Nicotto Town


彩世幻夜のニコッとブログ


他力本願 (2)

――昨日に引き続き。


本日は女性バージョンいってみようかと。

‐ゲスト一覧‐

Need of Your Heart's Blood から  …  咲月
Eternal a Contradt から … 千恵
緋色の絆 から … 竜姫

昨日の3名のお相手役のヒロイン達を引っ張ってきてみました。


千恵:「理想の春デートかぁ。うーん、春って言うとさ、運動会とか山登りのイメージがあるんだよね」
竜姫:「え、山登りはともかく、運動会って普通秋じゃない?」
千恵:「うーん、うちの周辺の小中学校の運動会が春……だいたい五月か六月頭くらいなんだよね。山登りもさ、小学校時代の遠足って、春と秋に2回あったんだけど、春の遠足が、毎度山登りでね……。もう刷り込みっていうか……」
竜姫:「ああ、そういうのってあるよね。うちは秋の遠足がだいたい飯盒炊爨だったなぁ。カレーとか焼きそばとか作るの」
千恵:「あ、いいなぁ、そういうの。デートもさ、下手に街をぶらぶらウィンドウショッピングとかするよりは、そういうアウトドア系のが楽しそうだよね」
竜姫:「うん、……うちなんか田舎だから。そもそもデートで行くような店なんかないしね。電車で何時間もかけて街へ出るよりは、近場の景色のいい場所でまったりする方がいいなぁ」
千恵:「うん、場所もそうだけど……なにせ那由他って……見た目はともかく中身の歳がね……アレだから……。雑誌で紹介されてるような最新のデートスポットってなんかそぐわなくて」
咲月:「300歳……」
竜姫:「そうね。うちもあれで600オーバーなのよね。見た目はともかく」
咲月:「……でも、私はショッピングモールとか草津のあちこちへ連れて行ってもらいましたよ? 葉月さんも一緒でしたけど」
竜姫:「なるほど、それが楽しかったんだ? 咲月ちゃんはそういうデートの方が好み?」
咲月:「好み、というか……。イメージとして、なんとなく。デートって言うと水族館とか映画観たりとか、そういう印象が強くて。それに、山登りとかだとなんだか足手まといになってしまいそうで……」
千恵:「それは仕方ないんじゃない? 私、体力に自信あるけど、さすがに那由他には及ばないし」
竜姫:「私も、並よりはあると思うけど、それも人間としての範疇だもの。人間である限り、彼らには及ばない事くらい、彼らだって承知のはず。それを足手まといだなんて、思うはずないでしょう? ――緊急時でない限りは」
千恵:「そうそう、折角のデートなんだからさ、しっかりエスコートしてもらえばいいじゃん」
咲月:「え、エスコート??」
千恵:「例えば、足場の良くない場所で手を繋いでもらうとか」
竜姫:「水場や泥だらけの場所を渡るのに抱えてってもらうとか」
咲月:「えええ??」
千恵:「ふふふ。想像しちゃった?」
竜姫:「で、景色のいい場所でお弁当広げて……」
千恵:「はい、あーん、とか……。あー! ダメ! 私が想像しちゃった! っていうかチエ時代にやらかしたいらないこと色々思い出しちゃった……
咲月:「でも、そう聞くと……、本格的な登山は無理でも、設備の整ったキャンプ場とかでバーベキューとか楽しそうですね」
千恵:「うん。下手に洒落た高級レストラン連れてかれるよりは、そういう方がいいよね」


――と、いうわけで。
彼女たちの理想の春デートは「ピクニック」だそうです。




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