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千島学説について 3/3

千島学説について 3/3


[バクテリアの自然発生説]

『バクテリアの性質は培地(培養基)の性質に依存する。牛乳から乳酸菌、大豆にはナットー菌、バレイショからはバレイショ菌が発生(食品自体の細胞が菌に変わる現象)。

牛肉、卵やカニ、エビ、サバなどからはプトマイン(それぞれの屍毒素)を分泌する特有の細菌が発生する。

同じ魚肉でもタイやイワシの腐敗は中毒を起こすことは稀であるが、サバ、カニ、エビの腐敗菌による中毒はよく聞くところである。

乳酸菌は牛乳中又は母乳中の乳糖を母体として増殖(自然発生)することはヤンセン等の研究でも明らかである。※ヤンセン(Orla.Jensen):デンマーク、コペンハーゲンの長寿研究家「腸内細菌相と老衰-メチニコッフ説の再検討」1945年発表

キチンやキトサンはカニの殻からタンパク質、カルシウムを除去してありますので、腐敗菌のエサでなく、動物性食物繊維としてビフィズス菌やいわゆる善玉菌のエサになります。

赤ん坊の腸内は無菌で生まれてくるのに、4日位からビフィズス菌でいっぱい。母乳を飲み始めたからです。


[腸内細菌]

善玉菌

乳酸菌は乳酸を生じ、酸に対し抵抗力の弱い腐敗菌の増殖を防ぎ、腐敗菌による毒素の生産を防止する作用がある。

糖分をエサにする。

分泌された有機酸(乳酸、酢酸、酪酸など)の働き

病原菌の増殖を抑える。腸内腐敗菌は PH6から少しでも下がる(酸性化)と活動が止まる。

有害物質(ニトロソアミンなど)を解毒。(悪玉菌はニトロソアミンを発癌物質に変える)

腸を刺激して腸の蠕動を促進


善玉菌の働き
1)体を病原菌から守る。
2)発癌物質を分解、
発癌物質の合成の抑制。
3)免疫力を高める(菌体そのものにある)
4)腸の蠕動を促して便秘を防ぐ。
5)ビタミンをつくる。
(ビタミンB1,B2,B6, B12,k,ニコチン酸,葉酸)

善玉菌の増殖
糖分(小腸で吸収されないで大腸まで届く糖)・・・・・・砂糖は小腸で吸収
・ 乳糖・・・{乳糖を母体として乳酸菌が自然発生する}・・・・母乳、牛乳、ヤギ乳、チーズ、乳糖(30mg/1日)
・ 繊維
植物性食物繊維・・・野菜、漬物を母体として酢酸菌、乳酸菌、酪酸菌の発生
動物性食物繊維・・・キチン、キトサンとそのオリゴ糖
・蜂蜜、ロイヤルゼリー
・酸性果実、酢酸、酸性飲料(ヨーグルト)

蛋白質
・魚肉※、植物性蛋白質・・・・・これらの蛋白質は乳酸菌増殖を助ける。
(獣肉は腐敗菌の発生を促す)
・カゼイン(牛乳)
・カルシウム、リンも必要


悪玉菌

蛋白質(獣肉、サバ、エビ、カニ、)をエサにする

悪玉菌(腐敗菌)が分泌する有害物質

インドール、スカトール、アミン、アンモニア、硫化水素、など

腸内→下痢、腸炎

血液中に吸収→ 癌、高血圧、老化へ


悪玉菌の増殖
高蛋白食(特に獣肉)
高脂肪食
低食物繊維
ストレス
抗生物質の長期使用
中高年・・・胃酸分泌の低下、腸の働きの低下
便秘

千島博士の3S主義:菜食、少食、咀嚼(米は玄米又は二分~五分搗き、自然の野菜を推奨)


~~~転載おわり

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2011/08/03 16:33
千島学説について 「キトサン夢ショップ」さんからの転載です。




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