おねにぃさんの日記 | ニコッとタウン

お　ね　に　ぃ　日　和

友だち・お気に入り

✿雑魚と稚魚と鮮魚✿

カテゴリ：日記
2014/02/21 20:54:08

俺の友達に、作家を目指している子がいます。
こんな若いのに（齢１６）もう将来を決めているなんて、素晴らしいと思います。

彼は常日頃から短編小説を書いていて、
たまに俺に見せてくれます。
それがもうとてもとても面白くて！
文才があるため、飽きずに読んでいられます。
是非とも作家デビューして欲しいくらいなのですが、彼は誤字が多い。

今日見せて貰ったのは、少々チープなヤクザのお話。
主人公の栄太朗さんがとても格好良いです。
頭脳系でハードボイルドな努力青年…という感じです。
栄太朗さんまじ栄太朗さんですﾊｧﾊｧ

問題のシーンは、敵対している組との抗争シーン。
栄太朗さんのライバル、零二さんとの戦いのシーン。

栄太朗さんと零二さんは昔からのライバルです。
しかし、力の差は歴然。
零二さんがクッソ強くて強くて！
栄太朗さんはいつもボロ負けしていたので、零二さんに「雑魚」呼ばわりされていました。

しかし栄太朗さんは努力する人。
しかも頭がいい。
窮鼠猫を噛む―――という表現がお似合いでしょうか。
見事に零二さんの膝を地につける事に成功したのです。

『　クッ…ソォ……　』
『　お前、前から言っていたよな。　オレが稚魚だって　』

＊

ぱたん、と一旦ノートを閉じる俺。

「…どうだ、俺の力作は」
「とっても面白い。　んで、稚魚って何？」
「……ちぎょ？」
「ほら、ここに…」
「………あっ！」

彼は俺に指摘されてから気づいたようです。
恐らく「雑魚」と書きたかったのでしょう。

雑魚とは、価値の無い小魚―――または地位も影響力も無いような人の事。
稚魚とは、生まれたてのお魚。

まぁ…間違っているとは言えない事もありませんが……稚魚(笑)

続きを読むため、再びノートを開きます。

＊

『　ッくそぉぉ！　鮮魚が粋がってんじゃねぇぞぉぉぉッ！！　』

＊

「……っぶふぉ！！！」

零二さんの「鮮魚」発言に噴き出す俺。

「ど、どうしたみょん！」
「鮮魚って…、何……ぶふっ」

文字で表して良いのなら、
ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
です。　草不回避です。

稚魚ではなく、今度は鮮魚です。
生まれたてのお魚が新鮮なお魚に進化しました。

これ以上読むと俺の腹筋が崩壊しかねないので、勘弁して貰いました。

今日のは異常なくらいの誤字っぷりでした。

で、でも内容は面白いんですよﾆｯｺﾘ
誤字はもっと面白いんですが…それは彼には内緒ということで❤