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北朝鮮の核はどれくらい危険?

2月イベント ニコッとクエスト~チョコレートの森のどうぶつたち~

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...memo

北朝鮮の核はどれくらい危険?

>> http://m.ruvr.ru/data/2013/02/19/1339115422/4610367871_fcf9b5d270_o.jpg
Photo: Flickr.com/John Pavelka/cc-by
   
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)はこれから数年の間に、50年代末にソ連が達成したレベルに達し、核・ミサイル大国へと変貌する構え。世界のマスコミは北朝鮮の核・ミサイルのポテンシャルの呈する脅威について多く報道する一方で、この脅威を現実的なものとしては評価していない。

   冷静な分析では北朝鮮の核ポテンシャルは世界の基準に照らせばゼロに等しく、近い将来にそれが明らかな変化を見せるとは考えにくいとされている。北のミサイルはおそらく1箇所ないしは2箇所の都市を部分的に破壊するくらいがせいぜいだが、米国はおろか韓国の有する軍事ポテンシャルを破るためには全く不十分だ。しかも北の指導者らも、米国または他の核大国に一撃を加えれば、核大国の戦略的連合国に攻撃するのと同様、ただちに報復攻撃を喰らうだろうことはよく理解している。結果として国民の大半が犠牲になるだけでは事は済まず、北朝鮮エリートの大半も死にいたるだろう。また将軍、高官らも奇跡的に地下壕や核シェルターに逃れたとしても、ニュルンベルグ裁判と同じ構図が待ち受けている。核兵器の使用を禁じるタブーを犯した北朝鮮指導部を全世界は絶対に許しはしない。このため、北朝鮮は米国、日本、韓国に核の先制攻撃を行なうことはまずありえない。こうして北朝鮮の核兵器は第1に抑制の手段であり、その主たる課題は北朝鮮自体が外からの攻撃を受けたり、国内に何らかの騒動や革命がおきた場合、蜂起者らが外からの支援を受ける可能性を最小限度にとどめることにある。北朝鮮の上層部は世界を相手に勝とうとか征服しようなどとは毛頭考えておらず、主たる課題は自分たちの権力と特権を守ろうというほんのささやかなものなのだ。しかしだからといって、北の核プログラムが無害なものとはいえない。これは実際に世界に脅威となるものだ。だがこの脅威はおそらく直接的なものというよりは間接的なものだろう。

   まず、北の核プログラムは危険な前例を作り出した。インド、パキスタン、イスラエルといった3つの新興核保有国とは異なり、北朝鮮は1968年の核不拡散条約には一度も署名しておらず、非常に疑惑の多い、狡猾な態度を示した。つまりこの国はまず条約に署名し、その状況を利用して核技術へのアクセスを手にしておきながら、一方的に条約を破棄したからだ。この行為が何の咎めも受けないのであれば、核不拡散条約のほかの加盟国だって北朝鮮の例に倣おうという誘惑に駆られかねない。

   第2に、北朝鮮指導部は大枚をはたこうという相手には核技術やプラントを 売却する用意があるのではないかという疑惑が大いにある。過去にこの国は売れるものであれば麻薬でもなんでも全て売ってしまおうという態度を見せて顰蹙をかった。北朝鮮指導部がいかなる状況に立たされても核やミサイルの技術を他には売却しないとはとても信じがたい。

   第3に、核兵器を生産し、所持することから深刻な事故が起きないともいえない。北の行なった無許可のミサイル発射実験は技術的なミスないしは誤解の結果ではないかという説さえ存在する。冷戦時代、米ソが技術的な欠損で幾度か核戦争開始の瀬戸際までいったことがあった。北朝鮮の技術は2つの大国のそれよりも信頼性が低く、技術的なトラブルで戦争が起きる危険性ははるかに大きいのだ。

   第4に北朝鮮の核プログラムは東アジアにおける核軍拡競争をうみ、日本、韓国、台湾もそのうち核保有国となるのではないかとう多少の、しかし現実的な危険性がある。

   このため、北のミサイル、核技術者の成功を喜ぶには及ばない。彼らが尽力した結果、我々の世界はより危ない場所になってしまう。しかしながら打ち上げ、実験が成功したからといって、その危険性を過度に吹聴するという極端な行為に走るもの、また避けねばならない。


ロシアの声
19.02.2013, 16:09
http://japanese.ruvr.ru/2013_02_19/105334092/
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