獣(けだもの)とポエム
- カテゴリ:日記
- 2009/12/29 12:17:26
小説を書いている時、よくCATVのスペースシャワーTV というチャンネルをつけています。
邦楽や洋楽のヒットチャートを流してくれるので、流行に取り残される心配がなくなる、という音楽番組です。
ずっと思っていたことなんですが、洋楽の女性が歌う歌、
というか歌い手は、獣(けだもの)がホントに多いんです。
やたらセックスアピールをし、胸をギリギリまでだし、
ベッドで歌い、
腰を振り、
男に絡みつき、
歌によっては何人もの男が酒やたばこを手に、
女をモノとして視線でなめまわす。
アメリカ人は肉ばかり食べているから獣(けだもの)になっているのか、と疑いたくなるような映像や歌詞で溢れているような印象を受けるんです。
その反面、邦楽では詩的な歌詞や、凝った映像、奇麗で心洗われる映像が多いです。
邦楽はアジアで売れているだけではなく、欧米にも流れていて、
根強いファンもいるそうですね。
もけは、願わくば日本から、心が洗われるような素敵な歌が広まってほしいと考えてしまいます。
あ、獣で思い出しました。
小説家で、キマイラシリーズ(古いですね)などを書かれている
夢枕獏さんが作品中に書かれている岩村賢治さんという詩人がいます。実は実際に『蒼黒いけもの』という詩集を出されています。
例えば、
ほろほろと薄蒼(うすあを)く
わが背に疾(はし)り来たるけものあり
おののきてふり返れば
ただ一輪の秋桜(コスモス)の背に揺れて
風の吹く
ほそほそと蒼白(あをじろ)く
わが骨を噛み居たるけものあり
息をひそめて耳を澄ませば
ただ心臓の鼓動ひとつありて
血のざわめく
るういい
とぼくの獣(ペット)が哭く
いいるう
とぼくの結び目が鳴く
(以下、略)
と続くわけです。
え? 日本人の作品は怖い?
うん。ごめんなさい。ちょっと強烈な作品でしたね。
でも谷川俊太郎さんも、この詩集のまえがきで、「いのちの息吹」
という題で絶賛しているんですよ。
そのような訳で、心のきれいになる言葉や歌を、
日本から世界にもっと発信する世になると、うれしいですね
って、何気なく思いました(#^.^#)
寄付ありがとうございます。
あ、ちょっと待ってください。
ちゃんと寄付いただいたと収支報告書に入れておかないといけませんからね
あ、秘書どこいったの?
秘書「にゃ~」
にゃ~:(吾輩はにゃん太である)
そうなんですか~
すごい集中力ですね~
もけは、あんまり気が散るとテレビ消してしまいます
持田香織さんの『moco』で心癒されたりして\(^o^)/
もけも三世です
あれ、変換が(笑)
素敵な音楽は洋楽にもたくさんありますものね
全く同意見です
ただ、テレビにでてくるのが派手なものばかりなので、
気になる
じゃなくて、気が散る(笑)
やるならもっと、じゃなくて(笑)
ガガさんっていうんですか
いつも誰のなんて曲と知らずに見ていますから
知りませんでした
(本当に流しているだけみたいな・・・)
もけは来年、心がきれいになるメッセージも発信していきますよ~
もけはどんなことがあったとしても、
多分たまたま中世アラビア戦士の詩を手にすることはないと思います
朔太郎さんの説明、面白かったですよ
SEXアピールまみれの洋楽をガンガンかけてるんだよ~
両極端を知ることで、自分の書きたいものがわかるのかも(汗)
まぁでも、セックスアピールは生き物の基本ですからねぇ。
それはきっと、音楽になにを求めているのかという、観点の違いじゃないですかね。
東洋と西洋では、音楽の文化的役割が違うなかで発展していますからね。特に日本は独特な位置に音楽が存在する国じゃないでしょうか。
スースシャワーTVなどは特に、流行の頂点だけを流す番組ですから、それを観ただけで各国の音楽事情がわかるわけではないのです。
むしろ、この手の流行番組でその国の音楽事情がわかるのは日本くらいですよ。それだけ日本のポップス文化は浅いということです。逆に海外では、日本じゃコンビニのバイトのほうが儲かるよっていうような、まったく相手にされない音楽ジャンルでも、しっかり需要があったりして、全体としての広がりや、底辺の広さは比べ物になりません。
もけもけさんが見たのは、ただ単に現在流行っている音楽の上っ面だけだと思います。
日本にも露出の多い音楽はたくさんあるし、海外にも詩的な音楽はたくさんありますよ。
幸田なんちゃらとか、Vシネマみたいな過激なライブVとかありますしね。
とはいっても、もけもけさんの意見には酸性ですよ。あれ? 変換がおかしい……賛成ですよ( *´艸`)
ラグビー楽しんできてくださいね(*´ω` )ノ
日本が心の清涼剤の発信源になるの、賛成であります!!
朔太郎の詩は、売れ線だなあ、と思う反面、かるいですう~。
たまたま手にしている中世アラビア戦士の詩がかっこいいので、
そのあとに、朔太郎の詩を読むとよけい安く感じてしまう私でした。
もけもけさんは谷川でしたか。