Nicotto Town



★ 詐欺


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2013年01月09日13:36

★ 詐欺

カテゴリ医療という業界

先週、62歳女性が「肺がん」のセカンドオピニオンを求め来院された。彼女は、近藤誠・著「患者よがんと闘うな」を読破されていたにもかかわらず、職場検 診(CT)で発見された肺がんの手術(右肺上葉部分切除と中葉切除術そしてリンパ節廓清術)を 2年前に受け、術後から「ユーエフティー」を処方されていた。そして、驚いたことに術後、横浜の病院で「活性化リンパ球療法」を受けていた。相談の主な内 容は「最近、左肺に影が見つかり、切除術を勧められているがいかがなものか」。

 私の助言は「症状が無いのに手術を受けても、得るものはありません。様子見がベストですよ」、「ユーエフティーは有害無益なので即刻中止してください」そして「活性化リンパ球療法は、何の効果もないのに法外な料金をとる、これは詐欺以外の何ものでもありません」。

 それにしても、活性化リンパ球療法、LAK療法、NK細胞療法などなど、何の効果も無いのに効果を喧伝し、患者を集め一回数十万円をぼったくる、大学病 院でもかかる行為を施行しているところがあると聞く。これは、藁をもつかむ患者を鴨にした立派な詐欺です。被害者が訴えれば詐欺罪*が成立すると思うが、 被害者の生存期間は限られている。同じ文脈で、「効果の無いユーエフティー」を長期処方するのも詐欺に近いと思う。すると、転移がんに延命効果の無い治療 を「標準治療」と称して施行するのも詐欺に近いのではないだろうか。
*詐欺罪とは、人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たりする(例えば無賃宿泊をする、無賃乗車するなど、本来有償で受ける待遇やサービス を不法に受けること)行為、または他人にこれを得させる行為を内容とする犯罪のこと。刑法246条に規定されている。未遂も罰せられる(250条)。


リー湘南クリニック leeshonan@gmail.com  拙著「癌患者を救いたい PSA検診のウソ」(正誤表)




院長ブログ 異端医師の独り言
http://blog.livedoor.jp/leeshounann/archives/51945458.html
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2013/01/11 00:58



…薬漬けの理由…患者は“金のなる木”

カテゴリ:美容/健康
2013/01/01 11:45:15
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=689818&aid=46909348


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