Nicotto Town



玄米クリーム 2/2

玄米クリーム 2/2

用意するのはミルサーだ。
 

ミルサーとは、乾物を粉末にする機械のこと。


ミキサー機能とセットになっている商品が多い。


持っていない人は今すぐ買うとよい。


いちど使うと手放せなくなる、1日2食健康法の必需品だ。


高機能なものにこしたことはないが、最安値のものでもひとり暮らしなら充分用は足りる。


このミルサーで、玄米を粉にしてしまうのである。


時間は、機種にもよるが0.5合を粉にするのに約1分。


玄米をザルでふるってモミがらのカスを落としてからミルサーにかけるとよい。
 

粉になったらナベに移し、玄米の量に対して水を3倍の分量加える。


味付けとして塩を小さじ1。


ほかに好みの調味料があればてきとうに入れる。


あとは火をつけてかきまぜながら温める。


ブツブツいい始めたらトロ火にし、


さらに3分ほどかきまぜているとクリーム状になってくる。


これで出来上がりだ。
 

この玄米クリーム、その素朴な味わいがすこぶるおいしい。


こんな簡単に、こんなおいしいものが作れていいのかと感動されること請け合いである。


塩のかわりに、しょうゆや味噌を入れてもおいしい。


気分で変えるとよいだろう。
 

消化吸収もよく栄養満点。


はっきりいって、最高の主食にしてカップラーメンより速くて安い、


地上最強のファーストフードである。


ちなみに味を重視するなら、火を止めてからさらに4~5分蒸らすとよい。


そのぶん でんぷんは α化するが、さらにおいしい玄米クリームになる。


煮る前に1時間水につけておいたならなおよい。
 

これだけでも充分おいしいが、


ここへホールトマトを入れてくずしながらかきまぜればトマトリゾット風になるし、


ごま油などを少量入れてもよい香りになる。


きのうの残り物をぶち込んでもいいし、


何を入れても合う万能フードだから時間があればいろいろ試してみるとよい。


納豆が好きな人なら、納豆を入れてみよう。これまた再考の味!!


反対に味よりスピードというのなら、


すでに述べたように、この玄米の粉、火を通さなくても食べられる。


そのときは水の量をぐっと抑え、玄米全体に湿り気がおびる程度にする。


おわんに玄米の粉、水、塩を加え、かきまぜるだけでできあがりだ。


この場合は塩よりもハチミツで練って食べたほうがおいしい。


そのとき水は使っても使わなくてもよい。
 

この応用技として、弁当箱に玄米の粉末と塩を入れて携帯すれば、


水さえ使える環境ならいつでもどこでも栄養満点の食事ができる。


ハチミツを使うなら、水もいらない。


長期の旅行や出張に便利だ。


おにぎりと違って夏場でも悪くなる心配が全くない。


しかも体にいいことこの上ないので体調を崩すこともなく仕事もバリバリはかどるだろう。


この生の玄米粉や玄米クリームを常食すると、


白米のごはんを食べていたときよりも明らかに体力が持続することに気が付くはずだ。


睡眠時間さえ減らすことができる。


人生成功の秘訣は玄米にありと言ってもまったく過言ではない。
 

もちろん炊いた玄米でもよい。


「ごはんを食べたー」という充足感が得たいなら、


時間はかかるが炊いて食べればよいだろう。


玄米の炊ける炊飯器や、圧力釜で炊けばよい。


中国製の「発芽玄米炊き炊飯器」、玄米を発芽玄米にして自動で炊いてくれる優れ物。


最後に、玄米を常食するさいの注意点もあげておかなければならない。
 

ひとつは、生の玄米粉ばかりを食べると便通が悪くなること。


これを防ぐには、ときどきは玄米クリームにするか、


粉にせずそのままの玄米を炊いて食べるとよい。


もうひとつの注意点は、玄米には胚芽部分に強いアクが含まれているということだ。


玄米を食べるということは、


にんじんや山菜でいえばアク抜きをしないで食べるのと同じことなので、


一般的な食生活に玄米を取り入れた場合はかえって体を害する原因になる。


このアクは1日2食法を実行することではじめて体外に排泄することが可能になる。
 

ということは、逆に言えば1日3食の人が玄米を食べてはならないわけである。


1日2食が身に付いて初めて、この最高の食品の恩恵を受けることができるのだ。



~~~転載おわり





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