Nicotto Town



№16 告げられた真実。

   

   そうだったんだ・・・・



   許していい事なのかな… 
  
                         どうすればいいんだろう。


  内心八雲

 №16  告げられた真実。


 「あ…昴…」
 「あ、茜さ、今から話せない…?」
 「ー…分かった。いいよ、入って。」
 「ありがとう…」

 昴は、茜が何か気まずそうにしているのを感じながら茜の部屋に入った。
 すると茜は部屋の椅子に座り、昴はベットに腰かけた。

 「昴。あのね、謝らなきゃいけない事があるの。」
 「…なに?」
 「あたしね、昴が新好きなの知ってて相談したの。」
 「っ・・・・で、それがどうしたの…?」
 (泣いちゃ駄目だ…我慢しなきゃ…先輩の前だけだもん…泣くのは…)

 「あたしね、新と昴が2人で喋ってたり遊んだり…
 あたしの知らない話したりしてるの見るのが嫌だったの。
 それで、同じ部活だったし、昴って1人ぼっち作らない子だから
 すぐ仲良くなってくれたじゃん。で、新と昴が2人きり作らないように…
 新とあたしが喋れるようにしてた…」
 「…続けていいよ」
 「っ…それで、昴に相談される前に昴に言っちゃえば、
 協力してくれるって思って…っだって昴…‼優しいもん‼
 絶対応援してくれるって思ってたもん‼っだから…‼
 最初は友達なんて思ってなかった…‼ただ昴が憎かったから…‼
 ごめん…‼ごめんね…本当に…」

 茜は泣きながら謝り続けた。
 茜に告げられた言葉を整理しながら、泣きそうになる自分を必死に止めた。
 (絶対先輩以外では泣かない。先輩が受け止めてくれるまで泣かない…)

 「…っで?それでどうしたの?話すのそれだけ…?あたし…いい?茜。」
 「…っう…うんっ…」
 「新の事。よろしくね。新が本気で笑えるのはあんたの前だけなの。
 新が本当の事言えるのはあんただけなの。
 星の前でもあたしの前でもしない顔を、あんたの前ではするの…!!」

 昴は必死に耐えていた。茜は昴の心がとても強くなっていて、
 元からずっと強かった事に今更ながらに気付かされた。

 「…じゃあね。あたし、全力で演奏者のサポートするから。
 絶対喜多高には負けない。」
 「あたしも…來桐には負けない。」(らいとう

 2人は笑顔でわかれた。
 昴はドアを閉めると、目の前に要が居てとてもホッとした。
 要が目に飛び込んでくると、すぐにその胸の中に飛び込んだ。

 「頑張ったな…よく頑張った…」
 「…あったし…泣かなかった…っ茜がっほんっとうの事話してくっれた…‼」
 「そっか…よかった。じゃあ帰るから。な?歩こう?」
 「っはい‼」

 2人は歩幅を合わせて、しっかり手を繋ぎながら歩いた。
 力強く、しっかり足を踏み出して。

 いやぁ~…
 昴お疲れですw
 次はコンクールかなぁ。・・・?

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2010/05/29 22:19
わ~♥
もうすぐ終わりだねェ~✿
あ、あのね、改装しようと思うんだけどコインが足りないからお願いできる??
ごめんね人(Α`;



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