第十二話 闇の女王と節分
- カテゴリ:自作小説
- 2009/02/02 20:30:48
いつも素敵なわこ様にささげる物語
第十二話 闇の女王と節分
それは、こはるが、入れ立てのコーヒーを飲んでいるときのことでした。
ピンーポーン。
こはる「はーい。うゎあーーー、お、オニだ-。に、逃げろ~」
わこ女王(以下女王)「おい、慌てるな、わしだよ、わし」
こはる「ああ、吃驚した。わこさんじゃなくて闇の女王、いえ、女王様。どうしたんですか、その格好は」
女王「いや、ほら、今節分のイベントやってるだろう。実はあのアルバイトをしてるんだ」
こはる「ああ、あの、タウンでオニ積み木を配るバイトですかー」
女王「そうだよ。オニの格好をしていかなきゃいけないから、プレミアショップでオニセットを買ってきたんだ。しかし、毎日色を変えなきゃならないから大変だ」
こはる「どうやって、色を変えてるんです」
女王「それは企業秘密だ。ところでこはる、お前わしの飼猫になったのに、ちっとも餌を食べに来ないじゃないか」
こはる「だってー、女王様の餌って、死んだネズミばっかりだから」
女王「おい、あのネズミは築地で仕入れた高級ネズミなんだぞ」
こはる「そんなこと言ったって、たまにはおいしいチョコも食べてみたいなー」
女王「それで、一生懸命、チョコを送ってくれっていうメールを、あちこちに出してるのか」
こはる「いえ、そ、そんなことはしてませんよ」
女王「隠しても無駄だ。すべてお見通しだ。4000人目のキリ番を取ったかめのところに、賞品としてチョコを送れと催促したそうじゃないか」
こはる「あ、ば、ばれてましたか」
女王「あたりまえよ。しかし、かめもケチだなー。一番安いチョコしか送ってこないなんて。わしなら、ど~~んとプレミアショップの1万Pコインのやつを送ってやるんだがな」
こはる「ええー、そんな素晴らしいチョコを買ってもらえるんですか」
女王「誰が買うと言った。どこかのとんまを騙して、巻き上げるのよ」
こはる「それじゃあ、詐欺ですよ」
女王「ふふ、わしにかかれば、どんな奴でもチョコを差し出すからなー。それにそれがダメでも、手作りチョコがあるから安心しろ」
こはる「女王様が手作りチョコを作ってるんですか」
女王「ああそうとも。ニコッと家具店に、チョコ作りセットが売ってたから、大量に買い占めたんだ」
こはる「大量って、そんなに買ってどうするんです」
女王「そ、それは内緒だ。それよりこはる、街を歩いている奴が、海苔巻き持ってたけど、あれはなんだ」
こはる「ああ、関西では、昔から節分にあの太巻き食べるんだって。恵方巻きって言って、今年は東北東を向いて食べると、願いが叶うそうだよ」
女王「ふーん、そんな物切って食べればあっという間だよな」
こはる「いえ、一度口に入れたら、最後まで一気に食べなきゃだめなんですよ」
女王「ほー、それはいいことを聞いた。いかん、休憩の時間が終わってしまう。早く広場に戻らなければ、じゃあな」
(ピュン)
こはる「しかし、最近女王さまは、アルバイトばっかりやってるな-。なににそんなにコインを使ってるんだろうね」
==夜12時==
女王「ふー、アルバイトは疲れるZE。あ、かめの口癖が移ってしまった。そんなことより、チョコを作らなくちゃ。せっせ、せっせ」
(コメント1に続く)
恵方巻き10本頬張れる女王様、素敵♪ww
それ以前に食べきるまで喋ったらあかんです。
チョコ集めがんばってくださいね!
女王様の話はいつも面白くて楽しみにしてます!!
次はホワイトデー編ですか!?ワクワク^o^)/
僕も言葉遊びを楽しんで、
成長しています。
ああ、すみません。
ちょっと言葉遊びしただけです。
いつも楽しんでもらってるのは知ってますよってば~
言葉って難しいね。
訂正
面白くて、最後まで一気に読んでしまいました。
どうだ、これでどうだどうだ!!!
ありがとう、おかげ様でひとつ大人になりました。
ありがとうございます。
最後まで読んでしまいますって、
読まないときもあるということでしたか
ちくちくさん
さすが、行間を読むのがお上手で。
しぃさん
あ、さんじうさんに配ってこようっと
俺って、だれだっけ
空豆さん
多分、明日は家に隠れているので
忙しくはないかと
明日はお忙しいでしょうね^^
ほらほら、こはるさんは乙女でしょう。
そこらのカッコいい人たちに配ってきたらどうですか。
わこさんとかちくちくさんとかジュネさんとかかめさんとかわこさんとかわこさんとか俺とか(オイ
あ、当日までとっておいてるんですね。ゆっくり待ってますからご安心を。(あのなぁ
トリュフ以外はすべて集まったというこっちゃな(ー▽ー)いよっ!色男!
相変わらず面白いね、
ついついのめり込んで、最後まで読んでしまう。
ホワイトデーが怖いですよ。
はい、安いチョコでも、愛情がこもってれば
Welcomeです。
お待ちしております。
安いチョコしかあげれないのだが・・・
はい、ごらんの通り、闇の女王様の
素晴らしき物語です。
しぃさん
な、なにか勘違いされてるようですが。
そうそう、配るのがしぃさんで、
もらうのがこはると。
ちくちくさん
いえ、チョコレートを集めてるだなんて、
そんなことは無いですよ。
たとえ、プレミアショップのチョコトリュフを
まだ手に入れていないからと言って...
ジュネさん
ありがとう。
その笑いが、次の物語を書く原動力です。
じゃがぁさん
えーと、チョコを集める物語じゃ無かったんですけどー
女王さまがネコを手なずけるのが趣旨だったのに。。。
まーちさん
ホワイトデーのお返しクッキーがショップに出てこないことを
祈ってます。
わこさん
ろ、ロリ服を買うんですかー。
次回は、「闇の女王とロリ服」にしろという
ご命令でしょうか。
バイトしなくちゃロリ服買えないの><。
(*^-^)/^^^^^^^^^^❤
餌はわこの愛 釣れるかな?w
ホワイトデーもありますから、
あんまり集めると後が大変ですよ(ニヤリ)
こはるさん、チョコあつめてんねんやー(ー▽ー)
んでわこが猫さがしてるんかー
なんていうか、ときめきを感じる
かわいいお話やなー。(ー▽ー)うほほ
……………………………………薄情者。(なんちて)
いいなぁ手作りチョコ。板チョコは貰ったけど。
いや、わこさんからはそれで満足。
よし、こはるさんに期待しておこう。
それではっ☆
バレンタインにはゴスロリ少女になってチョコを配るつもり しぃ
なにこれ?
書き直そうにも、かめさんのコメントが邪魔してる。
ええい、消しちゃおうかなー。
し、しかし女王様に報告するそうなので、怖くてできない。orz。
え~と・・・
一番安いチョコでは不満だったようですね・・・
(しかも流用品だなんて、イメージが下がるので言えなァい♪)
まんま、女王様に報告いたしますのでぇ(--;)
あ!
弟十に回こはる劇場(^m^)
クソIMEのせいにしてみまつ?!お~ほほ!!
==翌日==
こはる「さて、今日のオニはどこの広場にいるのかな。あ、あそこだ。あれは、オニの格好をした女王様かな」
住民A「やーい、弱虫オニー。積み木をよこせ」
住民B「オニさん、私にも積み木をいただけますか」
女王「だれがお前らなんかにやるもんか。ふん。格好のいいネコにしかあげないよ」
ネコA「あのー、私に積み木をいただけますか」
女王「あら、かわいいネコちゃんだねー。さあ、これを持っていっていいよ」
ネコA「えーと、これは積み木じゃなくて、チョコなんですけど」
女王「いいのよ、特製チョコだから。ほらほら、開けてごらん」
ネコA「はい。あら、メッセージだわ。う~んと、『私のネコちゃんになってくれたら、毎日愛情たっぷりのチョコレートが食べれるわよ。うっふん』て書いてある」
女王「その通りよ。どう、私の家の飼い猫にならない?」
ネコA「結構です」
女王「そこをなんとか」
ネコA「いやです!」
女王「怒って言っちゃったよ。でも秘策があるんだよ。ふふ、これを食べれば、願いが叶うぞ。もぐもぐもぐ」
こはる「ああ、女王様、恵方巻きを食べ始めたよ。しかも一本じゃなくて、まとめて口に入れてるよ」
女王「もぐもぐ、さあ、あのネコがわしの飼い猫になりますように。もぐもぐ、ぐふぅ、ううー、の、喉に詰まった」
こはる「あ、女王様が倒れちゃったよ。いくらなんでも十本近くもくわえたら、息ができなくなっちゃうし。女王様、大丈夫ですか」
女王「ぐふぅー、むぐぐ。た、た、助けてくれー」
こはる「じゃあ、恵方巻きを取りますからね」
女王「いや、ダメだ。むぐー。恵方巻きを口から離すと、願いが叶わなくなってしまう」
こはる「なら、そのままにしますよ」
女王「ぐふぅ、そのままだとい、息ができない。ごふぅ」
こはる「じゃあ、恵方巻きを取り出しますからね」
女王「むふぅ、いや、恵方巻きは口から離せない。願いがー」
こはる「めんどくさいからほっとくか」
女王「し、死んじまうよ~~」
第十に回こはる劇場いかがでしたか。
この物語は、フィクションで、登場人物は、ニコッとタウンの住民とは一切関係ございません。
ということで、かめさん、住民A・Bさん、ネコAさん、ご出演ありがとうございました。
わこ「こはる、釣り堀でネコを釣りに行くが一緒に来るか」
こはる「諦めてなかったのかー」