Nicotto Town



第八話 初めてのインド (世界半周旅行記)

冒険を夢見るちくちくさんにささげる世界半周旅行記

第八話 初めてのインド


(前回までのあらすじ)
インドに入って、すぐにバスチケットでぼられて、
売り瓜の子供にまでぼられて、ぼろぼろの状態です。
ここは気合を入れて頑張らねば。
20時間のバスを乗り継ぎようやく着いたパトナー。
今日はインドでの宿探しからです。



(4月15日)
パトナーには、夕方の4時半に到着しました。早速ガイドブックで、ホテル街を
確認して、その方向に歩き出しました。が、まだとても暑くて、しかも荷物が
重く、もう高くてもいいから早くシャワーを浴びて寝たいと思い、宿を端から
順番に当たっていきました。しかし、どこも満室。駅のほうに戻るときに
ドミトリーで一泊15ルピーのところを見つけました。(※1)
大きな部屋にベッドが20台並んでいるところでしたが、鍵がついているロッカー
もあり、早速シャワーを浴びました。この冷たいシャワーがなんともいえず、
気持ちがいい。

泊まっている人はほとんどがインド人で、英語で会話できるので安心。
近くに安いレストランがあるというので、そこに行ってみました。(※2)
ガイドブックでは、ターリーという大きなお盆に、2・3種類のカレーが
入ったのがあると書いてあったので、ターリーを注文しましたが、
そこにはそんなものはなく。一品ずつの注文でした。
メニューを見せてもらいましたが、英語で書いたあったけど、読めません。
かろうじて読めた、ご飯と、エッグカレーを注文しました。
一緒に水を持ってきてくれました。が、これが生ぬるい。
ここは水道水そのままのようなので、飲まないことにしました。
しかし、敵はカレー。水を飲まないで食べれるわけがありません。そこで
チャイを注文しましたが、口の中がますます辛くなった気がしました。(※3)
水が飲めなきゃカレーが食べられない。ジレンマです。
明日からどうしよう。

夜の7時にはベッドに入りましたが、暑くて寝苦しかったので、
ちっとも眠れませんでした。
それでも、夜遅くなったためか少し涼しくなり、扇風機のお陰もあって
11時くらいにうつらうつらと寝入りました。

(4月16日)
朝の5時には、他の宿泊客が起きて、出入りをしていましたが、それを気にせず
11時くらいまで寝ていました。
パトナーには、ガンジス河が流れているので、そこまで歩いていきました。
しかし、日差しは強くて、容赦なく暑い。もう、くたばりそうになりながら
ガンジス河にたどり着きました。
河は雄大で、人々は沐浴をしており、ノラ牛も水浴び、ノラ犬も水浴び。
とてもゆったりとした時間です。しばらくボーとしていました。
が、少し暑くなってきたので、宿に戻ることにしました。

歩いて帰る気力がなくなっていたので、近くに居たリクシャと値段の交渉を
しました。(※4)5ルピー、4ルピーというので、こっちは、2ルピー
2.5ルピーといいましたが、折り合いがつきません。
あきらめて、近くのスナックを売っている屋台の人に聞いてみると、
相場は3ルピーだそうで、次のリクシャではすんなり3ルピーで交渉成立。
そのまま宿に戻りました。
午後の1時過ぎでしたが、暑いのでベッドに横になっていました。

夕方、涼しくなってから、昨日と同じレストランに、いや、食堂に食べに
行きました。ガイドブックを調べて、単品のカレーについては研究済み
なので、難なく、アルマタールという、ジャガイモとグリンピースのカレー
を注文し、チャパティにもありつくことが出来、満足しました。
昼間、屋台のスナック菓子を食べたときに、水を飲んでいましたので
もう、水は大丈夫かと、ここでも飲むことにしました。

宿に戻ったら、明日の分の宿泊費を払った、払わないで行き違いがあり、
そもそも、ここはインド人しか泊められない宿だから、明日出て行って
欲しいと言われてしまいました。




(第九話につづく)


※1 ドミトリーというのは、相部屋で、どちらかというと大部屋のほう。
   他の宿が40ルピー近くするので、かなり格安の方。
※2 レストランというのは大げさで、小さな食堂でした。
※3 チャイというのは、ミルク紅茶で、とても甘いものです。インドなら
   どこに行っても飲むことが出来ます。
※4 自転車で引く人力車に乗るときは、最初に値段交渉してから乗ります。


いかがでしたか。
ようやく宿も見つかって、初めてのインドでの食事
まずは順調な滑り出しのように見えます。
しかし、4月のインドは、とても暑くて、
少し歩いただけでばててしまいました。
さらに、宿を出て行って欲しいといわれ、
どうなることやら。


次回、「第九話 三日で音を上げたインド」をお送りします。
乞うご期待。

アバター
2009/01/10 15:59
そうなんだ。。。。。けっこう何でもがいい加減。。

足元を見るんですね。。。。。
アバター
2009/01/08 00:10
みかん☆さん
そうです、でも、日射病にかかったらしく、
出るに出れなくなってしまいます。

詳しくは、第九話を見てくださいね。
アバター
2009/01/06 01:27
次回がとても楽しみですo(*^▽^*)o~♪

追い出されてしまうのかしら・・・
アバター
2009/01/05 20:33
こややしさん
システム手帳には英和と和英が入っていますが、
食堂まで持っては来なかったし、調べる時間も無かったと思う。
支払うと、ノートに書き込むシステムらしかったので、
領収書はもらっていなかった。

tottocoさん
生活には順応できても暑さには順応できませんでした。
それは、次回のお楽しみ

わこさん
サブタイトルの先頭を「外国」から「冒険」に変えました。
そのほうがわくわくするかも。
チャイは、紅茶とミルクとお砂糖を鍋に入れて、ぐつぐつ煮ていました。

ryoさん
いや、なんだか外人を泊めるライセンスがないのに、無理に泊まったようで、
トラブルがなければ、そのまま居ることが出来たんですけど。

COOさん
そうですね。でも、この頃は、ヨーグルトが飲めないときだったので
ラッシーは試していませんでした。
でもずーと後の話ですが、ラッシーを一度飲んだら
とても飲みやすくて、結構気に入ってしまいました。

小春さん
ふふ、そうです、たった3日でもう、大変なことになります。

いちまささん
はい、実際に、後のほうで、お腹が痛くなります。
その話は後で書きますね。

乙姫さん
はい、ありがとうございます。
どんどん書いていきますから。

アバター
2009/01/05 17:46
次回も楽しみにしていますね。
アバター
2009/01/05 16:21
確実に私だったらお腹が痛くなる旅行です~
次回も読ませて頂きます^^
アバター
2009/01/05 12:00
三日で音を上げたインド ですか?
次回も楽しみにしています。
アバター
2009/01/05 10:01
カレーにはラッシーって聞いたことがある気がする。。。
確か、ヨーグルトを水か牛乳で薄めたようなシャビシャビの飲み物w
これを飲みながらだと、辛さがマイルド?
あ~昔の記憶過ぎて、違うかもε=ε=ε=(っ≧ω≦)っ
アバター
2009/01/05 08:00
「インド人しか泊められない」って・・・酷いーー!!
と思ったけど、日本でもそういう宿ありましたね^^;
暑い国なので、野宿しても大丈夫・・・?(な訳ないか)
続き、楽しみにしてます♪
アバター
2009/01/05 03:49
サブタイトルに反応してしまうわこがいて・・・(;へ;)

本場物とは全く違うだろうけど
今チャイ飲んでるよ~☆

独身ならではの旅。というか男性ならではの旅だな~・・・
わこは怖くてそんな旅できません^^;
っていうか日本から出たことないwww
アバター
2009/01/05 00:15
はぁ・・・ほんっとに順応性が高いというか・・・
読んでてハラハラしちゃうだよ(。・ω・。)ノ♡
アバター
2009/01/04 22:57
> 英語で書いたあったけど、読めません。

そんなアナタに英和辞書。そーゆー話じゃなくて? (^_^;
"水気を抜いたカレー"(英語表記失念) ってのがメニューにあって、
ドライカレーでも出てくるのかねぇ?、と頼んだら、
"柔らかくしたカレールーの素"みたいなので出てきて笑った事がりました。
# おいしかったけど。

> 明日の分の宿泊費を払った、払わないで行き違いがあり、

領収貰っとく、が鉄則なのかなぁ。



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