Nicotto Town


模倣の義士蔵徒


200829-リコドキ-歴史とそれを伝える者


 今日のリコドキ(143話-3)https://twitter.com/FFBE_JP/status/1299481894547894273?s=20
Monyonsさんの「古くても正しい歴史は知っているライザー」https://twitter.com/Monyons/status/1299539087943110661?s=20
というコメントを読み、深いなと思いました。

 こちらの方のコメントで、今日のリコドキは深いなと感じました。

 伝えられていくうちに歴史は改ざんされたり、
伝言ゲームのように変化していく…

 実際に体験した人の記憶程、正しい歴史書はない、
しかし、その方が話した歴史が正しいものとは限らない。

 情報統制されていると、正しい歴史ではなくなる。
しかし、当時の方が正しいと思わされていた事でもある。
当時の人の前提がわからなければ、
なぜそのような事が起きたのか分からない。
その為、正しくなくとも、必要な歴史である。

 そして、経験者という立場を用いて
後世に間違った歴史を植え付けようとする人も居なくは無い。

 誤った物を、本人の思い込みや、
「これがなければ、こいつがいなければこんな事は起きなかった」
等という願望により、
故意的でなくとも誤った事を伝えてしまうこともある。(*1)

…歴史は難しいと思いました。


 *1の事を思ったのは、今回ではないです。
薬害について、特に「薬害タミフル脳症被害者の会」について調べた時に、
思いました。しかし同じだなと思いました。



 薬害といえば、1年の頃「社会薬学」という授業で、
薬害サリドマイド被害者の方の講義を受けました。

 国が、企業が隠蔽した。などという事を熱く語られました。
医療従事者がまともに働いていなかった
医療従事者が勉強していなかったとも語られていました。


 医療従事者について、語られている時、少々敵意を感じました。
ああ、恨まれているなと思いました。

 しかし、私たちは当時まだ生まれてもいません。
そして、まだ高校を卒業して薬の勉強を始めたばかりです。

 被害を受け続けているのはわかります。
そして、薬剤師はその被害を知り、伝え、そして被害を防いでいかなくては
ならない事もわかります。

 「被害をもう起こさないように」という活動ではなく、
当時の、今まだ持つ恨みを反論のできない人にぶつけたいが為に
行っているのではないか?と思わされました。


 正直、敵意を感じた瞬間、講義を素直に受け止める気をなくしました。
年下が明確に感じる敵意、
この人は教える為に来たわけではないと思いました。


 「薬剤師を目指すものなら、受け入れなければならない」
とは、思うのですけどね。
 しかし、自分達にはどうしようもない敵意を向けられて、
「受け止めないといけない」と思えるほど大人にはなれませんでした。






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