Nicotto Town


ユウの想いごと


主に読書とか映画とかの感想です。

小説『ザ・ロード』

コーマック・マッカーシー 著『ザ・ロード』を読みました。
コロナ禍で外出を自粛しているせいか最近テレビでお笑いやバラエティ番組をみる時間がぐっと増えてきたのでせめて読書は硬質なものをと思いピュリッツァー賞受賞作で映画化もされたという本書を選んでみました。
街と自然が焼き尽くされわずかに生き残った人間...

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小説『薄情』

絲山秋子 著『薄情』を読みました。
たまには現代の日本を舞台にしたリアリティのある地に足のついた小説を読んでみたいと思いネットでいろいろと調べた結果本書にたどり着きました。
群馬県を舞台に将来は地元の神社の神主を継ぐ身ながら現在はアルバイトで生計を立てている男性が里帰りした学生時代の女友達と再会し時...

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小説『月と六ペンス』

サマセット・モーム 著『月と六ペンス』を読みました。
『新潮文庫の100冊』のラインナップを眺めていてタイトルのかっこよさに惹かれ購入してみました。
ロンドンに暮らす若い作家の男性が交流のある婦人から突如失踪した夫の捜索を依頼されパリに赴くという話で。
作家の回想譚というかたちで株式仲買人から40歳...

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小説『紫苑物語』


石川淳 著『紫苑物語』を読みました。
新国立劇場で上演されたオペラの原作として本書を知り購入してみました。
古代の日本を舞台に都の歌の家に生まれながら弓矢の修練にのめりこみ地方へとくだった若者が岩山に仏を彫り続ける男性と得体のしれない可憐な美女に出会うという話で。
おおまかに言ってしまえばエキセン...

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小説『すばらしい新世界』

オルダス・ハクスリー 著『すばらしい新世界』を読みました。
コロナ感染の終息が見通せず不要な外出を控えがちな今日この頃雨が降りつづき気分も暗鬱となりがちな今日この頃いっそのことディストピアな物語でも読んでとことんまで堕ちた気分を味わうのもありかもと『一九八四年』と並んでディストピア小説の元祖とも評さ...

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