」をお送りします。
乞うご期待。
たくましくないと旅行はいけませんね~^^
なんかこれをみると、インドには行けないって思う瞬間かも・・・(>_<)うーーー
でも、なんか、できるところまで自分でさせて
助けに出るくだり、すてきやなー(#ー▽ー#)まさにヒーロー。
困った事も後々旅の思い出としてよみがえるけど
助けてもらったという思い出もずっと残るからね〜
その時の学生さんの心に
インド人みたいなこはるが残ってるってことなんやもんなー
旅の途中から食生活も体調も向こうになれてきたんか、
そゆことが出てこなくなったよな〜(  ̄∇ ̄)たのしげな思い出ばかりで
読んでいても楽しい。
次のお話も楽しみにしてるよぉヾ( ̄▽ ̄)ノ
無計画で、自分のめんどうを見れない人は、一人旅には向いていないと思いました・・・
あとで考えると、この頃なんですよ。ヨーロッパで大学生が北朝鮮に拉致されていたのは・・・時、まさに、リクルートの学生ツアーブーム。彼は無事に帰ってきたのだと思うけど。
ただでさえ押しが弱いのに、海外で堂々と、なんて夢のまた夢だぁ(^^;)
まあ、どこに行っても押しが強い方が有利みたいですけどね。
tottocoさん
見た目がインド人だと、怖いものなしなのか~
とらっちさん
ケニアのナイロビの日本料理店で食べられる
カツ丼ですが、味はイマイチ。
いえ、すでに、沖縄は返還されてますから。
沖縄返還を知っている、10代なのか?
KOOLKATさん
御大名旅行がいいかと思います。
貧乏旅行だと、したたかではないと。
あ、KOOLKATさんなら大丈夫か。
南の島のヒロさん
やっぱり、一度はインドにあこがれますよね。
インドに行った人(会社の派遣では無く)は、確かに皆さん個性派ですわ。
今のワテの友人にも2人居ますけど・・・・・・・・・・こはるさんを加えたら3人やわ。
いつかは行ってみたい国なんだけどなぁ・・・w
沖縄人って返還前ってこと?こはるちゃんいくつ~。
利ざやを稼ぐなんて今に受け継がれてますね。
税関もすりぬけるとは・・・(◔‿◔。)
英語の話せない日本人。。。
話せるようになりたいなぁ~(。◕ˇ_ˇ◕。)ぅぅぅ・・