Nicotto Town


紅茶にケーキ


文芸技術部 記事転載

 良い物語とは何だろう? 技術的な観点から考えてみました。

複雑な問題をあえて単純化する事で本質に迫り解決策を見出す方法の一つとして「二軸思考」があります。

 最初に「良い 悪い」、「多い 少ない」など対極で考える事が出来る要素で、「ザックリ感」、「一言で言うと」で表現できるもので本質に迫ります。

 

 

「ずばり、良い物語とは着想力と表現力だ」

 

 これで、X軸に表現力。Y軸に着想力を置きます。

第一象限(Xが+、Yが+の領域)表現力、着想力が良い。

第二象限(Xが-、Yが+の領域)表現力は良くないが、着想力は良い。

第三象限(Xが-、Yが-の領域)表現力も着想力も良くない。

第四象限(Xが+、Yが-の領域)表現力は良いが、着想力が良くない。

※ グラフ化してみて下さい。

表現力とは、文章構成、描写力、ボキャブラリーなど

着想力とは、テーマ、キャラ設定など

 

 自分のポジションがどこか? 考えると得意不得意が見えてくると思います。

表現力が弱いと出たら、具体的に何が弱いのか一歩踏み込んで考えてみると良いです。

その上で、色々な文章として物語、ニュース記事、科学誌などを読んでみると表現方法の違いが見えてくると思います。

着想力が弱いと出たら、オリジナリティーなのか? 応用力なのか? を考えると良いと思います。

その上で、物語を逆アッセンブリしたり、元ネタを探ったりするのが良いと思います。

例えば、AIものだと日本だと源流に「アトム」がいたり、アメリカだと「HAL」がいたりすると思います。

 色々な作品、物語に限らず会社や大学のレポートを含めて読んでみると思わぬ発見があると思います。

 

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2018/04/27 18:34
>skryingさん
とりあえず、skryingさんに改稿をお任せします。いい作品になるのを楽しみにしていますね。

ですが、私、それほど世間にももまれておらず、
世の中嫌な事ばっかりだと思って書いていないので、
skryingさんと出来上がるものは根本的に違うと思われます。
なので、改稿してダーク要素が入ったとしてもそれはそれで構いません。

よろしくお願いいたします。
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2018/04/27 07:34
追記

 なごり雪の描写力は、「あともう一歩」と思いながら書きました。
ずばり、ことさんのお陰です^^

 真っ白な羽根の「?」は「!」セットでの表現です。
「世界一短い手紙」で検索してください。これが素になっていますww
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2018/04/26 23:40

 「理由」の着想は良いと思います。
扱っている時間の長さもちょうど良いと思います。
続きがあるかも? の終わり方も良いと思います。
問題点は、書きたいテーマが情景描写が細かすぎて埋没している点です。
伝えたい事を際立たせるために言葉を削った方が良いと思います。
この辺の話は、「理由」を書きますので、お待ちください。


時空モノガタリに投稿しているのは、
主人公の視点と場面説明のナレーションで構成しています。
以下、各作品の補足

<真っ白な羽根>
マンションのパトロールのおじさん。
幻覚に引きずり込まれる。
飛び降りてしまう。
それを見ていた若者二人のうち一人
幻覚に引きずり込まれる。
車に跳ねられる。

<なごり雪>
明示していませんが、殺しています。
主人公は短絡的に家の外に出れない様にしていますが、
その結果が死に至るところまで想像できていません。

<クラス会>
ウエイトレスの女性が当時の虐められっ子です。
誰も気づかずにウエルカムドリンクを受取っています。
虐めていたのは、教師を含め全員です。
当時のクズどもは、大人になってもやっぱりクズです。それが先生になってもクズです。
虐められっ子の事など忘れて呑気に思い出話に盛り上がっています。
心に傷を負っても前向きに生きる女性に男性は復讐の手助けをしました。


ダークな作品が多いのは、世の中がそう見えているから。
それとも、自分が思っている以上に不幸なのかもしれませんww
前にも書いたかもしれませんが、
毎日たくさんの命の犠牲の上に生きている事を自覚しています。
生存競争を勝ち抜くと言う事は、誰かを死に追いやる事です。
勝ち抜く事が悪い事だと思いませんが、誰かの死の上に成り立っている事を自覚しています。

不景気な時、例年より一万人ほど自殺者が増えました。それが二十年続きました。
無能な経営者が、従業員の命を代償にして会社を存続させたのです。

以前の会社で、
いつもニコニコ働いている精神障害の人がいました。
単純な仕事に従事していましたが、いつもニコニコ仕事をしていました。
ある日、リストラで首になりました。
暫くして彼を見かけました。
競馬新聞を片手に、険しい顔で歩いていました。
涙が出そうでした。
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2018/04/26 21:58
今回続きを感じられた作品について

<クラス会>
と言う名の復讐劇。ぶるぶる。風宮さんの小説って、ダークなの多いですよね。
これは感想ではなく質問なんですけど、復讐を仕掛けたいじめっ子って、実体験を話した教師の子ですか。
この人のこれからの人生、大丈夫なんだろうか。最後に出てきた女性は、いろんなことを加味して主人公に協力してるんですよね。すごい愛だなぁ。そういうのは、善悪別にして好きです。

これはいろいろ膨らませられますよね。
すごく、長編もしくは中編向きな話だと思います
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2018/04/26 21:56
こんばんは。
skryingさんに言われたこと私なりに考えていましたが、
分からなかったので、手っ取り早い方法として風宮さんの作品を読みました。
それにより、一枚の絵画という言葉がやっと理解できました。
要するに、その短編だけで時間軸が移動しようとしまいと、
読者を納得させるように完結させないといけないってことですね。

私の話は、どこか、続き を連想させるものだったから、
弱いと感じられたんだと本当に今になって理解しました。遅くてすみません。
実際、続けてもいいかなーぐらいの気持ちで書いていたのでずれていたんですねぇ。

だとしたら、本当になんていうか、
ものすごーく、梨花の人生のこと、踏み込んで考えなきゃいけないですね。
ふんわりはあるのですが、最初だけでいいかと思って書いていた私は、文章云々よりとんでもない間違いをしていたわけです。
でも、理解した今なら一枚の絵画作品、書ける気がします。

というご報告でした。一つ賢くなりました。
長編と短編では書き方も、切り取り方も違うんですねぇ。
よくわかりました。

せっかくなので、読んだ作品の感想を書いてみようと思います。

<最初に>
短編という特性からなのか、
風宮さんの話には私とか、僕、とか俺、とかあまり出てきませんよねぇ。
そのため一体誰が視点なのか、どうしても分かるのに時間がかかります。(それを狙っているならいいんですけど)
一人称が嫌なら、男は、とか女は、とかだけでも、分かるんですが、ダメですか。

あと、多分これは私が馬鹿なせいでしょうが。
落ちがぼかしてあるからか、分からない奴が多いです。……どうしてだろう。
それで素敵な話なはずなのに最後もやもやするのです。

あとは、描写ですが、なごり雪以外は増やしたほうがいいんじゃないでしょうか。
なごり雪の力量があるなら、いくらでもできると思うんで。


<なごり雪>
バトルでしたね。おばあさんと主人公の。
必要のない雪かきを頑張る主人公と、体力がないということに胡坐をかいて性根が腐った老人とのバトル。楽しかったんです。楽しかったんですけど。
雪を詰め込んで、って……どういうことですか。扉の前にうずたかく積もらせて出て来られないようにして、餓死させたってことでしょうか。だとしたら怖い……
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2018/04/26 21:56
<女盗賊>
今回読んだ中では、これが一番、視点がどこにあるか分からない話でした。女盗賊が捕まって、牢名主?さんに水をもらったと言うことをオチを読んで初めて気づきました。多分途中で神視点が入ってるからだと思います。
で、結局、女盗賊さんは冤罪だったんですね。でも男前な人で、ちょっとカッコよかったです。
誤字:全員で掛かって勝ち目なのどない→全員でかかっても勝ち目などない?


<初乗り運賃の旅>
これって要するに、一駅分を逆に行ったってことで、12時間もかけたなんてすっごい大冒険ですよね。
でも、本当に申し訳ないんですが、私最後の駅名を見ても、東京なのかなぁということぐらいしか分からなかったです。無知ですみません。
読んだ後に調べてみたらこんなの見つけました。
https://ats-s.sakura.ne.jp/toreaka/oomawari.html
なるほどーと思いましたが、この分の説明もあればより良い作品になるかと。


<真っ白な羽根>
すみません。これは、分からないです。
ずいぶん昔の作品ですが、その前の自転車の練習が良かっただけに残念でした。
まず、視点の切り替えが起こった場面。いきなり始まってます。
しかも、彼らも天使(死神)に巻き込まれて事故にあう(あるいは死ぬ?)のでしょうが。
ちょっとふんわりしすぎですね。
あと、感情を ? だけはさすがにないと思います。これは、物書きとして断固主張します。

長くなっちゃいましたが、今後ともよろしくお願いします。
私も梨花ちゃんのこと、沙月さんのこと、考えてみようと思います。

長編のラストを書くようなイメージで。


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2018/02/23 00:03
>skryingさん
いろいろ察してくださって感謝です。
コメントしてからお風呂の中で、いろいろ考えていました。
確かにぶっきらぼうになってしまうことがあります。リアルではよく親に怒られます。
なので非常に気を使っているんです、これでも。少しでも伝わっていたら、嬉しいです。

自分でも勘定任せに書いたので、ちょっとブログの本筋とずれたかなとは思っていました。
でももう、消して逃げるはやめようと思いました。
今後は、少しでも未来に出来るようにこの考え方を意識してみるようにします。
ありがとうございました。

大人が楽しめる小説、きっと沢山ありますよ。
見向きもされないことはないと思います。(ミステリーとかお仕事小説とか)
そこにそれこそ、アイディアと読者を取り込む、力量さえ、あれば。

私の言葉はほとんど伝わらないので、物書きとして伝わるものを書いていきたいなと
この記事を読んで思いました。

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2018/02/22 23:10
ことさん
気に障ってないですよ。ことさんのコメントは言葉を選んでいるのが伝わってきます。
若干、ぶっきらぼうな表現を使う時がありますが、個性の範囲なのでOKです。
(リアルでは誤解する人がいるかと思いますが、私は発言の真意で見ているので、気楽に発言して大丈夫です)

本文でも書きましたが「複雑な問題をあえて単純化する事で本質に迫り」です。
二軸思考のテクニックになりますが、「除外」して単純化でも「押し込んで」単純化でもケースバイケースです。

 自分のポジションが分かっている人はいないと思います。
多分、こう言う思考法を始めて見た人ばかりだと思うので、今は無理だと思います。
多分職場でも、こう言う思考法を知っている人は少ない。または、いないと思います。
それなので、「これから出来る様になって欲しい」で書きました。
もう一つ、皆さん読者としての力はあると思うので、自分の作品を一読者として読めれば、表に当てはめる事が出来る様になると思います。
(今出来なくてもOK。明日を信じているので)

上達方法は、真似、パクリなんでもOKだと思います。オリジナリティーはその後に身に付くと思います。

ことさんの言う自己主張と、私が普段言っているテーマで妥協しないは同じ事だと思います。

アクセス数や評判は、良い物語である事が大前提です。
その上で、読者層にあっているなど時流に乗っているとアクセス数や評判に繋がると思います。

主な読者層が学生でラノベ全盛の世の中で、大人が楽しめる小説を書きたいと頑張っています。
作品の出来はおいといても、見向きもされないですよね。でも、この分野で書き続けたい^^

下三行、私も同意です。

「こういう浮き沈みも小説に反映出来たら素敵だなと思うのです」
そう思います。
石川啄木の「一握の砂」浮き沈みがMAXでした。
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2018/02/22 22:02
気に障ったら、消してください。
別に言わなくてもいいことだと分かってたんですが、消してブログの更新見たら、転載されていて、
なんか、消すのもなと思って、コメントしました。

そういう気分の日もあります。すみません。
でも、こういう浮き沈みも小説に反映出来たら素敵だなと思うのです。
アバター
2018/02/22 22:00
あえてこちらに書きますね。なんか、やなキャラになったので、こっちにあってよかったです。

補足というか、考察です? つらつらと。
今回skryingさんは、技術的な観点から考えられているので、
登場人物や時代背景や、セリフ、地の文の流れによって生まれる読みやすさなどは除外されているのでしょうね。
でも、あえて言えば、それも大切な要素です。(今回は分かって除外しているのだろうとは思いますが一応)
たとえば、家を作るのに土台と、木枠とセメントだけあっても、形にはなりますが、いい家にはなりません。
綺麗なカーテンがあって、お洒落なテーブルがあって、モダンなキッチンがあって、お風呂にはエコキュートなんかあったりして。それで初めて、魅力的な家になるのです。
それでも、テーブルやキッチンだけでは家にはなりませんから、土台と木枠、セメントありきです。

それでは本題。
着想:アイディア
表現力:文章力(語彙力)
ということになりますね。

でも、自分だけでこの表にここって分かる人いらっしゃるんでしょうか。
それと、良い 悪い の基準も人によって違うと思います。
今回は、主観でいいのでしょうか。それも大事ですね。
時に他人の評価も取り入れていけばよりよいものになるでしょう。

とりあえず私はどっちも底辺だと思って日々書いています。
悲観でもなんでもなく、自分の書いた文章は世辞でも年齢の割にうまくはないですし、着想も二番煎じですし。

それでも、上手い漫画や絵を描くには真似がいいとも言いますし、
小説も真似から入ればいいんじゃないでしょうか。
いまだに何か読むと、それに流されますしね、私。

何が言いたいんだろうかというと、『良い物語』に縛られすぎないでいたいという自己主張です。
書きたいもの書けばいいんじゃないかってことです。
自分の部屋には好きなぬいぐるみや、インテリア置きたいんです。

結局これだけ書く人が多い今の世の中、評価されるかどうかは、アクセス数や、評判がすべて。
大勢の人が好きなものが、いい、ものとされがちです。(実際売っているものは面白いですが)
それでも、好きな事なら、諦めなくていいと思います。たとえ二番煎じでも。
自分が納得していることが何より大事。
自分が納得できないものを書いても、本当の満足は得られない。

私はそう、信じています。じゃなきゃ、書けない。



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