2012.9.17.風と雨
- カテゴリ: 日記
- 2012/09/18 05:56:15
黒い雲が駆けて
涼を呼び込んだ
びゅうびゅう吹き抜けて
空気を清め去る
一瞬の青空
再び黒い雲
怒濤の水滴が
辺りを塗り尽くす
行ったり来たりしながら
名残惜しむように
やって来る季節を
迎え入れる...
黒い雲が駆けて
涼を呼び込んだ
びゅうびゅう吹き抜けて
空気を清め去る
一瞬の青空
再び黒い雲
怒濤の水滴が
辺りを塗り尽くす
行ったり来たりしながら
名残惜しむように
やって来る季節を
迎え入れる...
夏の気配を残しつつ
涼しい風が告げていく
落ちる木の葉も語ってく
間もなく季節が替わること
そんな気分に誘われて
ちょっとお部屋の模様替え
駆けて巡った雑多な日々に
思いを馳せて整える
賑わう人だかり
今日は運動会だ
向かいの敷地に
近付いてみれば
小学生の兄姉を
熱心に指差して
彼処に居るよと
身振りで伝える
幼い瞳を輝かす
家族との休日に
眩しい光の向こう側
ずっしりずっしり逞しく
風に吹かれてやって来る
港で船を見上げたように
大きな影が迫り来て
いよいよ風が強まれば
ぽつりぱちぱち大粒の
滴を辺りに振り撒こう
俄に静けさ呼び込んで
すっかり洗い流すだろう
パンと張る
一面の
青の他何一つ
これから描かれる
一面の色は
それだけで既に
途方もなく透き通る
いずれ雲が渡り
陽射しは色合いを変え
幾つもの何もかも
描き込まれて行くのだろうけれど
すべて受け止めるの...