Nicotto Town



金正日が死去した

...memo

◆2011/12/19(月) 長期間の喪に伏す北朝鮮…

金正日が死去した。
この情報は、中国でも大々的に報道されている。
http://news.xinhuanet.com/world/2011-12/19/c_111255699.htm

金正日逝去情報は、先ず北朝鮮の国営テレビとラジオが本日正午の特別放送で
整然かつ冷静に粛々と報じられた。
整然というのは、北朝鮮の朝鮮中央放送と平壌放送、朝鮮中央テレビが足並み
をそろえて報道したからである。これは金正恩の「演出」と考えていい。
「北朝鮮は、混乱することなく、長期間の喪に伏すことになるだろう」
…これが西安市の要人と私が検討して得た結論である。
以上。また別の見解がでたら書きたい。


◆2011/12/19(月) 「胡錦濤に守られる金正恩」

「金正日の死去により北朝鮮の混乱は必至で、国家崩壊もありえる…」
といった見方が日本にはあるという。日本のメディアも、
「後継体制の整備が完了しておらず、国内はもとより朝鮮半島や北東アジア情勢
が流動化する可能性がある…」
と「混乱」の可能性に言及している。
こういうのを「不幸願望症」といい、自分の不幸を忘れるために隣人の不幸を願う
病的な症状で、現実を冷静に認識できない人間の慢性疾患だ。

>>画像  金正日総書記の死亡を発表する朝鮮中央テレビ。

さて、本論だが…、
北朝鮮の統治権は、現在、金正恩(一派)が完璧に掌握している。
それは、本日の北朝鮮国営放送網が一様に、
「今日のわが革命の陣頭には、主体革命偉業の偉大な継承者であり、わが党と
軍隊と人民の卓越した領導者である金正恩同志が立っている」
と、金正恩の「地位」を示唆(実は宣言!)していることでも明確だ。
なにより、金正日の逝去を伝える北朝鮮の国営放送は、金正日の突然の死
にもかかわらず、この死を隠さず、迅速に、正確に、整然と、厳粛に報道した。
この報道は、前々から「覚悟」され、「準備」された、見事な「演出」である。
このような「演出」ができる「総監督」は、ひとり金正恩だ。金正恩しかいない。

私が『ビビンバ! 北朝鮮!』や『金王朝の “深い謎”』で書いてきたことは…、
金正恩こそが金王朝の正統的な後継者であり、権力の移譲は何年も前から
着々と実行されてきて、その節々で「金正恩の後見人・胡錦濤」の了解を得て
きた…
、ということである。
このことを了解するためには、ためしに『胡錦濤と金正恩がサシで食事!』 と、
その前後を読んでみて欲しい。

金正恩と胡錦濤との「固く親密な絆(きずな)」によって、中国は北朝鮮国内に
地下資源の掘削権のほか、経済特区の開発と、港湾整備事業と海洋貿易の
拠点づくりの権利と権限を取得している。
その全ての拠点には中国人民軍が派遣され、人民軍の幹部将校は北朝鮮で
戦死した毛沢東の息子・毛岸英の墓参りを欠かさない。
つまり、今、金正恩の北朝鮮の背後には胡錦濤の中国が厳然と控えていて、
金正恩と金正恩の北朝鮮を強力に守護している
…、と。
ようするに、金正恩の北朝鮮は、堅固であること極まりない! ということだ。


飯山一郎氏HPより
http://grnba.com/iiyama/index.html
...





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.