「スマホ」という名の電子奴隷捕捉装置
- カテゴリ:ニュース
- 2011/12/02 23:35:17
・・・memo
「スマホ」という名の電子奴隷捕捉装置
読売新聞によると、高機能携帯電話スマートフォン(スマホ)に入れると、その端末内の電話帳や位置 情報などを収集するアプリが横行している。
延べ150万 人が使うアプリで収集された位置情報が米国の広告会社に送信され、広告に利用されているケースも確認された。
インストール前に、収集内容を示す画面が現れ るが、専門家は「きちんと理解している利用者は少ないのでは」と指摘する。
スマホの普及が急速に進む中、スマホ用の情報収集の指針がないことも問題を深刻 化しているといえそうだ。
KDDI研究所(埼玉県ふじみ野市)が読売新聞の依頼で解析したところ、先月末に無料でインターネット上に公開されたゲームアプ リの場合、全地球測位システム(GPS)で測定されたスマホの位置情報を1分間に1回、米国の広告会社に送信する仕組みになっていた。
数メートルの誤差で 位置を特定できるため、情報を蓄積すれば、自宅や勤務先の住所なども推測可能だ。
アプリをインストールする際、画面上に「許可するアクセス権限 位置情 報」と表示され、位置情報の読み取りについて同意が求められるが、その目的や、外部に送信することは触れられていない。
アプリは端末の操作で楽しむ金魚す くいゲームで、ゲームに位置情報は必要ない。
制作したアプリ開発会社によると、同様に位置情報を米国の広告会社に送信するアプリを昨年11月以降、238 種類出しており、延べ計150万人がインストールしたという。
(中略)開発会社の社長(38)は「アプリ制作の際、広告配信の契約をした米国の広告会社か ら送られてきたプログラムを、中身を確認しないまま組み込んでいた。位置情報が送信されているとは知らなかった」と説明。25日に全アプリの公開を中止し た。
米国の広告会社は「より便利な広告のため位置情報を集めている。情報は匿名化しており、問題ない」と主張している。
この開発会社のように、広告会社か らアプリの画面上に広告を出すプログラムが提供される場合、その中に「情報収集モジュール」と呼ばれる情報読み取りの機能を持つプログラムが入っている ケースは多いとみられる。
KDDI研究所が今年8月、国内外の980のアプリを調べたところ、27%のアプリに位置情報を読み取る機能が見つかった。
電話 帳の中身を読み取る機能をもつアプリは11%、端末IDや電話番号を取得するものは58%にも上っていた。(中略)
総務省は昨年5月、IT機器によるプラ イバシー情報の収集について、その目的や取得者を明示するよう指針をまとめており、同省は、今回のアプリについて「原則を逸脱している可能性がある」と指 摘するが、外国の広告会社ということもあって有効な対策は打ち出せていない。
同省は10月にはスマホのセキュリティーに関する研究会を発足させたが、ウイ ルス対策が中心で、正規のアプリの情報収集について本格的な検討は始まっていない。
さて、少し前にアンドロイドアプリ、カレログの反道徳性が問題になった が、カレログが発売中止になった訳ではなく、何らかの社会的制裁が下された訳でもない。それはこうした事情でスマホは情報が垂れ流しになっているので、カ レログ製作会社だけを裁くのは不公平だからだろうか。
しかし、素朴に金魚すくいを楽しみたいという顧客の位置情報を勝手に送信するとは、油断も隙もない。 人は「位置情報ぐらい何だ」と言うかも知れないが、その顧客がイルミーが注目する利害に関与する人物であった場合、GPS発信機を忍び込ませることに成功 したことは、彼らに様々な恩恵を齎す。端末番号や電話番号を収集するのは彼らにとって常識で、導入率は58パーセントどころではあるまい。
電話帳を読み取 るアプリが11パーセントも判明しているとは、もはや人権が消失しつつあるということではないか。
読売新聞は「米広告会社」とだけ書いて社名を伏せている が、
アメリカならばオムニコム系列か、
インターパブリック系列のどちらかだ。
それを表に出来ないのは、彼らはいずれもイルミーの大御所だからである。
<1585>
2011/11/29
http://amagaeru.blogzine.jp/blog/2011/11/post_14d6.html
・・・ふような ごいむ は ピンポイントで 削除でしょうか、署名も怖いですネ。^^
Omnicom Group
http://en.wikipedia.org/wiki/Omnicom_Group
Interpublic Group of Companies
http://en.wikipedia.org/wiki/Interpublic_Group_of_Companies