第十話 こんなに涼しいインド (世界半周旅行記)
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2009/01/12 21:21:03
冒険を夢見るちくちくさんにささげる世界半周旅行記
第十話 こんなに涼しいインド
(前回までのあらすじ)
暑くて暑くて、もう身も心もぼろぼろになりかけたパトナー。
しかし、ダージリンが涼しいという話を聞き、なんとか
バスではなく冷房の効いた旅をしようと試みましたが
あえなく失敗。
しかも、また駅でごろ寝。
どうなることやら。
(4月19日)
朝、ダージリンの入域手続きをして、シリグリまで行き、バスに乗りました。
昔走っていた、鼻があるバスです。座ったところが、運転席の真後ろで、
片足は、ギアーの上に載せた姿勢のまま、4時間半の山登りです。
ダージリンは標高2200mくらいのところにあります。
途中で、エンジンが止まると、車掌さんがボンネットを開けて動くようにするし、
オーバーヒートしそうになると、車掌さんが川に水を汲みに行くし、
なんとも大活躍の車掌さんです。道は山道で、車が1台半くらいしか
通る幅がないようにみえるのに、向こうから来るトラック、バスをすいすいと
かわして登っていました。途中で雲を突き抜けて、さらにその上に。
ようやく着いたダージリンですが、とにかく寒い。風が強く、さらに
みぞれまで降ってきています。
とりあえず、日本人がいるかもしれないと思って、ユースホステルに
行ってみました。案の定、日本人が一人いました。
オーストラリアに行って、世界一周のチケットを25万円くらいで手に入れて
6ヶ月くらいの予定で一周するそうです。(※1)彼も、デリーの暑さに
耐えきれなくなって、ネパール経由でダージリンにやってきたそうです。
やはり、この一番暑い時期のインドは回るものじゃないとのことです。
チベット料理店に食べに行き、モモという、餃子風シューマイと
焼きそばみたいなチャウチャウというのを食べてみたけど、まだ食欲が
わきません。
ユースホステルの同室のインドの人たちが、明朝、タイガーヒルというところに
日の出を見に行くというので、一緒に行くことにしました。
(4月20日)
朝の2時半頃にトイレに行きたくて目が覚めました。
そういえば、旅を始めて、まだ一度も出てなかったんです。(※2)
いくら小食を続けたとはいえ、そろそろたまった頃かと、トイレに行きました。
ところが、頑張っても頑張っても、なかなか出てきません。ようやく出てきたのが
コロンとした小さいのが...。その後、30分位悪戦苦闘して、コロンが6個。
旅を始めた頃は、食を細くして出さないようにと思っていましたが、
夏バテぎみになったので、栄養第一と、方針転換してからは、朝食にバナナなど
消化の悪いものを食べるようになりました。でも、その後は食欲がなくなり
ほとんど何も食べられなくなってしまいました。これからは、夏バテに
負けないように、食べていくようにしなければ。
朝の3時過ぎに、タイガーヒルの初日の出ツアーのジープで、さらに高い
ところに登りました。タイガーヒルには、かなりたくさんの人が来ていました。
8000m級のカンチェンジェンガがそびえ立ち、昇る前の朝日が
山頂に当たって、とてもきれいでした。
山小屋みたいな喫茶店があり、メニューを見たら、ネスカフェと書いています。
ここでは、コーヒーのことをネスカフェというんだそうです。(※3)
見事に、インスタントの味がしていました。
この日は、ヒマラヤ動物園と、ヒマラヤアカデミーを見学しました。
(第十一話につづく)
※1 彼は、一年ほどオーストラリアに語学留学していたそうですが、日本人だけが
いつも集まっていて、英語はさっぱりだったそうです。
今回は、日本から、一度オーストラリアに渡り、世界一周のチケットを買って
そこからスタートだそうです。
※2 旅にでてから、10日目です。よくここまででないでいたものです。
※3 インドでコーヒーを飲むことはほとんどありませんでした。
たとえ、飲めたとしても、インスタントです。
いかがでしたか。
旧式のバスに揺られて、雲の上の街ダージリンに到着しました。
みぞれが歓迎してくれて、もう、体力も回復しそうです。
チョモランマは見えませんでしたが、カンチェンジェンガは
空にそびえ立つ雄々しい雪山でした。
ここで体力をつけて、もう一度インドに挑戦だ。
次回、「第十一話 元気回復カルカッタへ」をお送りします。
乞うご期待。
手桶のくんだ水を自分で流して使うのですけど。
まあ、いわゆる手動ウォッシュレットというとこですね。
こちらとは随分違うのでしょうね~?
榎本孝明さん?のエッセイか何かで読みましたが、インドでは、その辺ですると・・・
あちこちに転がっていると・・・
もちろん水洗ではないですよね??
ダージリンは高いところなので、トイレはあると思いますが・・・ないと寒いですもんね(^_^;
紅茶の国なので、インスタント以外の珈琲はないのでしょうか・・・
次はどんな旅になるのか、とても楽しみです(^_-)
りょーかい
これから、ジュネさんも世界半周旅行にお連れしますので
お覚悟を
tottocoさん
いや、その、身体をこわしたから食べてなくて
腸の中が空っぽだったわけで。
いずれにしても、身体をこわしてるよね。
まーちさん
二日前までは、日本に帰りたいと思っていたのに、
涼しいところに来たら、急に気が大きくなって、
インド大丈夫みたいに。
まあ、行き当たりばったりの旅ですから。
わこさん
日本の航空運賃が高いだけで、今時だと、10万くらいで
ヨーロッパ往復できちゃうんじゃないでしょうかね。
一度行かれてみては?
ちくちくさん
おかえりなさい。
戻ってくるまで、トイレ我慢しておりました。(冗談です)
こらからもよろしくね
こややしさん
暑くっていやになったんだと思います。
その彼は、次は、スリーナガルという北の外れの
避暑地を目指していきました
ryoさん
いえ、食欲がなくなったのは、暑かったからでして...(こほん)
ダージリンは、たぶんイギリス人の避暑地になってたと思います。
涼しいから紅茶の栽培が始まったかと。
ダージリンってそんなに涼しくなるんですねー。
そうじゃないとお茶って育たないのかな?
VISA の種類にもよるんでしょうが、一回出国して再入国って、
ほんとにインド国内を歩く気力が "0" になってたんでしょうねぇ...
暑さが偲ばれます。
> コーヒーのことをネスカフェというんだそうです。
さすがダージリン。紅茶飲めやっ、紅茶をよぉ!って事なんでしょうか?(^_^;
いやーまさかまたこうして書き込みできる状態になるなんて・・・
いやーどうもありがとうございます。
で、今回のお話・・・(ー▽ー)・・・
トイレの話で送ってもらい、
トイレの話で迎えてもらえるとは!
運の付きとはまさにこのこと!
なんかめっちゃテンションあがってきたよ〜!!( ̄ハ ̄*)ハッ!
・・これからも楽しみにしておりまする・・(ーmー)くすっ
世界一周って25万で出来ることに驚いた(@_@。
さすがこはるさん、粘り強い。
私なら体力回復したらさっさと帰国するか別の国に行きそうです(笑)
あっついとこからさっむいとこまで・・・広いのねインドって!(=^‥^=)