Nicotto Town



玄米クリーム 1/2

松井二郎さんのブログから転載します。

玄米クリーム

玄米を食べる   重要度 ★★★★☆


完全栄養食品というものがこの世にあるとすれば、玄米だけである。


炭水化物、タンパク質、脂質に加え、ビタミン等の各種ミネラルがバランスよく含まれ、


栄養のダイヤモンドといわれている。
 

これは精米していないために残っているヌカと胚芽部分に、


白米にはない栄養素を残しているためだ。


したがって副食によってミネラルを補う必要がなくなる。


極端な話、玄米と塩と水だけあれば、栄養失調で死ぬことはない。


おそるべき食品である。


玄米のよさは、豊富な栄養だけにとどまらない。
 

なんといっても食べる量を減らせるというメリットがある。
 

これはほかの主食よりもゆっくり消化されるため、


わずかな量で満腹感を得られるからである。


白米の3分の1の量ですむ。


こう聞くといいことだらけのような玄米であるが、難点もある。
 

消化が悪いので胃腸の弱い人には向かないことと、


白米より炊くのに手間ひまがかかることだ。


そもそも、現代人がコメを食べなくなった大きな理由として、


パンや麺などの小麦食と比べて決定的に劣っている点がある。
 

それは「炊かねばならない」ということ。
 

パンなら3分も焼けば食べられるし、カップラーメンも、やはり3分。
 

これが、ごはんを炊くとなると50分もかかる。


おなかがすいてから炊飯したのでは間に合わない。


そこで本当はごはんが食べたいのに


「時間がないから、パスタでもゆでるか」ということになる。


あわただしい現代人は、食品の質よりもスピード、


手間よりも簡便さを選んでいるのだ。


実に嘆かわしいことだ。


白米を炊くことさえ手間なのに、


まして慣れない玄米となれば、実践するのに抵抗がある人も多かろう。
 

しかしここでまた常識を疑ってもらいたい。
 

コメは、本当に炊かなければならない食品なのか?
 

考えたこともないだろうが、考えてほしい。


答えから先に言ってしまうと、これがノーなのだ。
 

コメは、炊かなくても食べられる。
 

否、炊かずに食べたほうが、体によいのである。
 

これは、炊いたごはんはαでんぷんであるのに対し、生のコメはβでんぷんであるからだ。


βでんぷんには消化酵素が働かず、大腸まで届いてから腸内細菌によって分解される。


このときに酪酸が発生し腸管内のガン細胞を正常な細胞に戻してくれる。
 

また炊いた玄米はアルカリ性に変質するのに対し、生の玄米は中性である。


したがって胃がアルカリにかたむく心配もない。


しかしコメをそのままボリボリというわけにもいかない。


歯が丈夫ならそれでよいのであるが、さらに胃腸も強くなければいけない。



そこで誰でも玄米を手軽に、


しかもファーストフード並みの速さで食べられる方法を紹介しよう。
 

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