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遺伝子組み換え作…殺虫性成分を胎児や妊婦から検出


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遺伝子組み換え/クローン食品

遺伝子組み換え作物の危険性 カナダの大学病院で、殺虫性成分を胎児や妊婦から検出 印鑰智哉


 遺伝子組み換え企業は遺伝子組み換え作物は安全であるといい続けてきた。しかし、その安全神話が崩れ始めている。

 Bt遺伝子組み換えトウモロコシは害虫が食べると毒となるタンパク質を作り出す。これまで遺伝子組み換え企業は遺伝子組み換え作物が作り出す殺虫性のタンパクなどの有毒成分は腸で破壊され、体外に排出されるので無害であると説明してきた。

  しかし、妊娠した女性の93%、80%の胎児からこの有毒成分(Cry1Ab)が検出されたという調査結果が2011年にカナダで発表された(Bt toxin found in human blood is not harmless)。この研究を行ったのはシェルブルック大学病院センターの産婦人科の医師たちだ。彼らは30人の妊娠女性と39人のまた子どもを持って いない女性から血液のサンプルを調査した。遺伝子組み換え経緯の有害物質が93%の妊娠女性の血液(30人のうち28人)から検出され、80%の女性 (30人のうち24人)の臍帯血からも検出された。妊娠していない女性のケースは69%(39人のうち27人)。

 この毒素は遺伝子組み換えトウモロコシを飼料とした家畜の肉や牛乳、卵などを食べた結果と考えられる。遺伝子組み換え関連の有害物質が妊娠した女性、胎児、妊娠していない女性の血の中に存在していることをこの調査は初めて明らかにしたものだ。

  しかし、この問題は米国・カナダに留まることはない。なぜならば日本での飼料の自給率は20%台に過ぎず、圧倒的部分は米国からの輸入であり、米国での大 豆生産の93%、トウモロコシの86%が遺伝子組み換えであるという(2009/2010 Genetically modified food Wikipedia)。つまり米国で起きているGM飼料を通じた有害物質汚染は日本でも起きていると考えざるをえないからだ。


◆急増する除草剤ー枯葉剤2,4-Dまでもが再登場

  遺伝子組み換え技術は明らかに行き詰まっているといわざるをえない。まず米国でモンサントの除草剤ラウンドアップに耐性の付いたスーパー雑草が急速に増え 出している。ラウンドアップの効力が落ちる中、利用量が急速に増加し、さらに雑草が耐性を獲得していくという悪循環に陥り、さらに強力な除草剤として、ベ トナム戦争で使われた枯葉剤の成分の1つである2,4-Dに対応した遺伝子組み換え種子が開発され、今後はラウンドアップと混ぜて使われる可能性が指摘さ れている(現在認可のためのパブリックコメント実施中)。また害虫には毒となるタンパクを作り出すというBt遺伝子組み換えも、害虫が耐性を獲得して効力 を失っているという。EPA Seeks Information on Resistance in Genetically Engineered Plants 殺虫剤を噴霧しなくてもいいという宣伝はすでに偽りとなってしまっている。

 90年代後半アルゼンチンを通じて、南米 にも 遺伝子組み換え企業は無理矢理入っていき、あっという間にアルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ボリビアの大豆の大多数を遺伝子組み換えに変えてしまっ た。農薬による汚染が急速に高まり、土地の強奪も伴ったこうした動きには最近、疑問が呈されるようになってきている。インドでは遺伝子組み換え木綿を導入 したために30分に一人の農民が自殺するという事態に陥り、インドの木綿生産も打撃を受けた。EUは遺伝子組み換えに対して極めて懐疑的である。ドイツの 遺伝子組み換え企業BASFはEUでの遺伝子組み換え種子市場の困難さゆえにドイツの本部を米国に移転した。そして最近、中国が遺伝子組み換え禁止の方に 舵を切ったとされる。

 しかし、遺伝子組み換え産業はその米国政府と密着した政治力を使って、こうした世界の反対を抑え込み、さらなる 拡 大を狙っている。遺伝子組み換えを導入しようとしないEU各国政府に対して米国政府が恫喝しようとしていたことはすでにWikiLeaksで暴露されてい るし、アフリカの食料援助では遺伝子組み換え種子の利用が米国政府によって押しつけられているが、アフリカ諸国もその危険さゆえ、激しい抵抗をしているの が現実である。


◆求められる飼料の自給と非GM飼料の確保

 遺伝子組み換え種子が当初うたわれていたような効能は持た ず、ひたすら農薬使用の増加をもたらしている。こうした状況で生産される飼料を使っている限り、食の安全は確保できない。特に妊婦はこうした飼料で育てら れた肉は避けるべきだろう。それは米国産肉に限らず、国産肉であったとしても飼料次第では同様の結果を生む。

 日本では残念ながら遺伝 子 組み換えの飼料を使った肉かどうか表示されていないため、スーパーで肉を買う場合などは知ることが極めて難しい。可能な方法としては、肉を食べない、ある いは信頼できる生産者から直接買う、あるいは生協を通じて確保するくらいしかないのではないか。

 今回の他にも遺伝子組み換えがもたら す 健康被害の情報は最近激増している。たとえば、モンサントの開発した除草剤グリフォサートとBtの毒成分(Cry1Ab)は腎臓の細胞を破壊する(Bt Toxin Kills Human Kidney Cells)。免疫に影響を与えるとする研究も多数。

 これまでモンサントなど遺 伝 子組み換え企業は遺伝子組み換えが健康や環境に被害をもたらすとする研究を発表しようとした独立した研究者を弾圧して、その発表を妨害したりして、情報を コントロールしてきた。しかし、フランス、カナダ、アルゼンチンなど遺伝子組み換えの危険を指摘する研究が続々と出てきた。日本のマスコミがこうしたこと を一切報道しないのは、これらの企業による訴訟などの圧力を恐れているのではないかと思われる。

 遺伝子組み換えがもたらす健康被害の情報が最近多すぎるほど出回っているのに日本のマスコミではまったく報じられない。原発事故前に原発の問題が報道されなかったように、遺伝子組み換えも大きな被害が出るまで報道されないのだろうか。





日刊ベリタ
2012年04月02日
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201204021309561



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・カナダでの研究の和訳記事 ~未来に残すものはなに~
http://blog.sq-life.jp/toni/log/cat151/005356.shtml

・原文
http://www.dailymail.co.uk/health/article-1388888/GM-food-toxins-blood-93-unborn-babies.html#comments

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2012/08/07 20:43




未来に残すものはなに


おかえりなさい

最近、和訳した文章ばかりですが、今回は和訳を要約して書きます。

GMってご存知ですか。
遺伝子組み換え(Genetically Modified)の略です。

GMの製造をしている組織は、そこに含有する有害物質は、人体の腸内で破壊されるため、影響はないと報告してきました。

しかし。
アバター
2012/08/07 20:42

妊婦さんの胎内、そしてへその緒をテストしたところ、
害虫のみを殺し、人体には影響がないと「言われて」いた、遺伝子組み換え植物中の有害物質は、妊婦と胎児の血液中に流れていることが発見されました。

この画期的な研究により、分析対象となった妊婦の血液サンプル93%、および、へその緒の血液サンプル80%から、化学物質が検出されたのです。

北米と南米では、数百万エーカーの畑で、遺伝子組み換えトウモロコシを植えています。その作物は、英国を含む世界中の多くの国に輸出され、飼料や食品に使用されています。

害虫駆除のために開発された、この薬品が、結果として、これらの有害な作物を使用した食品を通じて、確実に胎内の赤ちゃんにも伝えられているということです。

現在、どれほど有害であるかは、まだ証明されていませんが、
これによって起こりうる影響は

アレルギー、不妊や流産、身体異常、または癌の可能性すらある、と言われています。
遺伝子組み換え産業は、これらの化学物質が人間とほかの動物の体内に入ると、大腸で破壊されて排出されるため、無害である、と言い続けてきました。

しかし、最近の研究により、危険性が知られ、英国を含む欧州各国では、遺伝子組み換え植物を拒否するようになっていきました。
世界中の遺伝子組み換え食品に関する「安全を証明する評価研究」は、なんと、GM産業による出資で行われていたのです。
それじゃあ、安全って言うにきまってるよね。


カナダのケベック州、シャーブロック病院付属大学の産科、産婦人科部門の研究者や医者達が、個人的に新たな研究を始めました。
彼らは、妊婦30人、妊娠していない女性39人の血液検査を行いました。

GM植物に関連する農薬の残留物を検出するためでした。

検出対象の薬品は、Bt-toxinと呼ばれる物質をはじめ、とうもろこしその他の植物に組み込まれるものです。

Bt-toxinについてはこちらを参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E7%B5%84%E3%81%BF%E6%8F%9B%E3%81%88%E4%BD%9C%E7%89%A9
アバター
2012/08/07 20:41

結果、妊婦93%(30人中28人)の血液から、Bt-toxinが検出されました。さらに、へその緒からの血液サンプル30中、24に同じく検出されました。

妊娠していない女性の血液からは、67%(39人中、27人)検出されました。

これらの有害物質が検出されたのは、おそらく、遺伝子組み換えの飼料を食べていた動物の肉、乳製品、卵を人間が食べたことが原因ではないか、と言われます。

カナダの研究チームは、科学系雑誌「Reproductive Toxicology」(生殖毒性学)に、こう答えています。

「これは、妊娠前、妊婦、胎児の血液中の、遺伝子組み換え作物中の農薬残留に関して、初めて行われた研究である」

Bt-toxinの血液残留は明確で、それが胎盤を通して赤ちゃんに与えられることも明らかである、とも述べています。

また、彼らは、この環境有害物質の有毒性、胎児への影響について広く知らせるために、さらなる研究が必要である、とも述べています。

哺乳類には食べても無害である、とされてきたBt-toxinが、人体の消化器官で生き残り、血液を介して拡散することがわかったのは、重要な発見です。


GM産業をかばう政府機関などは、もちろんこの研究結果を「信用に値しない」と言うことでしょうね。

今回、参考にした英文の記事はこちらです。
http://www.dailymail.co.uk/health/article-1388888/GM-food-toxins-blood-93-unborn-babies.html#comments

私たちが未来に残したいものは、なんでしょうか?

健康な体と心が育つ環境?
互いに思いやり、人間だけではなく、この地球上に生きるすべての生命が自由である、そんな世界?

それとも

嘘で美化・称賛・正当化された、略奪と支配、権力と争いの世界?

人間同士のみならず、

すべての生命に対し、奢りたかぶり、破壊を続ける大人の世界?

何を信じるかは、一人ひとりの自由です

何かを信じるために、あなたは何をしますか?


SQ Life
2012年07月25日
http://blog.sq-life.jp/toni/log/cat151/005356.shtml






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