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赤ちゃんと母乳 3/3

赤ちゃんと母乳 3/3

どうしても母乳が出ない人もおられます。

 そんな時、昔は他人の母乳を分けてもらっていました。

 最近、 ラジオで20年前に母乳を分けてもらった子どもと母乳を分けてあげた人の子どもが成人式を迎えたと聞きました。

 今でも両家族は親戚のようなつき合いをしているそうです。

 産院が母乳のコーディネーターなどをすればミルクに頼らないでもよくなるのではないでしょうか。


みなさんが赤ちゃんを育てる中で困ることの一つに夜泣きがあります。

夜泣きは母乳の味が原因という場合があります。

お母さんの食べたもので母乳の味が変わります。

 「動物性脂肪が多く、熱量の高いものを夜摂取しますと、乳腺の部分が固くなり、 母乳の分泌を妨げるだけでなく、母乳の味を変えてしまうことがあります。

 赤ちゃんの本来の好みの味ではなくなってしまうわけです。

ですから、昼間はおいしく飲んでいたのに、夜間は飲みにくい味になってしまうため、 夜泣きをしてしまうことがあります。

このようにお母さんの食事の内容と食べ方は、 赤ちゃんの成長に直接影響を与えるものなのです。」
『お母さんアトピーから赤ちゃんを守ってあげて』 (真弓定夫著・合同出版・P.17)


そして季節を考えない食べ物も夜泣きの原因になる場合があります。

 冬に身体を冷やす暑い国で採れるバナナなどの果物を与えないようにしないことです。

 もともと日本人は昔から果物はあまり食べない人種です。

 果汁100%のジュースにビタミンや食物繊維はほとんど含まれていません。

製造時にほとんど壊れてしまいます。果汁の果糖は吸収されやすく脂肪として蓄積されます。

飲み過ぎると糖尿病や脂肪肝になるおそれがあります。小さなお子さんには番茶か水を与えて下さい。


最後に日本で一番多く売られている超高温殺菌してある牛乳のことについて 『お母さんアトピーから赤ちゃんを守ってあげて』に書かれていますので紹介します。

「雪印乳業の元部長で評論家の藤江才介さんは、『私の意見ではなく世界の定説になっているのですが、 超高温減菌のように高温処理すれば、確かに持ちはいい。

牛乳の成分が変わるかというと変わるわけではない。

カルシウムやタンパク質の含有量は同じなんだね。

ところが消化吸収が悪くなるんです。

 したがって、それを飲んでも体内を通過するだけで何ら価値がないわけだ』 といって超高温減菌乳の欠点を述べ、それくらいなら水を飲んだほうがましだといっています。

(中略)フランスでは低温殺菌牛乳が100%、他の欧米諸国でもそれに近い数字なのです。」
(『お母さんアトピーから赤ちゃんを守ってあげて』真弓定夫・合同出版・P.39)


超高温殺菌牛乳は消化しないということは「世界の定説」になっているということです。

妊娠中にカルシウムを摂るために牛乳を飲まれる型がいますが、 無駄だし牛乳にはホルモン剤や抗生物質などの合成化学物質が含まれている可能性があります。

カルシウムやタンパク質を吸収しないのなら無駄ですのでなるべく飲まないようにしましょう。

ミルクも牛乳が原料で、その上、添加物がたくさん使われています。

なるべくなら飲ませないようにして下さい。

しかし、こんな無駄なものを学校では強制的に飲ませています。

 学校の授業で無駄な事を教えていれば抗議をする人がいるでしょうが、 人間生きて行くことで一番大切な食べることに関して、他人まかせでほとんど関心がないのは悲しいことです。
 

~~~転載おわり

エコロジカル・ヘルシーショップ三友 桧垣史郎
引用文献
『母と子の生活科学』守 孝著・生活科学研究九州支部
『お母さんアトピーから赤ちゃんを守ってあげて』真弓定夫著・合同出版





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