第139弾｜ フランカの部屋、お兄さんの部屋
- カテゴリ：お部屋アイテム
- 2014/06/16 16:47:05
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――14:31。
路面電車の駅にほど近い、一軒家の2階。
廊下に面したグリーンのドアが、
そっと開けられました。
「ただいま」
フランカは、静かな声で言い、
学校指定のかばんを床に置きました。
「ピチュピ！」
カナリアのタンポポが、お出迎えです。
「タンポポ、ただいま」
フランカが手をのばすと、
タンポポは、頭のてっぺんにとまり、
上機嫌です。
フランカは、楽しそうに笑って、
そのまま歩いてゆき、丸太でできた鏡台の
引き出しからエサを、使う分だけ、とり出しました。
そして、残りを引き出しにしまうと、
金魚鉢に、ぱらりとまいて、言いました。
「キャンディ、ただいま」
金魚鉢の中では、1匹の鮮やかな熱帯魚が、
ちゃんとフランカのほうを見て、それから
エサをぱくぱく食べました。
キャンディは、ネオンテトラという種類で、
育ちざかりの元気な男の仔でした。
フランカは、その鮮やかな色を見て、
幼いころ大好きだった、甘いキャンディを思い出し、
この名前をつけて、かわいがっていました。
フランカは、今日の授業で使った
教科書とノートを机に置き、引き出しから出した
鉛筆と、消しゴムも、そばに置きました。
そして、かばんをクローゼットにしまうと、
制服のまま着席し、今日の復習をはじめました。
頭の上のタンポポが、無邪気に見守っています。
高校へは、路面電車で1駅。
疲れる前に、帰宅することができました。
部活のない今日は、なおさらです。
すぐに、その日の復習を済ませ、
花の世話をする時間や、家族とゆったり過ごす時間を
得られることを、フランカは感謝していました。
クローゼットのとなりの、赤いドアを開けると、
お兄さんのお部屋がありました。
ドアが閉まっていると、見えませんが、
フランカの部屋と同じ面積の、畳の部屋でした。
最新のキッチン、アイロン台も、ついています。
お兄さんは、残業のない、週休2日制の会社で
働いていましたが、帰ってくるのは、18時より、あとでした。
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コーデ広場
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=454893&aid=56116883
お兄さんのプロフィール
http://avatar7dress7up.iku4.com/my-fanart-novel/franca-s-big-brother-plofile-19y
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ありがとうございます！（≧▽≦）
お部屋には、「好きな色」や、「性格」が表れると信じてるので、
今回も、性格を表現しようとしました。
ステキ水＆ステキコーデ＜グリーンのピアスが効いてますヽ(*´∀｀)ノ