Nicotto Town



以前はヤミノは負けてなかった

なにやらこのところエルドランにボコられるヤミノが定着してしまった。

全力で挑んでなお遠く及ばない
前はそんなことなかったのになぁ。
でもゴクアーク>>>>ヤミノリウスと考えると
エルドラン≧ゴクアーク>>>>ヤミノで
及ばないんだよなぁ・・・。

私は第一話、ガンバルガーと互角に渉っていた影ヤミノをとても高く評価しているのだけれど! 彼は直接戦えば相当の力があったはず!
"お手伝いしちゃお〜っと"の程度で魔王をひるませるほどの攻撃ができたんですよ!?
死力を尽くしたら割れた地球をつなぎ止めるくらいできたんですよ!?
そうは思わないかいシンジくん!


初期のVSエルドラン
復活ゴクアーク様は弱体化して人間型をしています>////<

 エルドランの銀竜の巨体が木々の間から確認できる。
 このまま身を隠していてやりすごせる相手ではない。が、今戦いたくはない相手だ。なんとか目を盗み封印石まではたどりつきたい。
 と、ヤミノリウスがほうきにまたがった。
「何を血迷うヤミノリウス! きさまで敵う相手ではないわ」
「だってくやしいんだもーん」

あーなんかむずかしいなあこういう漫画タッチのヤミノを文で書き出すのは。

「いま貴様に死なれては手ゴマがなくなる。戻れ!」
「手ゴマを使うなら今だと思いますぅ(≧ε≦)」
 何をむくれているか。
 だがたしかにそうかもしれない。自分の存在が知られてしまえば、エルドランはヤミノリウスなど目もくれずこのわしを消しにかかってくるだろう。見つかってしまってからしかけるのでは遅い。
「…そうだな。ではやつの注意をひきつけ、わしの動きを気取らせるな。神獣図鑑の使用まですべて許可する。ぬかるな」
 ははぁー! という承服の返事がいつもの声で返ってくると思っていた。しかしヤミノリウスから返ってきたのは予想外の不敵な、しかも不服の返事だった。
「もう一声いただきたいですね・・・」
 何…だと。
 思わず息をのんでヤミノリウスを見上げた。
 この上にある召喚はひとつしかない。
 神。
 確かにエルドランに挑むなら欲しい威力だろうが、かつてそれをした時のことを思い出す。まだヤミノリウスは本来の…竜の姿をしていた。神を喚び神を遣い、その代償に今のヒトの姿へと呪われた。忘れたわけもない。
 こんどは何と引き換えになるのか。
 ヤミノリウスは森向こうの銀竜を見やったままで、表情はみてとれない。
「・・・ならば、倒せ」
 それを聞いてわずかに やつが身を固くしたように見えた。
 勝算なく時間稼ぎなどと考えた己が恨めしい。自分は大魔界を統べる魔王なのだ。ヤミノリウスが仕えるのは偉大なる大魔王でなくてはならない。さっき"くやしい"と言ったのは逃げ隠れるわしの身のことだったか。
「御意のままに」
 やつは飛び去っていった。


はしょる。

魔導士ヤミノリウスの姿にエルドランは狼狽する。ヤミノリウスは闇野として暮らした青空町への愛着を語り、自分が破壊を望んでいないことを告げながら巧妙にエルドランの背後に青空町をおさめて立つ。
だから避けてくれるな、と言いおいてヤミノリウスは禍々しい詠唱を始めた。エルドランは町をたてに使われたことに気づき、避ければ町は消し飛ぶと直感した。全身で受け止める覚悟で身構える。

ゾイワコノイワコ マカイヤゾイワコ
暗く果てない魔界の森よりなお暗く
暗く冷たい魔界の海よりなお深く
金色(こんじき)たゆたう西の沼より
今こそ来たれ 我が前に

王の王、頂の頂、我らよるべなき影の祖よ
汝にこうべを垂れぬ愚かなるものどもに
等しく裁きを与えたまえ
ハズラムサライヤ

 あれが魔神か。とその姿を見てとる間もなく閃光と爆風がエルドランに襲いかかった。全身を飲み込む衝撃波。
 ゴクアークは爆焔のなか、肉が吹き飛ばされほとんど骨格ばかりとなった竜体をのたうたせるエルドランの姿を見た。なおも魔界の炎がそれを取り巻き、そのむき出しの体を灼いている。哭き声が天をふるわせる。だが・・・
「馬鹿な、こんなものではないはずだぞ……!!」
 ゴクアークの知るところの威力はもっと凄まじいものだった。それこそあとかたもなく消し飛ばしていてもいいのだ。
 召喚のリスクを考えれば手加減などあるはずもない。何が・・・!?

 見れば召喚したはずの魔神の姿がゆらぎ消えかけている。この人間界に固定するまでに至らなかったのだ。やつが召喚失敗をするなど… しかし現にヤミノリウスはよろめき、落下をはじめているではないか。
 自身の魔力に身がもたなかったのだ、ヒトという小さすぎる体に呪われている今の姿では・・・!


ですよですよ。このくらい強かったんですって。
強いヤミノ大好きー!




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