画家や作家、歌手や役者といった芸術・芸能関係の仕事についている方たちを尊敬しています。
　
　

　必要性というのなら、他の仕事の方が重要度も高いでしょう。
　挙げていけばきりがないですが、人の命を救ったり守ったりする仕事や、伝統的に続いている仕事や新しいものを生み出したり発見したりする仕事、人々の生活と密接にかかわっている仕事、等々……。
　仕事というのはどんなものでも尊いものですし、どの仕事でも極めている人たちはとても格好いいと思います。

　
　それでもやっぱり個人的に憧れ、尊敬しているのは芸術・芸能関係の仕事の方たちです。
　理由はやっぱりいくらでもあるのですが、自分がつきたいと望んだことがある仕事だからだと思います。
　自分を表現したい、という気持ちは誰にでもあるのでしょうが、それを仕事に出来るのはとても難しいことです。
　先にも書きましたが必要性というなら、なくてはならない、というものではありませんし、それでも求められる程にならなければ仕事にはなりません。
　技術的なものも必要ですが、技術だけあっても中身がなければ意味がありません。
　自分に出来ないことを出来る人たちは素直に尊敬出来ますし、その難しさを多少なりとも知っていれば尚更です。
　

　尊敬だけでなく、少しばかりの妬ましさも感じてしまうのは、かつての夢がまだ完全に諦めきれていないからなのだと思います。