何回かフリマに応募しているうちに、だんだんと事情がわかってきた。

まず、いちばん応募し易いのかと思っていた「何でもいいよー」は、「（私の欲しいものなら）何でもいいよー」の意味だと学習した。これは「○○求め」と明記してあるものよりも難しい。だって、誰に出品者の欲しいものがわかるってんだヨ？！　さんざん返事を引き延ばされて、挙句の果てにキャンセルの憂き目にあうのがオチだと知った。

先日もこういうのを見た。「何でもいいよー」でたくさんの応募があったらしく、すぐに「応募終了」となった（30件までなのかな？）。しばらくしたら、「ガチャ以外で！」というようなメッセージが追加されて応募再開となった。出品者、少々キレテおられるようだが、これは「何でもいいよー」と書いたほうが悪い。ワクワクして応募した30人の応募者の夢をぶち壊したことを反省すべきでこそあれ、怒る権利はない。

また、出品者と応募者との間で交渉ができず、出品者からしかメッセージを伝えられないということで、力関係が「出品者＞応募者」という面もあるように思う。「○○、△△、□□などを求めています」とあるところに○○で応募したら、「＋αできませんか」と来たことがある。これがいわゆる「つり上げ」というやつなのだろう。即刻キャンセルした。「最初に書いてあることと違うじゃないか。そりゃあ欲が深いってもんじゃないのかい？」とこちらから言う手段がない以上、キャンセルするのが精一杯の抵抗の意思表示だ。

そもそも「何でもいい」とか「＋α」を強要するとか、そういうのはこのニコタのフリマの趣旨に反するものなのではないか。ヘルプの「ニコッとフリマについて」を見ると「ニコッとフリマは、持っているアイテムを出品や応募することで、今、欲しいアイテムと交換ができるサービスです。」とある。「今、欲しいアイテムと交換」するシステムなのだ。決して、より価値（価格）の高いものを漁るためのシステムではないのである。

タウンでの会話など聞いていると、「○○を出したら、これこれの品で応募がきたけど、どうしよう」とか、「複数応募があったけど、どれが得かな？」などと相談している人もいる。自分が欲しい品を書かなかったか、逆にたくさん書きすぎて出品したから迷っているのであろう。……だから、損得でするもんじゃないって！　本当に自分が欲しい品さえ手に入るのであれば、一番最初に応募してくれた人で良いじゃないか。また、これといって欲しい品がないのに、今後のフリマに役立つだろうと価値の高い品を集めようとするのは、決して誉められた行為じゃない。というか、見苦しい。本当にその品を欲しがっている人にとって迷惑以外のなにものでもないことに、思いを致すべきだ。

先日は、初めて出品してみた。ある品を出して「○○と１：１で交換希望」と書いたら、すぐに応募が１件来た。即座に成立。時間にして７分。双方が納得して欲しい品を入手できる、それがフリマってもんだと思う。

とにかく、何を求めているのかわからない出品には応募しないことだ。こういうのに限って「価値を考えてね」なんて居丈高に書いてある。あんたの価値観なんか知らんがな、ねぇ……。