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『乳がんと牛乳』を読んで 2/5

ア メリカ人よりも中国人の方が20%も多くカロリーを摂っていて肥満者がいないのはアメリカ人とは違い中国人はよく動くことと大豆などの穀物でカロリーを 摂っていることです。中国や日本で乳ガンが少ないのは大豆に含まれる成分に関係あるのではないかという説があり、実際に中国や日本では大豆からつくられた 豆乳、豆腐、納豆、醤油などを昔から摂ってきました。これが中国人や日本人の乳ガンが少ない理由ではないかということにジェイン・プラント氏は気づきまし た。また、大豆やマメに含まれるイソフラボンには強力な抗酸化作用があり体をアルカリ性に保つことで免疫力を維持できます。日本では昔から「豆を食べると マメ(健康)になる」や「マメ(健康)に暮らせる」と言われてきました。そのため日本料理には豆類が多く取り入れられています。2000年の昔から取捨選 択されて悪いものは使われなくなり良い物が残り、それらの食材から作られた日本の伝統食は正しかったことが改めてわかりました。

「大豆が乳がんの発生を抑える物質を含んでいるという証拠はたくさんある。とくに、大豆に豊富に含まれてい る、エストロジェンに構造が似た植物エストロジェン(ファイトエストロジェン)が、乳がんの予防に一役買っていると考えられている。この物質が乳腺細胞、 あるいは乳腺がん細胞のエストロジェン受容体と先に結合して、本物のエストロジェンの結合を妨げるために乳がんを予防すると言われているのだ。その作用 は、乳がん治療に用いられるタモキシフェンの作用に似ている。さらに、ほとんどのマメ科の植物に含まれているイソフラボンというファイトエストロジェンに は強力な抗酸化作用がある。この抗酸化作用も大豆による乳がんの予防に関係していると言われている」
(『乳がんと牛乳』ジェイン・プラント 著・佐藤章夫 訳・径書房・P.117)

ジェイン・プラント氏は「中国では乳製品を食べない」ということに気づきバラバラだったジグソーパズルのピースが一挙に収まるところに収まり絵が完成した ような感じだったと書かれていました。それほど牛乳・乳製品が乳ガンの原因と疑う予知のないほど、情報が多くあったのではないでしょうか。実際、アメリカ や北欧など牛乳・乳製品を多く摂っている地域ほど乳ガンや前立腺ガンが多いことは以前から言われていましたし、20年(2000年時点)以上も前から牛乳 や乳製品が乳ガンの原因ではないかという疫学研究が報告されていたそうです。ジェイン・プラント氏は大の牛乳・乳製品の愛好者だったのですが、牛乳が真犯 人とわかり、牛乳成分を含むすべての食品をごみ箱に捨て完全に止めたそうです。そうすると首のリンパ節に転移していたガンが数日で小さくなりはじめ6週間 で完全に無くなったそうです。ジェイン・プラント氏も牛乳のような自然のものが体に悪い作用を起こすとは信じられなかったそうです。

「乳がんの真犯人に気づいたとき、私は一切の牛乳・乳製品をただちに止めることにした。チーズ、バター、 ヨーグルトはもちろん、乳製品を含むほかの食品もすべて流しとごみ箱に捨てた。市販のスープ、ビスケット、ケーキなど、いかにたくさんの食品が牛乳・乳製 品を材料として含んでいるかを知って驚いた。大豆油、サンフラワーオイル、オリーブオイルからつくられたマーガリンですら乳製品を含んでいるものがある」
(『乳がんと牛乳』ジェイン・プラント 著・佐藤章夫 訳・径書房・P.120)

牛乳は自然のものとはいえ、現在市販されている牛乳は工業的につくられているといってもいいくらいのものです。牛が本来食べない穀物などを飼料として与え ているし、その穀物を栽培する時や輸入するときに使用する農薬などが残留しています。ほとんどの牛は運動不足のため肥満で、かなりの牛の内蔵に病変があり 健康な牛が少ないのが現状です。不健康な牛から採れた牛乳が体に良いはずはありません。実際に母乳の善し悪しで赤ちゃんの健康が左右されるくらいですか ら、不健康な牛の牛乳が人の身体に良いはずはありません。



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