Nicotto Town



人が増えた 人が増えた 人が・・・・

いままで好き勝手にヤミノトークを垂れ流していたけど、こんなに常連がつくとは 想定外だわ。

いや、常連は今までもいたがROMだったからいいのだ。
カキコされると全然ちがう! 意識してしまう! なぜ今年になって急激にヤミノリウス好きが次々と表明をしてくるのだっ!

ここ数ヶ月、集客のメインカテゴリーだった虫記事ががっつり減った。
にもかかわらずランキングは上がっている!

どんだけ張り付いてんだよwwwwww

しかも旧来は正統に「ヤミノリウスが大好き!」な記事だったのに、いまやなんだかもう腐女子丸出しな… もう… なんでこんなことに…。
なんでこんなことに。

もうやめよう、もう描くまい、と決意も虚しくすぐ誓いを破るこの脳内垂れ流しの状況。憂鬱だわ。自己嫌悪だわ。
ヤミノの忠誠はこんなに毅然として揺らがないのに。



最後の一本は少しためらってへその下あたりに突き立てられた。
「ん・・・・・っく・・!!」
15本め。
ヤミノリウスはついに声をあげなかった。
エルドランがためらったのは、それが初めてボディへ損傷を与えるものだったからだ。
他の14本は全て四肢を磷り付けにしていた。命にかかわらないよう吟味して、角度も深さも充分に計算されて。気を失わないよう出血も最小限に抑えられていた。
全体の反応から、人間の体とは違うのがわかった。まあ腹に内臓があるわけもない。体内がどうなっているのかは見当がついた。ただ許しがたいのは…
「私に似せて創ったのか」
「どうだか」
ヤミノリウスに対する憎悪がいや増した。ヒト型魔界獣のうちの一匹ではないのだ。ゴクアークが側に侍らせるために、わざわざこれを "こう" 創ったのだ。許しがたい冒瀆。



突然のびっくり設定に私が驚く。
そうなのかよw
ヤミノはエルドランの似姿だったのかよwwww
ゴクエル・・・・新天地だわ・・・・
私はどこへいくの・・・・・。



髪をつかみ顔を向けさせる。相変わらず挑戦的な目でこちらを見返してくる…。気に入らない。
エルドランが手をかざすとヤミノリウスに突き立てられていた刃がすべて引き抜かれ、一本にまとまってその手に収まった。
ぐったりと四肢を投げ出した姿に問いかける。
「この世を統べる王は誰だ?」
「ゴクアーク様の他にない」
「私の名を忘れているなら思い出させてやらねばな」
切っ先を右肩に定めると左手でヤミノリウスの上腕を掴み、肩の関節に刃を突き入れねじり上げた。ごりっ、という脱臼の感触。
「が・・あぁっ・・!!」
ヤミノリウスがたまらず声を上げた。
みしみしと腱をちぎりながら腕がねじ切られていく。骨がお互いに離れ、その傷口から突き出して見える。
「ぎゃあ・・ああああああああっ!!」
とめどなく流れる血と同じほど、ヤミノリウスの叫び声も口から溢れ出た。
黒い血がエルドランの腕を染め上げた。
正確には血ではない。闇だ。凝縮された闇そのもの。
こんなものは命ではない。
だから 破壊するのに憐れみなど必要ない。
「あああああああ!!!」
ニセモノだ、こんなものは。
ぶらりとさがっている腕を両手で刃を構えて断ち切ってやった。
ヤミノリウスが身を丸めてその肩口をかばう。
先ほどまでぐったりとしていたくせにまだよく動く・・・!
残った手で肩を押さえているのを引きはがし、その手のひらを両手で捧げ持って見た。
「5本しかなくなってしまったが、充分か?」
ヤミノリウスの上げる叫びに明らかに興奮してエルドランの声も震える。返事を待たずその親指の爪が剥がされた。
絶叫があがる。

堪らない・・・・

長く尾を引く悲鳴に聞き入ってエルドランが歪んだ愉悦に浸る。
一本一本、嬲るように。充分に苦痛を味わわせながら。


叫び疲れる。
はあはあとヤミノリウスは地獄を耐えていた。
5回ともゴクアークの名を呼んだ。何をされようと、どんな責め苦であろうとこの忠誠は折れない。絶対に折れない…! だが・・・もう終わらせて欲しい…。そこにいて一瞥もくれないゴクアークの姿に、自然と目がすがる。赦しを請える身ではない。憐れみなど期待すべくもないが、報復の満足も憎しみも怒りも向けられぬ無関心さが悲しかった。
いっそ右目も失っていれば、こんなみじめは感じずにすんだかもしれない…。

爪のなくなった左手を捨てたエルドランが、そっとヤミノリウスの顎を持ち上げる。白銀の輝く肌に真っ黒い血のまみれたその指が異様に美しく目に見えた。
「口を開けろよ」
・・・・。
「私に抵抗するなという命令ではなかったか?」
開けようにも痛みに歯を食いしばっていて、顎を緩めるだけで精一杯だった。
エルドランが指をこじ入れ、牙の一本をつまんだ。何をされるのか、もう考えたくもなかった。




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