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アジア広域経済圏、ASEANで構想 TPPに対抗

アジア広域経済圏、ASEANで構想 TPPに対抗
 
東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が17日、インドネシア・バリ島であり、 ASEANに日中韓など6カ国が加わる「広域自由貿易圏」づくりを進めることで合意した。2013年以降の創設をめざす。日本の環太平洋経済連携協定 (TPP)交渉への参加方針に刺激を受けたASEANが、中国を巻き込み、新たな枠組みを主導しようというものだ。

 自由貿易圏づくりは 2段階で行う。ASEAN関係筋によると、ASEANは12年11月の首脳会議で、開放するモノやサービスの分野、規制などのルールを決める方針。そのう えで日中韓、インド、豪州、ニュージーランドの6カ国に対して「招待状」を出し、入る意思があるかどうかを確認する。13年以降、ASEAN10カ国に6 カ国が加わる広域自由貿易圏をつくることを念頭に置いている。

 国際通貨基金(IMF)によると、16カ国の国内総生産の合計は17兆 2267億ドル(1326兆円、2010年)で、世界経済に占める割合は27%。TPPに日本、メキシコ、カナダが加わったときの24兆9082億ドル (1916兆円)に比べると小さいが、世界の成長センターであるアジア諸国を網羅する大経済圏となる。

 アジアの経済連携の枠組みづくりでは、今年8月に日中が作業部会を設けることを提案したが、ASEANはすぐに設置することに難色を示した。自由化を歓迎するシンガポールと、安い輸入品の流入を警戒するインドネシアで調整がつかなかったためだ。

 ところが、米国が主導するTPP交渉に日本が参加を表明すると、カナダやメキシコも合流。米国にアジアの主導権を奪われるのをおそれたASEANは方針を変え、今回の合意に至った。

  ASEANの枠組みは新興国が中心のため、関税の原則撤廃をめざすTPPよりは、関税撤廃の例外が認められやすく、加盟のハードルが低いとみられる。日本 はすでにASEANと経済連携協定(EPA)を結び、企業の現地進出が進んでいる。中国やインドなどを加えた広域自由貿易圏ができれば、さらにアジアの成 長を取り込みやすくなる利点があり、日本は積極的に参加する意向だ。(ヌサドゥア〈バリ島〉=福田直之)

>>画像  アジア太平洋地域の経済連携の枠組み
http://www.asahi.com/business/update/1117/images/TKY201111170699.jpg


2011年11月18日1時39分
http://www.asahi.com/business/update/1117/TKY201111170648.html

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佐藤ゆかりTPP質疑【全内容文字おこし】ーー野田総理がISD条項をさっぱりわかってない。「ASEAN+6」のほうがTPPよりメリット高い
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65774846.html

2011年11月11日参議院での佐藤ゆかり氏の質疑。全文文字に起こしました。途中、野田総理がISD条項を理解できてないことや、ASEAN+6のほうがTPPよりもずうっと国益に叶うことが判明しています。


~~~転載おわり





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