冒険を夢見るちくちくさんにささげる世界半周旅行記

第二十四話 ラッシーは美味しい


（前回までのあらすじ）
日本人と言うだけで、日本の物価が高いと言うだけで、
インド人には金持ちに見られます。
それに安穏として旅をしていていいものなのか...
さて、標高２０００ｍのコダイカナル。
ここはデカン高原にあって
インドにしては寒過ぎるところです。
これからインド最南端に向かいます。



（5月20日）
朝から小雨が時々落ちてきますが、そんなには寒く感じませんでした。
ここは、標高２０００ｍのコダイカナル。
食堂のお薦めラザニアは、時間が早すぎて、まだ準備が出来ていないとのことでした。
チベットフードを頼みましたが、チャウチャウがとてもしょっぱくて、
フライド・モモが１０個も出てきて、食べきれませんでした。（※１）
ユースホステルの部屋を変わりました。今度の部屋は、３家族と一緒になりました。
夕方から、足が冷えてしまい、バザールまで出かける元気がありませんでした。
夜になると、子供達が騒いで、その次は、ベッドの上に寝ている人のいびきが凄くて。
夜中の３時には、子供の泣き声。朝の５時にから、おしゃべりの声と、
なんだかとても回りがうるさくて、一晩中眠れませんでした。

（5月21日）
今日は、バスに乗って、マドゥライに戻ります。朝、バスに乗ったときは、
３枚ほど重ね着をしていましたが、時間が経つにつれて、順番に脱いでいきます。
マドゥライに到着したときは、とても疲れていて、また、暑かったので、
少々の贅沢はいいかー、と５０ルピーのロッジに泊まり、中華を３食食べました。
どんな食生活をしていたかというと、
　朝チャイ　０．７５ルピー
　椰子の実ジュース　３ルピー
　パイナップルジュース　１．５ルピー
　コーヒー　１．５ルピー
　フライドライス（朝食）　１８ルピー
　チャイ　０．８ルピー
　フライドライス（昼食）　２０ルピー
　フライドヌードル＋アイス　２１ルピー
この他に使ったのは、
　バス　１３ルピー
　切手　３９ルピー
　サンダル修理　５ルピー
　宿泊　５０ルピー
しめて、１７５ルピーで、普段の日の３倍くらい使っています。
さて、雨で濡れたものが多かったので、全部洗濯しました。
明日は、朝一番のバス（６：４５）に乗って、インド最南端カニャークマリに行きます。

（5月22日）
バスの出発の時間が気になって、夜中の１２時から、１時間おきに目が覚めてしまいました。
カニャークマリまでは、『地球の迷い方』によると、９時間かかるということなので、
７時のバスに乗っても、夕方の４時頃に着くのかなと思っていたら、お昼の１２時には
着いてしまいました。（※２）
迷い方によると、日本語の出来るラッシー屋のテラコという青年がいるらしいけど、
残念ながら、この日は会うことが出来ませんでした。
でも、ラッシーは飲んでみました。
元々牛乳を飲むと下してしまう方なので、ヨーグルトとかは飲めなかったのですが、
ここで飲んだラッシーは、というか、インドで飲んだラッシーは、とても美味しくて、
すっかり気に入ってしまいました。

（5月23日）
インド最南端のカニャークマリで、鯨とりの様子を見ていました。
漁村なので、皆さん魚を食べます。フライした魚を売っていたので食べてみましたが、
とても美味しかったし、懐かしかった。何せ、魚を口にするのは2ヶ月ぶりくらいなので。

（5月24日）
インド最南端のカニャークマリで、地引き網の様子を見ていました。
午後から、トリバンドラムに移動しました。

（第二十四話につづく）


※１　チャウチャウは、チベットの焼きそばです。モモは、チベットのシューマイのでかいの。
※２　『地球の騙し方』と言う人もいるくらい、古い情報が載っています。
　　　これを信じて旅をすると、えらい目に遭います。


標高２０００ｍのコダイカナルから、また暑いインドへ逆戻り。
インド最南端のカニャークマリにやってきました。
有名なラッシー青年、テラコには会えませんでしたが、
美味しいラッシーを飲んで、美味しい魚を食べて
これから西海岸を北上です。

次回、「第二十五話 一週間続いた下痢」をお送りします。
乞うご期待。