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アルダーマン報告 (塩分の話) 1/4

「エコロジカル・ヘルシーショップ三友 桧垣史郎」様のHPから引用転載します。

「おかずの摂りすぎが病の元」より

~~~転載はじめ

・・・塩分は身体に必要なもの。

塩分を減らすと胃酸が薄くなり、ピロリ菌が増え、胃がんや胃潰瘍になるリスクが増えます。

そして、寿命も縮みます。

『長生きをしたければ朝食を抜きなさい』(東 茂由著・河出書房新書・P.49)

「アルダーマンというアメリカの学者が、米国で行なった国民栄養調査の結果を1998年に医学雑誌『ランセット』誌上で報告しています。

これは食塩摂取量と死亡率の関係について、27歳から75歳までの20万7729人の栄養調査と医学的調査を行なったもので、その結果は、食塩摂取量がすくないグループほど死亡率が高いことが判明しました。

たとえば、男子について、食塩摂取量を平均量で最低の2.64グラムから最高の11.52グラムまでの4段階のグループに分け、女子も最低1.70グラムから最高7.89グラムまでの4段階に分け、全死亡率を比較してみたのです。

すると、食塩摂取量のもっともすくないグループの死亡率がいちばん高い、という結果がでています。

また、全死亡率だけでなく、心・血管系による死亡率でも、食塩摂取量がいちばん多いグループといちばんすくないグループをくらべると、すくないグループのほうが死亡率が高かったと報告されています」




塩分の摂りすぎは高血圧や脳卒中が増えるというイメージがあるため、塩分は悪いということが常識になっています。

しかし、塩分で高血圧になるのなら低血圧の人に塩分を摂らせて血圧を上げることができるということだと思いますが、そうはなりません。

塩分で高血圧になるのではないからです。

高血圧はストレスや太りすぎなどが原因で塩分でなる方は非常に少ないと思います。

東北などの寒い地域では冬、野菜が採れないため野菜を塩漬けにして保管することが普通でしたから、塩分の摂取量が増えて当たり前です。

そのことが脳卒中死亡率を高めたように報道されたため、減塩運動が広まりました。

昔、脳卒中は冬の寒い時期に多く発生していました。

これは暖房器具が火鉢や囲炉裏のような部屋全体を暖められないものしかなかった上に、すきま風が入ってくる寒い住宅事情が大きな要因だと思います。

寒いというだけでストレスを生みます。

塩分の摂り過ぎよりも寒さが脳卒中の要因ではないかと思います。

最近の脳卒中の原因は昔とは違い、動脈硬化など脂肪の摂り過ぎによるものが多いということです。




「世界のいろいろな地域での調査結果を総合すると、食塩摂取量が五グラムから二五グラムの間では、食塩摂取量が多いほど脳卒中死亡率が高くなるという相関関係は見出されていません」(『伝統食の復権』島田彰夫著・東洋経済・P.127)

食塩と脳卒中の因果関係はほとんどない。

1日30食品ということは無視して、ご飯(できたら玄米や分づき米)と季節の野菜を中心にできるだけ動物性食品を減らして、おかずの味付けを少し濃くし、おかずよりもご飯を多く食べるようにすると消化がスムーズになります。

人はアミラーゼというデンプン分解酵素の活性が高い動物です。

油を使ってつくったおかずから栄養を摂るよりもご飯や豆などの穀物から栄養素を多く摂る方が身体の負担も少なく、病気になりにくくなると思います。




~~~転載おわり    >>> 2/4へ、つづく

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