...memo

2012年6月27日

国会議員ぐらいは簡単に騙されないリテラシーを　～怪文書、ゴミ報道に

ちょっと長いですけど、聴き応えのあるインタビューです。
2012年6月26日（1:29:14）
併せて、岩上さんのツイートから抜粋します。

･･･　岩上安身氏　有田芳生議員 インタビュー　･･･
http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2012/06/post_2398.html#more
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有田芳生議員 インタビュー120626 .flv



岩上安身 ‏@iwakamiyasumi

有田芳生議員のインタビュー
16時15分より有田芳生議員のインタビューを中継！本日発売の「SPA！」にも掲載された小沢夫人の手紙の真偽について、また幅広く政局などのお話も伺います。

2 有田芳生議員インタビュー開始。岩上「小沢夫人の手紙とされるものが、全国の陸山会サポーターなどに届けられた」有田「これがその怪文書。参院の名前は手書きで、衆院はラベルが貼ってあった」

3 岩上「その前に消費税増税の話を。賛成363人、反対96人、このうち民主党が57人だった」有田「夜中の2時20分までの会議含めて、議論をずっと聞いていると、細かい議論。大きな青写真が見えてこない」

4 有田「消費税上げるというのはわかるが、では私たちの生活がどうなるのか、というのはさっぱり見えてこない。街を歩けばわかる。賛成なんてこれっぽっちもいない」

5 有田議員「以前消費税を上げたときに、所得が大きく冷え込んだ。金曜の夜に岡田副総理が『地元に帰ったがほとんど賛成でしたよ』と言っていた。岡田さんは街を歩いていないとわかる」

6 有田議員「また大飯再稼働問題もある」岩上「毎週金曜日に首相官邸前で抗議行動が行われている」有田議員「私も今週参加する予定。これが10万人になれば政変が起きるという話も。1970年代の安保改定の時以来では」

7 有田議員「新聞記者だった本多勝一さんが言っていた『原稿・論文を書く時には自分のお母さんがわかるような言葉で書かなければならない』という言葉。政治にも当てはまる。国会に来てびっくりした。皆専門用語ばかりで言葉が古い」

9 有田議員「まず、小沢夫人は10年前から自宅に住んでいない。3月25日にどうという話がわかるわけがない。また放射能がが怖くて逃げた、というのもおかしい。彼は3月中に被災者にも行っている」

10 有田議員「そもそも内容自体が間違っており、おかしい。文春だけを読んでいる人は、小沢さんはなんて酷い奴だということになる。ウォルフレンがいうような『人間破壊』」

11 岩上「この記事が読売に載り、何者かによってコピーが送付される。政治的謀略としか思えない。会員へ過送付するだけでも莫大な金がかかる」有田議員「立花隆さんなども、裏を取らずに小沢さんを批判した。この批判精神の無さにはがっかりした」

12 有田議員「まず、小沢さんは放射能で逃げてない。大阪のとある議員は、秘書ともども福島事故時、大阪へ逃げた。そういうけしからん議員はいる。しかし、小沢さんは逃げてない」

13 岩上「問題が2点。まずこれが小沢夫人の書いたものか。そして、内容の真偽。この2つは分けなければならない。文春側は筆跡鑑定をしたと言っていたが、有田さんも独自に夫人の直筆を手に入れた」

14 有田議員「小沢夫人と20年来の付き合いの方から直筆を取り寄せた。横書きと縦書きの違いがあるが、筆跡が全然違う。また、政治の世界には『代書屋』という人たちがいる」

15 有田議員「議員が支持者へのお礼などを忙しくて書けない時に、筆跡を真似て書く人たちがいる。また、本人の筆跡で書けるソフトも存在する。なので、これが夫人の筆跡かどうかより、中身の真偽が重要」

16 有田議員「まず、僕は小沢グループでも何でもなく、独立派。国会に来てがっかりしている事のひとつは、この人に相談したいという人がいないこと。その中で、この人は凄いなと思うのが小沢一郎。大局を見ている」

17 有田議員「小沢さんに今オススメの本を聞くと、『鄧小平の娘のモウモウさんという方の本が面白い』など、興味深い事を言う」

18 有田議員「去年10月位、小沢さんと飲んだ時に被災地に入らなくて良いのか？と聞いた。小沢さんは『権限が与えられていないから、入っても何もできないんだよ』と答えた」

19 岩上「岩手県知事から、被災地入りすると警備等が大変だから来ないでくれ、と言った。それよりも東京で省庁相手に折衝する方が」有田議員「仙台空港の復興などにもかなり尽力しているが、小沢さんはそれを語らない」

20 有田議員「小沢さんは『びっくりするねぇ』とだけ。小沢さんは弁解も何も語らない。それが人生観。夫人やお子さん含め家族が登場しない、というのも小沢さんの特徴」

21 岩上「まず離婚している、というのは間違い。小沢事務所も『離婚はしていない』と。また8年前に隠し子が、というのも間違い。これは20年以上前から報じられている」

22 岩上「311以降、小沢事務所が空になったという話は聞かない」有田議員「秘書のカワベさんが夫人に会ったというのは事実だが、そこで話した事が歪められて報じられている」

23 有田議員「この手紙はよくできている。ストーリーになっている。また、地元の後援会幹部に送られた、という話だが、うちには来てないよ、という事を言う幹部が大勢いる」

24 有田議員「『SPA！』で対談した藤本順一さんも反小沢。その方と小沢グループでない僕がこのような対談をしたのか。それは『フェアじゃない』ということ」

25 有田議員「一番大事なのは、書かれている内容が事実でないことが多いこと。それが政治文書として反小沢の武器になっている」岩上「気になる事が。議員ではない一般の方にもこの怪文書が届けられている。個人情報はどこから？」

26 有田議員「身内しか考えられない。送付したお金の出所しかり、非常に不気味。週刊誌が面白いとして出すというのはまだ良しとして、新聞社は中身の検証をして報じなければならないはず。読売新聞をあげて増税前に反小沢の布陣をはった」

27 有田議員「そしてこの読売記事が、実際に増税に揺れる議員の切り崩しに使われた。議員の中には週刊誌に対するリテラシーが無い人もいる。そういう人は信じてしまう」

28 有田議員「国会で検察改革の問題として田代捏造報告書について質問した。すると野党の議員は小沢裁判について質問したと思い込んで『非常に違和感を感じる』と反論してくる」

29 有田議員「法務委員会でも『週刊誌に書かれているように、放射能が怖いと言って逃げるような議員は』と言う議員がいる。議員の切り崩しだけでなく、国会でもこのように使われてしまう」


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