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イスラエルの光と闇 2/2

>> イスラエルの光と闇 2/2

A・C・ヒッチコック著「サタンのシナゴーク(会堂)」米 国版。276頁以下。ここに、2004年10月16日。ブッシュ米大統領は、「グローバリズム・アンチ・セミティズム・ レビュー・アクト(全世界反ユダ ヤレビュー法)」に署名した、と。筆者の知る限り、日本のマスコミは、米国のこの法律の制定について、なんらの報道もして居ない。A・C・ヒッチコックに よれば、ある人物が反ユダヤ的と見なされるための條件は、次の14項目であると言う。

(1)ユダヤ社会が政府、マスコミ、国際ビジネス世界、金融を支配して居る、との主張。
(2)強力な反ユダヤ的感情。
(3)イスラエルの指導者に対する公然たる批判。
(4)ユダヤの宗教を、タルムード、カバラと結び付けて批判すること。
(5)米国政府と米国社会が、ユダヤ=シオニストの影響下にある、との批判。
(6)ユダヤ=シオニスト社会が、グローバリズム又はニューワールドオーダーを推進している、との批判。
(7)ユダヤ指導者などをイエス・キリストのローマによる、十字架に付けての死刑の故に非難すること。
(8)ユダヤのホロコーストの犠牲者を六百万人の数字をなんらかの程度で切り下げる主張。
(9)イスラエルは人種主義的国家であるとの主張。
(10)シオニストの陰謀が存在すると主張すること。
(11)ユダヤとその指導者たちが共産主義、ロシアボルシェビキ革命を造り出した、とする主張。
(12)ユダヤ人の名誉を毀損する主張。
(13)ユダヤ人には、パレスチナを再占領する聖書に 基づく権利はない、との主張。
(14)モサドが9/11攻撃に関与したとする主張。

こ れは実に驚くべき「法律」ではないか。この法律を執行する任務は、米国の国務省に与えられたと言う。米国政府は、この法律にもとづいて、全世界を監視す る、と。つまり、米国政府は、世界中の全人類に対して、ユダヤ=シオニスト=シオニズムを批判するいかなる人物も、犯罪人である、と宣告するわけである。 更に、二〇〇四年、六月二十日。イスラエル国会は、全世界に対して、ユダヤ六百万人ホロコーストを疑問とすることを犯罪とする、との決定をしたと。大ざっ ぱに言えば、この米国の全世界反ユダヤ監視法のような法律から見て、「犯罪人」に充満して居る国は、ロシア、イスラム世界の或る部分と成るであろう。
これでは、言論の自由もへちまもない。 これは、オーウェルの「一九八四年」の世界そのもの、としか言いようがない、であろう。 ―以上引用終わり―

  これでは今後、イスラエル、ユダヤに関しては一切の批評、批判、科学的な分析も出来なくなる。キリスト教の大方の指導者はこの法律に何の矛盾も感じないだ ろう。それほど彼らは事実に疎く、真実に盲目になっている。そして“米国政府は、この法律にもとづいて、全世界を監視する”とは何事か。アメリカが世界の 警察と裁判所になるというのか。そして今後、私たちも発言の機会を失うだろう。もうこれが最後になるかもしれないのだ。

 しかし、間もな く、イランに対するアメリカの攻撃を機会にロシアがアメリカを攻撃するだろう。その時、これらのもくろみは一時的に頓挫するだろう。その後、反キリストが ヨーロッパに立つと私は見ているが、その反キリストがイスラエル・ユダヤに対して同じように支援者として接するかどうかは疑問である。聖書で見る限り反キ リストは最終的にはイスラエルを攻撃する。サタンにとって“選民”などという思想は関係ないのだから。
ちなみにインターネットで太田氏のサイトを引くと、良く似たURLで全く関係ない内容のサイトが出てくる。これはデイヴィッド・メイヤー氏も同じである。混乱させ邪魔をするためであろうが、どこからそういう指令が出ているのだろう。日本では誰がやるのだろう。



~~~転載おわり

2007/04/30
http://www.ne.jp/asahi/petros/izumi/arano/arano070430.html

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