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各民主党議員の消費税値上げに対する賛否に注目


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各民主党議員の消費税値上げに対する賛否に注目

「社会保障と税の一体改革法案」こと、「社会保障削減と増税の一体化・威嚇法案」の採決が6月26日だと報じられています。そして、この記事がうちのブログの記事トップにあがっている今日がその6月26日です。

そして、採決といえば、現在与党である民主党は、消費税増税賛成派と消費増税反対派との対立から分裂含みになっています。

私は今まで、『
カテゴリ : 税制、税金、財政』の記事でたくさん書いてきたように、また、『カテゴリ : 産業・経済・金融一般』の記事のいくつかでも消費税や税制について書いてきました。それらの記事の中で、消費税増税は害悪の大きい増税の仕方であり、消費税増税は税制上の不公正を拡大するだけであり、景気を冷やす政策であり、民主党の最大の公約違反の一つであるということを強調してきました。

さらに言えば、消費増税よりも税目としてずっと正当で効果も期待できるものも提案してきました。たとえば、高額所得者や黒字大企業に応分の負担を求める課税、つまり高額所得への課税強化や企業利益への課税の強化がそれです。

また、欧州で導入されようとしていて、日本でもっと注目されるべき「
金融取引税」、別名「トービン税」です。


■金融取引税(トービン税)はG20首脳宣言には盛り込まれなかったけど、独仏伊西で導入に合意。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-3536.html
2012-06-24


ですから、消費税増税を含む「社会保障削減と増税の一体化・威嚇法案」が成立することを私は容認できません。もちろん、消費税増税反対の見解をもっています。そして、その見解は、いろいろな情報にあたったうえで記事をたくさん書いてきたように、消費税を含む税制全体の現実と論理にもとづいて、自信をもって主張しています。

ですから、消費税増税賛成派と消費税増税反対派をくらべたら、消費税増税反対派の方を支持します。ただ、消費税増税反対派の国会議員にもいろいろいるので、それぞれの議員の主張の中身を聞かないと単純に支持するわけにもいかないという条件がつきます。

そういう条件はつきますが、流動化する政局をにらんで、与党である各民主党議員の態度を観察して、次の国政選挙で落選すべき人か、民主党という枠をはずしても国会議員として引き続き活躍してほしい人かを、政局面や人脈面からではなくて、政策や政治哲学の面から見極める時が近づきつつあります。

与野党をまたぐ大政党三党であるミンジコーによる事前合意は国会審議を形骸化させるものであり、このような野合を実行する三党は民主政治を殺していると言って過言ではありません。しかし、民主党の中には、この消費税増税のための野合に疑問を持つ人がある程度います。

そのような民主党議員の中から、少しでもましな議員を注意深く選び出さなければなりません。消費税についてどれだけ深く考えているかがその一つの判断基準になるでしょう。

政局の予測はむずかしいですが、それぞれの議員の資質を見抜くことは可能ですし、それこそが有権者に求められることです。




村野瀬玲奈の秘書課広報室 様
2012-06-26
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-3541.html

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