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ネステレンコ氏論文から見る驚愕の日本暫定基準値

ネステレンコ氏論文から見る驚愕の日本暫定基準値
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=110684

現在の日本政府(菅政権)の放射能管理対策は適切なのであろうか。
チェルノブイリ事故を20年余見続けてきたBELRAD研究所ネステレンコ氏論文「チェルノブイリ地区の放射性物質からの開放」には以下のように記されている。

http://www.olivenews.net/img/chernobly20110706.pdf


放射性物質に汚染された状況下にある住民の身体より放射性物質を減少させるには三つの方法が存在する。

一.食べ物に集積された放射性物質量を減少させること
二.人々の身体から放射性物質の除去をさらに効率よくすること
三.人間の免疫力を刺激して更に自然治癒能力を高めること

そして以下にように記されている。

子供の体内のCs-137の50Bq/kg 蓄積が生命に関係する重要臓器に病的変化をもたらすことが明らかとなっている。

一方、下図が日本の暫定基準値である。

http://www.olive-x.com/news_30/rimg/110684_ins1.jpg


現実の放射能汚染地帯であるベラルーシやウクライナの基準値に対し驚愕すべき値が並んでいる。
政府は、あくまで暫定と云うが、この暫定値のままにどんどん食品の基準値が上げられ、市場に出回っている。
それどころか福島県を応援しようとのキャンペーンを掲げ、今や西日本地区のスーパーの売り場にまで大量に出回る始末である。
このような政府の姿勢は、チェルノブイリ事故に際し、ベラルーシやウクライナが採用した放射線防護プログラムとは大きく乖離するものであり、国会に於いても相当な議論が必要である。

以前は放射線専門の医師や識者がテレビ等に頻繁に登場し、低線量放射線は体にいいとまで云っていた。
だが線源が外部にある外部被ばくと、線源が内部にある内部被ばくでは、異なる立場が必要ではないかとの放射線専門医師も最近では出て来ている。
所謂、内部被ばくと白血病や甲状腺がんとの因果関係がこれまで解明されて来なかったことから、政府としては「どうせ分かりはしない」との立場なのであろう。
だが、それもここにきて、DNAを分析することで自然発生のものか、人口放射線に因るものなのか解明できるようになって来ているのだ。

以下にベラルーシでの甲状腺がん診断症例数を示す。
http://www.olive-x.com/news_30/rimg/110684_ins2.gif

特に被ばく時0歳~9歳までの子供に、より多く発病していることが分かる。
主たる疾病は、甲状腺がんと白血病であるが、それ以外にも原因不明の出血や下痢などが顕著に増加することが報告されている。
その統計的見地が、上記のCs-137の50Bq/kg蓄積との見解につながっている。
重大な原子炉事故を起し、膨大な放射能(死の灰)をばら撒いたのは東京電力であり、その責任を免れることは困難である。
小紙は、政府は現在の態度を改め、他国の先例に謙虚に学ぶべきであると確信しているし、そのような政策を実施できる政治家が登壇することを強く希求する。

例えば、ネステレンコ氏論文では、アップルペクチンによる顕著な効果が示され、「1981 年に、2 年間の臨床試験に基づいて、食品添加物について世界保健機構(WHO)と国連とAgriculuture 組織(FAO)の合同委員会はペクチンを含む経口摂取食品は毎日経口摂取することにより効果的であり、無害であると宣言した(WHO、1981年)。」と記されている。
その中のFigure 13.2に於いて、複数年の継続投与が子供達の身体中のCs-137(Bq/kg)の平均放射線量を大きく低減することが報告されている。
なぜ小紙が、放射能対策を書くかと云えば、この放射能汚染問題は広く東日本一帯に関することだと解しているからである。
ネステレンコ氏論文では、所謂、クリーンな食べ物を摂るように推奨されているが、合わせてペクチンを摂ることで大きな効果が得られると報告している。

さて、国の暫定基準値は安全だと広報することと、ネステレンコ氏論文のように適切な措置をとることとどちらが政府としてあるべき態度だろうか。
小紙は、今の日本政府の政策は誤りであり、このままでは日本は世界に信用を無くしてしまうと危惧している。
あまつさえ日本国民も政府に対し信頼をしなくなるだろう。
只今、政府にはペテンが流行しているが、本当にこんな行政でいいのだろうかと民主党国会議員のみならず全国会議員に問いたい。
皆さんのお意見もお待ちする。

~~~画像 
http://www.olive-x.com/news_30/rimg/110684.jpg


オリーブ拝 ( 2011/07/07 18:30 )

~~~転載おわり





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