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アメリカによる日本への兵器売却


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2012/12/12(水曜) 22:24
アメリカによる日本への兵器売却

アギーギー解説員

アメリカ国防総省が、議会に対し、日本のミサイル防衛力を強化するため、4億2100万ドルの武器を売却することを承認したと伝えました。外国への武器売却を担当するアメリカ国防安全保障協力局は、「日本から、防衛システムの強化に関する要請があった」と発表しました。アメリカ議会は、30日以内に、この売却を受け入れるか否かを決定します。この計画が承認されれば、アメリカのロッキード・マーチン社が主要請負業者となり、新レーダーシステムなどを含めた設備が日本に売却されることになります。

 

日本は、北朝鮮の脅威に対抗するための防衛力の強化に向け、これまで、莫大な費用をかけて、アメリカから各種のミサイル防衛システムを購入してきました。最近の決定も、こうした努力の一環です。

もちろん、日本のミサイル防衛力の強化は、東アジアにおけるミサイル防衛システムの配備に向けたアメリカの戦略として見なすことができます。アメリカは、すでに、青森県に対弾道ミサイル「Xバンドレーダー」を配備しています。アメリカのパネッタ国防長官は、9月に森本防衛大臣と会談した後、「アメリカと日本は、日本におけるミサイル防衛システムの配備に関して基本的な合意に達している」と語りました。

パネッタ長官は、このシステムの配備は、北朝鮮の脅威に対抗することのみを目的にしたものだとしていますが、中国の関係者は、アメリカと日本の決定に不満を示しました。この合意が発表されたのは、尖閣諸島の領有権を巡る日本と中国の対立が高まったときでした。アメリカは、新たな戦略の中で、中国をけん制するためのアジアでの軍事駐留の強化を重視しています。

アメリカは現在、アジアの艦船にミサイル防衛システムを配備していますが、それは、作戦の範囲を広げるためのものです。アメリカの日本における新たなミサイル防衛システムは、アジア・太平洋地域でのアメリカの軍事的な優位を保つための新たな戦略の一部です。専門家は、「アメリカは、ヨーロッパのミサイル防衛計画をモデルにし、この計画をアジアで試そうとしている」と語っています。

明らかに、ミサイル防衛システムをアジアに拡大するためのアメリカの戦略は、日本の防衛力の強化と共に行われており、ロシアと中国の反発を招くことが予想されます。特に、アメリカの最近の措置は、アジアでの中国の力をけん制することになるでしょう。そのため、評論家は、こうしたアメリカの行動は、アジアでの兵器競争の拡大につながると見ているのです。

http://japanese.irib.ir/news/%E6%9C%AC%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF/item/33828-%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%85%B5%E5%99%A8%E5%A3%B2%E5%8D%B4

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