風邪は神様が与えてくれた最高の良薬 5/8
- カテゴリ:美容/健康
- 2011/08/10 01:19:09
風邪は神様が与えてくれた最高の良薬 5/8
風邪はどうして体にいいのでしょうか。
「上手に風邪を引くと古い病気がいろいろと治ります。
私は昔、喘息を治すのに迷走神経を調整したりいろいろな事をやって骨を折りましたが、 近頃は風邪を引くのを待っている。
(中略)リウマチなどでも風邪を引きさえすれば治る。」(『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.105・106)
風邪は体に異常があるとひくらしいのです。
その異常を治すために風邪をひき、発熱や発汗、鼻水、咳、下痢などをして、 体に蓄積している老廃物を体の外に出すことにより体を正そうとするようです。
「よ くなろうとするときは必ず熱が『出る』、淡が『出る』、下痢が『出る』、発疹が『出る』という風に、 『出る』現象のオンパレードになります。
『出す』ことでよくしようとしているのです。」 『東洋の智恵は長寿の智恵』渡部昇一・石原結實共著・PHP研究所・P.110)
アトピーは体に 蓄積している体に不要なものを皮膚を通して体外に出そうとして起こる現象だと私は解釈しています。
しかし、現代医療は体が治そうとして熱など様々な排出症状自体を悪として出す症状をすべて抑えてしまいます。
考えて見て下さい。
便や尿は体に不要だから体外に出すために起こる「出す」作用です。
特に下痢は体に入ったO157のような病原菌を出そうとして起こります。
しかし、それすらも現代医療は悪いこととして抑えようとします。
O157の集団食中毒の時、下痢止めの処置をした病院がありましたがそのことが悪い結果を招きました。
体が非常に疲れているときにも食欲が無くなったりしても下痢をする事があります。
これもエネルギーを食べ物の消化に使わないで、 体を回復させるためにエネルギーを使うために食欲不振や下痢の症状を起こします。
下痢は体が出す必要があると体が判断したから出しているのに、 人間の浅知恵でそれを止めてしまい自然摂理に逆らうから悪い結果を招きます。
便や尿が出ないことは体に悪いことと理解できると思います。
便や尿は毎日起こっている「出す」症状なので当たり前のこととして捉え悪いとは思っていません。
しかし、風邪を引いたときに出る症状はあまり日常性がないのでそれらの症状を悪い物として抑えようとします。
特に風邪は他の病気に比べて「出す」症状が多い病気です。 だから、皆さんは慌てるのだと思います。
便や尿と同じように出すこと自体は決して悪い事ではありません。
むしろ良いのですから積極的に出して下さい。
そしてもう一つ発熱と同じくらい重要なものに発汗があります。
この汗も体にとって不要な合成化学物質などを排出してくれるような非常に重要な役割を果たしています。
しかし、 現代生活はこの汗までもエチケット違反として悪者扱いをして制汗剤で抑制するようにコマーシャルで脅迫しています。
他にも、夏はエアコンなどで体を冷やし汗をかく環境にありません。
そして、昔ほど体を動かしませんので汗をかく機会は非常に少なくなっています。
その上、風邪を引いたときに解熱剤を飲み発熱を抑えますので汗もかきません。
このように現代生活は体から汗を「出す」ことが少なくなっています。
その反対に風邪は体から様々な物を出す症状が多いから体にいいのです。
野口さんも石原さんも熱の効用を特に訴えておられます。
この熱の効用について書かれたものがあります。
「熱 はウイルスを退治する免疫反応を高める。
しかし、熱の作用はそれだけにとどまらない。
癌や肝炎に抗するインターフェロンの役割が知られるようになったが、
三十九、四十の熱は、インターフェロンの生合成(身体内部での化学合成のこと) を高めることが知られるにいったてる。
熱を出すことが癌に対しても有効なことがわかってきたわけだが、
このように生体の活動を活発にする熱は、癌だけではなく、
身体の病気であれ、疲労であれ、歪みであれ、
これらを正すのに重要な役割を果たしているのかもしれない。」 (『病気は怖くない』志賀 勝・はまの出版・P.111)
風邪をひいた時や他の病気になった時、 熱が出れば熱を悪いものとして下げようとしますが発熱には計り知れない効用が隠されています。
解熱剤で熱を下げることがいかに愚かなことかお分かりだと思います。
>> つづく >> 6/8
熱が高い時には少々のことをしても大丈夫だそうですが治り始めたときに平温よりも下がる時があるそうです。
平温以下から平温に戻るまでは絶対に安静にしておくことだそうです。
その時に無理をすると大病を招くそうです。
この風邪の治し方は
『風邪の効用』野口晴哉著・ 全生社を読んで
自分が納得してから自分の責任において行って下さい。