世界の天国観その2
- カテゴリ:その他
- 2009/12/02 23:53:23
愛も変わらず神話の世界に浸っている私です。
第2段は銀河英雄伝説でも有名な『ヴァルハラ』です。
北欧神話で語られる天国ですがいささか好戦的な世界です。
このヴァルハラに行けるのは、戦場で勇敢に戦い戦死した戦士家、
ヴァルハラの主である大神オーディーンに認められた戦士のみです。
しかも理不尽なことにオーディーンに認められた戦士は、
地上できびしい鍛錬を受けた上に殺されます。
これらの魂は、オーディーンの使いであるヴァルキュリアにより
ヴァルハラに連れて行かれます。
そしてここでも、日が上るとともにかき集められた戦士とともに鍛錬に明け暮れます。
しかし、夜は夜で酒の尽きることのない樽からワインが注がれ、
いくら切っても減ることのないブタの丸焼。
熟した果実。美女ばかりのヴァルキュリアによる華麗な舞踊。
こんな宴が毎晩行われ戦士たちは歓待されます。
さてなんでこんなことが行われたかと言いますと、
大神オーディーン率いる神の軍団と巨人族をはじめとする怪物軍団との間で
行われる最終戦争に備えてです。
さて最終戦争はラグナロッツと言われています。
この戦争ではオーディーンをはじめとして多くの髪と怪物は死ぬことになりますが、
ヴァルハラは残っているとも残っていないともはっきりしません。
さて、なぜこのように好戦的な天国が創造されたかと言いますと、
北欧民族は、その作物の乏しく厳しい気候により他の部族との交戦が絶えませんでした。
そのため戦場で死ぬこと、夕刊の戦うことが至上命題でした。
そのためこのような天国観が根付いたようです。
しかし、ここには人間の女性はいませんねぇ。
いったいどうしたんでしょう?
それは地獄編で。
働きたくないし、戦いたくもありません(泣)
言葉だけしか聞いたことなくて…
神話は面白いですね♪
(^v^)♪