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『ガン予防への道』 病気治しは癖直し(3)

『ガン予防への道』甲田光雄・春秋社・1985年4月10日

5-2 病気治しは癖直し(3)

そうなると病気治しは,つまり癖治しということになります。

自分のもっているいろいろな悪い癖を直し,自然の法則にかなった正しい生活に入ってゆく努力をしているうちに,病気はいつのまにか消えてゆくように出来ています。

完全に消え去ることはなくても,その病気と共存の形で生活してゆけるものだと筆者は考えています。
 
これはたとえガンといえども例外ではないと思います。

ガンが難治とされているのは,まだ正しい生活の方法がはっきりわかっていないだけのことだと考えております。

要するに神が人間に間違った生活を反省させるために愛の鞭として病気(ガン)を与えられたのですから,私たちがそれを謙虚に受けとめて反省し,本当に「正 しい生活」に入ってゆけば,体内(国内)に発生したガン細胞(極悪人)といえども正常細胞(善人)に変わってくれることも当然考えられるのです。
 
ガンを治す道は本来このような平和主義のもとで行われるべきでしょうし,将来必ずこのような方法で,ガンが消え去る道もわかってくることでしょう。

しかし,「神のみ心にそった医療だとか,平和主義にもとづいた療法だとか,きれいな言葉を並べているが,それはあまりもに観念的でありすぎはしないか? 

もっと現実の泥沼社会をよく見てみなさい。

そんな甘っちょろい観念でこの地獄のような世の中が渡れると思うか。

同じように,美しい平和主義にもとづいた医道は,誰でも歓迎するが,そのようなものがあれば一度見せてほしい」といった反論も必ずあると思います。
 
正直いって筆者も、ズバリこれにお答えできるようなものはもっていません。

まことに恥ずかしいことです。

ただ食事療法の面で筆者が体得し,また臨床の場で経験してきたものの中に,それらしきものが多少ともあるように思われますので,これについて,少し述べてみることにします

~~~転載おわり





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