旅行 158日目 ノルウェー・トロムソ
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2015/06/27 16:43:06
一昨日、白夜を見るため歩いてきた話を、ゲストハウスのオーナーにしたところ、白夜を見るなソムロイという島の丘の上が一番いいと教えてくれました。
そこまでバスがあるそうですが、一日2便くらいしかないそうなので、自転車を借りて行ってみることにしました。
まずは街に出て買い物です。
北欧といえば、キッチン用品に木のぬくもりがあるというイメージなので、まずは雑貨屋さんへ。
ここはスペースの一部が無印良品のコーナーになっていますがそこはパス。
キッチンコーナーでは、黒や白を基調としたシンプルなデザインのものを置いていました。
うーん、これなら日本でも買えるかなと思い、ここもパス。
雑貨の中では、ろうそくの種類が多く、結構大きいろうそくを沢山揃えていました。
次に行ったのがお土産屋さん。
暖かそうな手袋があったので、それとおそろいの耳隠し、帽子、それからマグカップを一つ買いました。
マグカップは白と黒がペアであったのですが、黒いマグカップは汚れが良く見えないので白だけにしました。
そして貸し自転車屋さんへ。
ソムロイまで行くという話しをしたら、ここから60Kmの距離があるけど大丈夫といわれました。
うーん、60Kmもあるのか。でもお店の人が大丈夫というので、行ってみることにしました。
折角自転車を借りたので、まずはロープウェイまで。
今日は動いていました。
でも、頂上は雲に覆われていて、そこからなにも見えません。
山道があるみたいなので、少し降りてみたら、街並みが綺麗に見えました。
ついでなので、そのまま山道を伝って下山。
途中、雪渓があちこちにあり、試しに雪渓を通ってみたら見事に滑ってしまいました。
夕食を食べてから、サイクリングをスタートしました。
コースを見ると海岸通が8割、山道が2割程度でした。
道路の横に、歩行者と自転車が通れる道が整備されていて、車の心配をすることなく、どんどんといくことが出来ます。
大体時速20Kmくらいで走っていました。
坂道に入ってからは結構きつくて、自転車を降りて押すことが多くなりましたが、その分下りは快速に飛ばします。
山の中で、モトクロスをやっているところがあったので見学していきました。
子供たちが走っていて、中には10歳くらいの子供もいました。
天気はあまりよくなく、山には雲がかかっていましたが、遠くの海のほうは少し明るいのでそれだけが便りです。
40Kmくらい走ったあたりで、カフェの看板があったのでいって見ました。
でも明るいとはいえ、すでに夜の9時。お店は閉まっています。
お店の裏の桟橋で、5人ほどがルアーで釣りをしています。
見ている間に、2~3匹釣れていました。
誰かがトイレに行っている間に、他の人が試しに彼の釣竿でやってみればといってくれましたが、ルアーをどこかに引っ掛けそうな気がしたので止めておきました。
そこから少し走ったら、ついに太陽が雲の間から顔を出しました。
これは期待できそうです。
夜の11時頃にようやく目的の島に到着。
島にはキャンピングカーが何台も止まっていました。
こちらの家庭には、一家に一台はキャンピングカーがあるようです。
丘があると聞いていたのですが、それは丘ではなく山でした。
なので登るのは諦めて、海岸近くの草むらへ。
空には一面に雲が。
ベルリンで買ってきたシュラフに入ってみました。
ダウンを使っていると思っていたのですが、風を受けてちっとも暖かくなりません。
やはりテントがないとダメなのでしょうか。
30分ほどそこにいましたが、寒いので帰る事にしました。
帰り道は少し遠回りですが、山道の少ないほうを通ることにしました。
距離は80Km。
海岸通りでも少しは起伏があります。
でももう足が疲れきっていて、その登りの坂道を登ることが出来ません。
自転車を降りては押して坂道の頂上で一休み。
そんなことを繰り返していて、ちっとも先に進みません。
しかも風が出てきて寒い。
Tシャツに長袖シャツ、カーデガンにジャケット、それにベルリンのユニクロで買ってきたダウンのジャケット。今日買ってきた耳宛と手袋をしていますが、それでも寒く感じます。
残り50Kmあたりで、バスの停留所を見つけました。
時間は午前3時半。
停留所は、入り口が小さく中には座るための長いベンチがあります。。
そのベンチの上にシュラフを敷いて、仮眠をとることにしました。
でも、シュラフは暖かくなく、とくに靴下のあたりが冷たくてよく眠れませんでした。
しかも、寝返りを打つと、足がつりそうになります。相当足にダメージがあるようです。
それでも朝の7時半頃までうとうとしていました。
道路を車が通る音が聞こえるようになったので、自転車移動再開です。
しばらく寝たおかげで、10Kmほどは快調に走ることが出来ました。そして、遠くにトロムソの街のシンボルであるあの教会が見えたときはほっとしました。
でも、お腹はすいているし、足も腕も力が入りません。
坂道を登ることが出来ず、何度も自転車を押す羽目に。
そうやって坂の頂上で休んでいると、バスがやってきました。
行き先を見ると、帰る街トロムソです。
助かりました。自転車ごとバスに乗車。
こちらのバスは、自転車を収納するスペースがバスの中にあるので自転車ごと乗ることが出来ます。
バスの中から帰り道を見ていましたが、たぶん自転車で帰るのは不可能だったと思われます。
ゲストハウスについたのは、午前9時半。
身体はぼろぼろです。
長い一日でした。
がんばった割には、太陽を見ることが出来たのは行きの途中一回だけで、
結局白夜を見に行ったというよりは、ナイトサイクリングをしに行ったことになってしまいました。
そんなつもりはなかったんですけどね。
往復で140Kmって、よくよく考えてみると札幌から旭川よりも遠いんですね。
そりゃあ、無理だわ。
がんばりましたね~(@@。
あったかくしてゆっくり休んでくださいね。
60㌔の距離でも自転車の許容範囲なのですねぇ。
寝不足と過労で体力激減してそう。のんびり過ごす時間が必要な気がします。