2030年原発比率…パブリック・コメントの書き方
- カテゴリ:イベント
- 2012/07/18 22:34:18
...memo
「2030年原発比率」についてのパブリック・コメントの書き方
パブコメ締切延長 8月12日18時まで
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/k/a/l/kaleido11/20120716-1.jpg
河野太郎 @konotarogomame
ひっそりとエネ環境会議のエネルギーの選択肢へのパブコメが始まりました。 http://www.npu.go.jp/policy/policy0 … パブコメで、きっちりと国民の意思を示せないと、このままエネ庁のシナリオそのものになります。ぜひ、よろしくお願いします。
https://twitter.com/konotarogomame/status/221219128105631744
・6月29日に 、政府の「エネルギー・環境会議」(長:古川国家戦略担当大臣)は 、2030 年のエネルギー・環境に関する3つ選択肢(原発依存度を基準に、①ゼロシナリオ、② 15%シナリオ、③ 20 ~25% シナリオ) を取りまとめ ました 。
・パブリック・コメントは、年齢制限など一切なく、誰でも意見を送ることができます。
・(1)HP入力 、(2) FAX、(3)郵送 のいずれかの方法により 、平成 24 年8月12日(日)18 :00 までに提出のこと。
【提出期限】平成 24 年8月12 日(日)18 :00 (必着 )
政府は8月末には、「エネルギー基本政策」の決定に進んでしまいます。
以下のリンク先(pdfファイル)に行くと、パブコメの送り方についての簡単な案内と、HP入力フォームにつながります。
「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント)について
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120702/20120702.pdf
管理人:
パブコメを書くときの留意点:
「御意見が100 字を超える場合は、御意見の概要(100字以内) も併せて御提出下さ い」と書かれてあるので、長いパブコメは敬遠されると考えておきましょう。
パブリック・コメントの意味:
モンサント社の要請に対するパブリック・コメントで、詳しく書きました。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-600.html
必要な箇所だけ、お読みください。
書くときのポイント:
100字以内が理想。
大勢の方がコメントを寄せると思われるので、長いコメントは上っ面しか読まれない恐れがある。
まず、タイトルをしっかり明記すること。
コメントの冒頭で「エネルギー環境に関する選択肢」に対する意見と明記して、その次の行に、出来れば100字以内の内容をインパクトのあるキャッチコピーで表すと効果的。
内容は一点に絞る。
何でもかんでも入れ込んでは、結局、何が言いたいのか相手に伝わらない。
管理人の見方(あくまで個人的な見方です):
今回の「3択方式」では、最初から「2030年までに」と前提条件が付けられています。
明日にでも巨大地震が襲ってきたら、と心配している人の気持ちは斟酌していないのです。
また、ほとんどの地震学者が日本が巨大地震周期に入ったことを警告していること、全国の原発の貧弱な安全対策、なども勘案していないのです。
まず、このパブコメ募集の前提が、「2030年までは原発はゼロではない」と言っているのです。
これは、問題です。
最初から「2030年までは原発を動かす」という意味合いが、すでに忍ばせてあるからです。
管理人の見方は、このパブリック・コメント自体が茶番であり、エネ庁による悪質な騙し的要素を含んだものである、というものです。
で、私なら、以下のようなパブリック・コメントを送ります。
100字以内(タイトルは除く)のインパクトのあるコメントを第一に考えると、こうなります。
...
エネルギー環境に関する選択肢」に対する意見
「2030年に原発0」ではなく、「即刻、原発0」を主張
《即原発ゼロへ。弱者の保護を優先》
大飯原発、志賀原発、敦賀原発。ほぼすべての原発直下に活断層。日本の多くの地震学者の共通見解は「巨大地震のサイクルに入った」。2年程度の計画停電も受け入れよう。ただし、病人、被介護者、子供、老人は守らなければならない。
...
エネルギー環境に関する選択肢」に対する意見
「2030年に原発0」ではなく、「即刻、原発0」を主張
《政府は本腰を入れて再生可能エネルギー開発に尽力すべき》
このパブコメ募集の前提が「2030年までは原発が維持される」というもの。前提自体が国民を騙すトリックだ。再び事故が起これば、日本は再起不能になる。政府は自然エネルギー比率を増やすスケジュールを国民にしっかり示すべき。
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エネルギー環境に関する選択肢」に対する意見
「2030年に原発0」ではなく、「即刻、原発0」を主張
《経済復興には国民の「未来への希望」というエネルギーが必要だ》
政府は経済再生と経済復興というけれど、毎年、再生可能エネルギー比率が増えていくことが国民の活力を生み出す。放射能の危険から開放されれば、日本は飛躍的に成長する。求められるのは国民のほうではなく、官僚の頭の中のパラダイムの転換だ。
...
これは、あくまで私の考えです。
みなさんは、ご自分の言葉で書くことが大切です。
ただし、上の例文を流用しても、まったく差し支えありません。
「2030年に15%」を主張する人は、「明日にでも原発0」を主張すべき
「2030年に15%程度の原発比率は仕方がない」と考えている人は、ビジネスで丁々発止の経験がない人です。
「15%」を主張すれば「20%以上」になるでしょう。
相手が誰かを考えてください。
あなたと違って、理性的な人々ではないのです。
だから「15%程度は仕方がない」と考えた時点で、あなたは「20%以上」を認めたことになるのです。
少なくとも相手は都合のいいように、そのように解釈します。
だから、結局すべての人が「明日にでも原発0を」と主張すべきなのです。
カレイドスコープ
Wed.2012.07.18
「2030年原発比率」についてのパブリック・コメントの書き方
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1437.html
...
・・・こんなアレンジは如何でしょうか。^^
エネルギー環境に関する選択肢」に対する意見
「2030年に原発0」ではなく、「即刻、原発0」を主張
《即原発ゼロへ。原発は核兵器と同じ、破滅の道》
放射能を撒き散らすという点では核兵器と変わらない。世界の原子力専門家の多くは危険性を十二分に認識している。政府は「使えない技術」であることを隠蔽してきた。「技術論」には、その実例が列挙されている。
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