不慮の事故で亡くなったスズメさんの遺体を持っていかれました。

というわけでカラスエピソード、また出来てしまいました。
悲しいかぎりです。うぅ。


　　　　＊

昨日の部活休憩時間のことです。

物凄い暑さだった為、
部室の窓を全開にしていました。

みんなは自分の昼食に夢中。
（約１名、携帯電話に夢中。　無論わたしです）
LINEのタイムラインを眺めていると、
わたし以外のみんなが

「っぎゃあぁぁ！？」

と叫んだのです。　それはそれは凄い声量でした。

わたしは窓から虫が入ってきたのだと勘違いし、

「っふぎぃぃぃぃゃあぁぁああぁぁああ！」

と部室の隅へ避難。
（虫が嫌いです。　過呼吸の原因の殆どは虫です）

しかし虫ではなかったようで。
恐る恐る近づいてみると、床の上に茶色い物体が落ちていました。
一瞬大便に見えたのは内緒です。

それはスズメでした。
「それはちゅんちゅん、スズメさんだよ」のスズメさんです。

動いてるのはクチバシだけ。
動こうとも、飛ぼうともしません。

とりあえずこのまま放置しておくのは良くないと思い、
掃除用具入れの中にあった塵取りとバケツを装備。
そーっと塵取りの上にのせて、バケツの中にINしました。


「…あのスズメ、窓ぶつかったよね」
「部室ン中に間違って入って出ようとしてガラスにｺﾞｯ…って感じだったー」


誰かの会話でだいたいの事情を把握いたしました。
不慮の事故です。

…そういえば聞いたことあります。
関東地方などにたくさんある、
「びる」や「たわー」とやらにぶつかってしまう鳥が後をたたないとか。
それを防止するために「フクロウなどの肉食な鳥さんのシール」を張ったりしている、とか。


「あ、…あれ？　動いてな…」


ふと聞こえた声にハッとなり、バケツの中のスズメを見てみると…


「…う……死んどる…」


スズメはびくともしませんでした。
脳震盪を起こしたのかと思いましたが、何分経っても動く気配はなく。


…
……
…………


ということで、先生の許可を貰いまして。
学校の施設である農場付近のお山に埋葬してあげることにしました。

少しだけ深く穴を掘り、亡骸とお花を入れておきました。

土をかぶせ、その上にお花をどっさり。

……パーペキ☆

と連れ添って来てくれた子たちとガッツポーズ。
そのあとは手を合わせ、ひまわりの花（野生です野生ですから）を添えました。

……すンばらすぃ☆

連れ添いの子たちとニヤリ。

再度手を添え、部活に戻りました。


…
……
………


部活終了後、連れ添いの子を連れてまた埋葬した場所に行きました。
カラスという天敵に遺体を食べられていないかが心配だったので。
ましてや前例
（http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=450373&aid=51580468）があります。
急いで向かいました。

埋葬した場所に行ってみると、埋めたときと同じような状態で安心しました。

同じような状態…蜂さんがいましたね。
蜂さんが来るということは、わたし達のお花のジャッジは正解だったということです。

良いことをしたような、とても良い気分で帰ることができました。



んで、今日です。
今日の帰りも埋葬した場所に行ってみました。
多分大丈夫だろう、と思っていました。

が。

いざその場所に行ってみても、お花の山はありません。
あの目立つひまわりもあるのです。
「見つからな～い！　えーん♡！」とかそういうのではありません。

あるのは穴だけで。

穴が開いてるということは、誰かが掘り返したということを表します。

しかし、中には何もありません。

お花も一つもありません。


そんな中、黒い羽が１枚落ちているのを見つけました。


……やられた。


わたし達は無言で手を合わせ、新しいお花を穴の中に入れました。




帰り際、付き添ってくれた子が言いました。


「カラス、ってさ。
　動物の死体とかを埋めるの見てるんだって。
　見てるから掘り返すんだって。　…そんで食べるんだって」

「…じゃあ見てたんだね、カラス」


カラスってやっぱり怖い。　というオチ。





カラスは見ている、といえば。
わたしが小さい頃のことです。

サンタさんがやってくる時期、１２月。
あの頃のわたしは（子供なりに）悪いやつでした。

なのでマミーは

「悪いことやってると
　【フィンランドカラスさん】がサンタさんに教えちゃうよ」

といつも言っていました。

純粋だったわたしはその言葉を鵜呑みにし、
お手伝いをやりまくりました。　結果プレゼントGET……。


今更だけどフィンランドカラスさんって何だろう（笑）